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初めて書き込みします。 以前、「不思議の国の自衛隊」著者と出版社は忘れました、すいません。 その本にミネベアの9mm機関拳銃は、一丁40万円相当する、 という記述があったので、正直驚きました、これは本当の話なんでしょうか? 個人的にはそんな馬鹿なってかんじなんですが… ジェリコマニア |
- 1 全くの新規開発であること。
2 調達数量がごく少ない事。
3 削り出しを多用した、あの手の機関短銃にしては贅沢な作りである事。
を考慮すればそれほど驚く価格ではないと思います。
その費用対効果比は別の話ですが。
(何が悲しゅうて大森製○所の弁護をせにゃならんのだ・・・心の叫び)
タイ駐在員
- ↑心中お察し申し上げます・・・(苦笑)
ちなみに調達が開始された平成11年度から今年までの5年間の調達数/総額(各年度の予算の詳細は防衛庁公式サイトにて確認可能)を基に計算した9mm機関拳銃の平均単価は約380,000円といったところです。比較例として同年間の89式小銃の平均単価は約338,000円でした。
まぁ9mm機関拳銃は元々大規模に配備される武器ではないし(一部部隊の指揮官の自衛用および基地・艦艇等に常備される自衛用武器)、陸自は海や空ほど9mm機関拳銃に関心を持っていない(89式小銃の折り畳み銃床型でひとまず事足りるから)という噂も聞くので、今後も調達数が大幅に増えることはないと思われます。
ブラック・タロン
- 大変よくわかりました有難うございます。
質問続きですみませんが自衛隊のライセンス生産されている、
P220はいくらほどするんでしょうか?
後陸自ではP226やP228等は幾らほど調達されているのですか?
ホント質問ばかりで、すいません。
よろしくお願いします。
ジェリコマニア
- >3
P226やP228は自衛隊では採用されていません。
もしかすると対ゲリラ・コマンド任務用に今後採用が検討される可能性もなきにしもあらずでしょうが、個人的には今更P226等の多装弾拳銃を新規採用する必要性は薄いと考えます。現代戦における軍用拳銃は所詮メインウェポン(ライフル、サブマシンガン等)が使えなくなったときのサブアームでしかなく、その点ではP220でも充分役目は果たせます。
ブラック・タロン
- ジェリコマニア さん推薦の、その本は読んだ事は有りませんが、一丁40万円相当という金額は、
絶対金額として馬鹿にならない額ではあります。 (2丁買う金で、軽自動車が買えます)
しかしながら、世の中の同様サブマシンガンの価格を御存知でしょうか。
プレス板金構造の物(例:英 スターリング)から、精密機械如きの物(例:独 MP5)迄、ピンキリですが
ピン10万円前後〜キリ20万円前後が相場です。
生産ロットが最低数千〜数万丁の大量生産品でこの価格でありますので、恐らく年間数十丁以下生産レベルの
極東某国M社9mm機関けん銃が、この程度の価格差で納まっている事は凄い事かも知れません。
(安かろう悪かろうの性能かどうかは別として!)
さて、年間数千丁生産している H社 89式小銃が約33.8万円。ちなみに米軍M16系は数万円ぐらいだと思いました。
そして、某資料によるところの S社 ミニミ軽機が約207万円。(H14年度購入費、193丁で4億円)
同 キャリバー50重機が約540万円。(同 購入費、184丁で10億円)
という事実をどう考えるかです。 {特割(開発費割り掛け)を含むかどうかわかりませんが・・・}
私的には、割と中身ドンガラのキャリバー50重機が1丁約540万円とは、ぶっ飛び価格と思いますが、
これら購入事実を各自の金銭感覚で判断して下さい。
>4.P226やP228は〜〜サブアームでしかなく、その点ではP220でも充分役目は果たせます。
だけど、どれでも好きな物を選んで良いと言われたら、大抵の人達はP226、P228、Beretta92 にするでしょうね。
私なら、アルミフレームの物は選びませんです。 FN HPあたりがベストパートナーです。
ところで・・・
>1. 3 削り出しを多用した、あの手の機関短銃にしては贅沢な作りである事。
削り出しを多用=贅沢な作りである ・・・・・そうなんですか!?
軌跡の発動機?誉
- 陸自P220の価格は95年当時で約10万円だそうです。
ところで新9mmけん銃のハナシがとんと無いので、試験用に海自(特別警備隊向け?)が調達する9mm拳銃用フラッシュライト、アダプター、ホルスターはP220用に対してのモノなのかなと・・・?
ガンヘッド507
- >削り出しを多用=贅沢な作りである ・・・・・そうなんですか!?
確かに贅沢といえば贅沢です。ひとつづつ複雑な切削加工を
要するので生産性に劣ります。
最近はNC工作機械があるので多少は改善されてますが。
(しかしながら少量生産向きの加工法ではあります。)
ちなみにプレスなら型に材をはさむだけなので大量に作れます
が金型が必要になりその金型の制作費がかなり高価です。
大量に生産して売らないと金型代を減価償却できないのです。
ガレージキットとインジェクションモデルの差とでも言いますか。
(かえって解りづらいかな?w)
モデラー
- >7.モデラーさん プレス〜〜金型の制作費がかなり高価です。 大量に生産して売らないと金型代を減価償却できないのです。
私の>.5のレスに、真面目に回答して頂けるとは思いませんでした。
モデラーさんのお話、総論もっともでありますが・・・・
つまり、>.金型代を減価償却できない ので、止むを得ず削り出し工作を採用した訳で、
その結果を「贅沢」という言葉を引用するのは適切ではないと思った次第です。
(「贅沢」という言葉は、「身分不相応」という意味合いを含む用語ではないでしょうか)
ちなみに、現物を手に取って見れば、前後の両グリップはプラスチック・インジェクションでしたし、
ロストワックス的部品も何点か有りそうでした。
よって、全くの削り出し工作ではなく、そりれなりに型を起こしている事が解ります。
結局、”一丁40万円相当”という価格は特割が含まれている筈ですから、正味銃本体価格は不透明でありましょうし、
その割り掛け数=最終生産予定数は棒秘でしょう。
〜?誉
- ごみですが…。
う〜ん。無い、無いって言われておる9mm機関拳銃ですが、意外と見ることが多いような気が。(今までの任地でなかったことが無い)それも二桁で。
その隣に並んでるM1、BARやM1919A4を見て、とっとと博物館に収蔵してやれよといった隊員もいます。
Cz75
- なかなか返事出せなくてすいません。
ブラック・タロンさん 軌跡の発動鑑?昔さん ガンヘッド507さん モデラーさんありがとう。
ちなみに私ならサブアームにジェリコ941FBLをつかいますね(笑
ジェリコマニア