水銀が慣性で・・×→水銀の慣性で○・・でしたスイマセン。
ホーク

それは新ルパン（いわゆる 2nd）にでてきたやつじゃなくて？　元ネタはかの文豪ヘミングウェイが自分の作品中で使った弾で……「巨象をも一撃」という大威力でした。水銀が命中後に標的内で飛び散り、いわば「液体散弾」とでもいうべき効果を発揮する、という……実際のところ、水銀は鉛よりも比重が高い（同体積なら水銀の方が重い）ので、鉛の散弾より弾頭重量を稼げる（その分貫通力が高くなる）ことにはなります。ただし液体ですから、弾自体がまともに飛ぶとは思えないのですが（笑）
tac

過去にも水銀弾についての質問がありました。
http://www.warbirds.jp/ansq/4/D2000606.html
（むしろヘミングウェイの作品に水銀弾が出ていたかな…というのが疑問です。もしあるとしたらAn African Storyあたりか？）。
水銀弾自体は「ジャッカルの日」や「エクスターミネーター」等映画でも何度か使われているネタです。
ただ、製品・商品として実在しているという話は聞いた事がありません。
個人レベルで作られたかどうかは分からないですが。
町田

便乗質問です。液体が入っていても弾丸の回転で外周部に押し付けられるので少なくても至近距離の弾道には影響が出ないのでは？影響が出るとすると電解液入りの近接信管は弾道に影響がでないのでしょうか？　それと自分は１９３０年代に金属ナトリウ入という弾丸が大物猟用に出たという話を聞いた事があですが（生き残手ない所を見ると効果がなかったようですが）
古参兵

ルパンのアニメでは、ダムダム弾と同等（以上）の効果・・・。
と言うようなニュアンスだったと思いますが・・。

無頼庵

>4.
　重心の位置を決める重量物が、液体という流動性のある状態で弾頭内に存在するというのは、弾頭内で重心位置が絶えず移動することを示唆しており、弾道の安定には決してよい影響は与えないと思われます。

　近接信管の電解液は弾頭全体からみればずっと少ない量なので、弾頭全体に対する比重が大きい水銀弾の水銀とは比較にならないでしょう。

　銃弾にナトリウム封入というのは初めて聞きました。
　以下、全くの想像ですが･･･

　ダムダム弾や水銀弾同様、柔目標に対する破壊効果を狙った弾種だと思われます。
　融点の低いナトリウムは発砲時の熱で液状になり、命中による弾頭の変形・破裂で内部のナトリウムが液体のまま飛散、おなじみの化学反応を示し･･･という代物ではないでしょうか？
　ナトリウムはアルミより軽いので弾頭内で液状化しても、重心移動による弾道への影響は少ないと思われます。でも、弾体にクラックでも入った日にゃ派手に破裂するでしょうし、下手したら弾槽内で水酸化ナトリウムが･･･保管には気を使いそうですね。
おうる