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AKMではマズルの部分を斜めにしたのになぜAK74ではまた形式が変わっているのですか。またAK47では跳ね上がり対策は講じていなかったのですか。お願いします。 カワハギ |
- 手元の資料には詳細な記述がないのですが、AK74で銃口のフラッシュ・ハイダーが大型化された理由としては、銃口跳ね上がり対策・発射炎の低減・発射音の拡散があります。これは小口径高速弾(5.45mmX39)を採用したことによるものです。
7.62mmX39弾と5.45mm弾の発射炎や発射音にどれくらいの差があるのかについては浅学のためわかりませんが、初速に関しては5.45mm弾は7.62mmの約2.5割増といったところです。
ブラック・タロン
- AK47のストックは前から後ろにかけて下がり気味になっています。
これは旧式のボルトアクションライフルでは普通の形ですが、発射時に反動が斜め下にくるためフルオートでの射撃時には銃口が跳ね上がりやすいそうです。
そのため現代のアサルトライフルは発射時に反動が真後ろに来るように前後がほぼ直線のストックを採用しています。
このことから考えてAK47ではフルオート時の跳ね上がり対策はあまり講じられていなかったのでしょうか。
AKMではストックが直線型(正式には何て言うんでしたっけ?)になりマズルも改良されて跳ね上がり対策が講じられていますが、これは銃本体の重量が軽くなった為にAK-47よりもフルオート時のコントロールが難儀になったからではないかと考えます。
AK-74のフラッシュハイダーについては、AKMでは銃の制動のみが目的だったものにブラック・タロンさんがおっしゃったような付加価値を付けたのでしょう。
まるに
- AKMではマズルサプレッサーを右上方向に切り欠いて右利き射手の銃口跳ね上がり対策としています。
AK-74では円筒部分の上と右側に穴が開いており、同様の効果を得ていると思われます。
更にその先端がマズルブレーキになっておりリコイル低減を図っています。
弾薬はAKMの7.95g×初速710m/sから3.42g×900m/sになっており、エネルギーは3割程減少しています。
それにも関わらず重量を100g以上増やして(その為にピストルグリップを初期の合板製からプラスチック製にしたとか…)
いますので、AK-74では連射時のコントロール性の向上を目的にした改良がされているのかと思います。
papanambu
- 私が思うに・・・・・
>1.AK74で銃口のフラッシュ・ハイダーが大型化された理由としては、銃口跳ね上がり対策・発射炎の低減・発射音の拡散があります。
>3.AK-74では連射時のコントロール性の向上を目的
私としては、こちらのレスに大同小異であります。 5.45mmX39弾薬は発射炎が非常に大きく、その対策として、
あの様な大型フラッシュハイダーを取り付けたと聞き及んで言ます。
この弾薬を使用する赤軍各国の銃は皆、多少形の相違は有れど、大型フラッシュハイダー付きとなる様です。
そして、ついでにマズルブレーキを組み込んで撃ち易くした。 但し、良く当たる事とは別です。
銃口直後の過度弾道域にあの様な物を付けると、命中精度は確実に低下します。
それを覚悟で、連射時のコントロール性=撃ち易さを優先させたものと思います。
軌跡の発動機?誉
- ありがとうございます。弾薬が変わったことなどの影響ですね。
カワハギ