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ネット環境が壊滅していたので久しぶりの書き込みです。 この前、映画の「ワンス・エンド・フォーエバー」を見ていて疑問を持ったのですが、劇中後半に登場していたUH-1に搭載されていたのはやっぱりM134「ミニガン」でしょうか? それとUH-1に積み込めるミニガン用の弾はどのくらい積めるのでしょうか?ロケット弾を一緒に積んだ対地攻撃機の弾数を教えて下さい。 (ワンス・エンド・フォーエバーと同じ1965年当時でお願いします) 少年兵 |
- UH-1 GUNSHIP M134 MINIGUN で検索すれば 100 件くらいは軽く出てきます。
甘えずに自分でやらないと検索と英文ドキュメントを読む「カンドコロ」は何時まで経っても身に付きませんぜ。
まず UH-1 ガンシップの開発年代と武装形態。
http://www.vectorsite.net/avhuey.html
UH-1B 1960/9 ドアに M-60 旋回機銃 x 2、胴体側面に角型 8 連装 2.75in ロケット弾ポッド x 2
UH-1C 1965/9 UH-1B のエンジンパワーアップ型
武装バリエーション
M-6E3
胴体側面にリモコン式の 2 連装 M-60 機銃 x 2を増設
XM-3
M-6E3 の機銃/ロケットポッドを 24 連装 M-6E3 2.75in ロケット弾ポッド x 2 に換装
XM-16
M-6E3 のロケット武装を円筒型の 7 連装 XM-158 ロケット弾ポッド x 2 に換装
M-5
機首に M-75 40mm グレネードランチャー(発射速度 220 発/分)ターレットを装備
M-21
XM-16 の胴体機銃(2 連装 x 2)を M-134 ミニガン単装 x 2 に換装。
他に XM-158 に換えて XM-159 19 連ロケット弾ポッドを装備したもの、迫撃砲弾を落とすためのシュート(MAD システムと呼ばれた)を追加したものなど多くのバリエーションがある。
一部 UH-1B にはフランス製 SS-11(米軍名 AGM-22B)が搭載され、また 1972 年には BGM-71 TOW 対戦車ミサイルも UH-1B に搭載された。TOW は発射 81 発/57 発命中という優秀な成績を残したが、SS-11 は誘導に高度の熟練を要するため発射 20 発/3 発命中という成績だった。
各サブシステムの詳細(画像も含む)については下記 URL を参照されたし。
http://tri.army.mil/LC/CS/csa/aaarmsys.htm
携行弾数については情報が出てきませんでしたが、下記のページには AH-1G コブラの場合 2000〜4000 発、UH-1 の場合約 12000 発を「敵に叩き込める」と記されていますので、目安にはなるでしょう。
http://world.guns.ru/machine/minigun-e.htm
以上
ささき
- ささきさんご回答ありがとうございます。すみません。検索の時に日本語で検索していたのと、限りなく英語の成績が赤点に近い私は少し甘えていたかもしれません。今度からは精進させていただきます。
失礼のついでに追加質問。その12,000発は両側に積まれたM134「一門」についての数でしょうか?それとも「二門」合わせた数でしょうか?英文も読んだのですがいまいち理解できなくて。
それとこの弾数は一度の戦闘で、という意味ですよね?
少年兵
- >2. 私も学生時代は英語が大の苦手でいつも赤点スレスレでしたが、こうしてアメリカで生活出来ています(笑)。学校でやる「英語学」の成績は英文書の読解力とはあんまり関係ありませんので、自信を無くさずチャレンジしてみてください。英文がわかればインターネットの世界はグッと広がりますヨ。
>その12,000発は両側に積まれたM134「一門」についての数でしょうか?それとも「二門」合わせた数でしょうか?
英文のニュアンスからは「ガンシップ一機あたり」の携行弾数に思えます。7.62mm NATO 弾は一発約 30g、12000 発で 360Kg, 24000 発だと 720Kg となります。前述のページによれば UH-1E の緒元は
empty weight 2,155 kilograms 4,750 pounds
max loaded weight 3,855 kilograms 8,500 pounds
で有効ペイロード 1700Kg、ここから燃料と固定兵装と搭乗員の重量を引いたものが携行弾薬のペイロードとなりますが、24000 発 / 720Kg も弾薬に割くのはいささか過剰に思えるので、一挺あたり 6000 発 x 2 挺 = 12000 発という値が妥当に思えます。これで連続射撃時間約 1 分なんですね…。
ささき