2186 |
米国軍隊が使用しているPCというのはWindowsとリナックスを併用するような方式を採っているのでしょうか。互換性の問題もあるでしょうし… また、Windowsのバージョンはまちまちなのでしょうか? ロシアや中国では安保上から軍のシステムをリナックスに変えて、研究者たちは暗号化の研究でニュービジネスを生みだしてるそうです。各国でも 同様な傾向にあるのでしょうか? 富士通BIBLO |
- PCでなんとかしようという発想自体が、非常に最近のものです。
一般的には組込用RTOSを用います。その方がHWもSWも確実ですので。
sorya
- 最近では富士通がOSにWindows系を使用した先進装具システムを「提案」してました・・・。
技本でも同様のシステムを研究開発していることからも、採用される可能性は極めて低いとは思いますが、巷では信頼性の面で賛成しない声が多いですね(笑)。
ガンヘッド507
- 影の主役である研究本部は自画自賛してたよ(w
sorya
- 米軍の正式装備としてみとめられた Windows 搭載器材はないと思います(あ、Windows CE 搭載の携帯端末ならあるかも……)。米軍の基準を満たせないでしょうから(笑) イージス巡洋艦ヨークタウンのシステムダウンは、技術テストの名目で例外的に装備したものでしたし。
なお本当に軍用に使うためにはセキュリティがかなり厳しくなるものであり、Windows であれ Linux であれ、そのセキュリティを確保できたものはまだ存在していません。昔から Microsoft は Windows NT を「C2 レベルの高いセキュリティ」などといってますが、実は C2 って「セキュリティとして評価できる最低レベル」でしかなかったりします(この下は事実上「セキュリティゼロ」なのです)。
tac
- RTOS−リアルタイム・オペレーティング・システムのことは初めて知りました。セキュリティの確保が重要なのですね。
soryaさん ガンヘッド507さん tacさん
ありがとうございます。
富士通BIBLO
- シビアな世界では一般的認識の OS なんて、応答性が悪すぎて使えません(笑) RTOS は「ある入力に対する反応にかかる時間が保証されている」システムです。どんな場合でも、一定のリアクションタイムで返ってくることが保証されている。ただそれだけのように思えますが、これくらいでないと 1/1000 秒を争うようなシステムでは使えないです。ちなみに純国産ながら世界トップシェアともいえる RTOS として、TRON(The Real-time Operating system Nucleus)があったりするのですが(笑)
tac
- たしか以前、
「中国とロシアが
Windowsにビル(ゲイツ)と国防省の一部しか知らない
隠しコードがあると思っている」
という噂は聞いたことはあり。(笑)
YahooのニュースではLinuxに変更したのは
長沙国防科学大学(先行〇とか作った所)
などの軍が関連する機関や研究室だったはず・・・。
ちなみに何でWinが向かない理由ですが
Windowsには「ネットワークコンピュータ」
という機能があり、同じLANに所属する
PCを合法的に外部操作できます。
そのため
PCの種類を気にすることなくLANが構築し易い。
LAN内のデータ共有も楽。
(必要なソフトが入っているなら)
LAN内のどのPCでも作業が可能。
権限とかパスワード設定はすっ飛ばしていますが
メリットはこういう感じですかね。
欠点はその裏で
合法な外部アクセスがしやすいため、
違法な外部アクセス(侵入)も行いやすくなっています。(苦笑)
ハードが不ぞろいになりがち。
ハードの作業(役割)が固定されていない。
システムが止まっても大きな問題にはならない。
(バックアップに時間が取れる)
という環境向きです。
指揮関係や実戦部隊にはむかないですね。
木
- >>木氏
それは、一時期爆発的に売れたFWソフトウェアはイスラエル製であったこと(米国でさえ)と若干関連があるかもしれません(笑)>「中国とロシアがWindowsにビル(ゲイツ)と国防省の一部しか知らない隠しコードがあると思っている」
sorya
だいたいOSにWINDOWSを採用というのが良く判りませんね。一般化は、実にありえない話です。あったとしても、極一部の事務かと思いますね。
というのも、ハッカーやPC技術者から観てWINDOWSというOSは、不具合の克服できないOSである事は常識です。
実際、何かをダウンロードしただけでも見えない形で不具合を生じてしまう商品で、
セキュリティーも安全とはいえません。
バージョンアップやダウンロードの連絡など、修復部分が多いからです。家電として考えたらまさに不良品。
というのもこのマイクロソフト社のやり方に問題があって、市場のシェアーの拡大にばかりこだわって、
その製品は常に見切り発車です。
参考文献: 中村正三郎著 「ウィルス、伝染るんです」 広済堂
マサ
- >9
Windowsだから、と、十把一絡げしちゃいけません。
他所のOSに比べりゃ総合的にはマシなんですから。
詳細な突っ込みはコンピュータ談義になるので、そうとだけ言っておきます。
議論始めるなら他で考えましょう。
そういえば一回アフリカかどこかの自走砲にWindowsが使われたという話がありましたね。
だーくまたー
- フランスのカサエルもそうですよ。
ただしCE(消費電力及びNon-HDDシステムで構築できる関係から)でかつ、FO用端末としか通信できない、非常にclosedなシステムでの運用になっており、DBFMS(=Digitalized Battle Field Management System)は別筐体になっています。
Windowsでもそれなりにタフにすることは可能です。ただし、タフなOSとして使用するためには、ソースレベルでライセンスを購入し、最小限度のシステムにする、ダイナミックリンクをできる限り無くす…等の方策が必要になります。例えば横河電機製の計測装置なんかがそれに該当します(ただし彼の会社の製品はROM-BootableなWin95をベースとしていますが)。
それやったら、実績のあるRTOSを導入した方が開発労力的に非常に楽であることは確かです。動作検証試験も非常に楽ですし。OSの開発及び動作検証をしなくてすむからね。
sorya
- RTXやNTE(WindowsNT Embedded)を評価したときに、そこそこいけると思いましたが、コストで断念。
今のXPEはどうなんでしょうか?
仕事で別のシステムに採用したROM化Windowsは98SEベースにしたので、毎日再起動させてます。(^^;
kazz
- 結局は、OS自体の信頼性が如何に検証されているかの一言に尽きると思いますよ。
Intel系MPUがMIL-STD Certificatedになったのも(386SXベース)比較的最近の話なんですよ。当然ARM系のようなモノは未だMIL-STD品としての資格すら有していません。つまり、少なくともメインシステムとしては採用したくてもできない状況にある。というのが正確なところです。まぁ、医療用機器や航空機用メインシステムにMS窓系が多用されるようになったら、比較的楽に資格品になるでしょうね。
まぁ、それ以前に既にクセを知っているRTOSを捨ててまで、MS窓系に移行しなきゃならない理由は全くないんだけどね。RTOSのコストは決して安くはないんですが、ミッションクリティカル分野や産業分野においては未だ強い(OS9も未だ現役ですぜ)のは、最低限のシステムで動作させることが可能だし、エラー処理も確実であるから。何時何が起こるのか判らないMS窓系に対しては拒否反応がある事は確かですよ。
なお、わたしゃCE系を採用して死にそうになりました。再起動多発で。
sorya