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下でKOPF・RSPの事が出ていたのでちょっと。 スレでは「マン・ストッピング・パワー」「対人打倒力」とある一方で、 「高初速で威力を稼ぐ銃には不向きな計算」や、 「単なる目安」という記述もあります。 これはおかしく無いでしょうか? KOPFは「対人打倒力」であって貫通力や威力(なにを威力とするかにもよりますが)を示すものではありません。 高初速・小口径の銃はには不向きな計算ではなく、銃がそもそもマンストッピングパワーに不向きな銃であって、逆に言えば低初速・大口径の銃は貫通力が低いので初速の影響が大きい計算式は不利になります。というか、そもそも不利な性質の銃です。 人間が食らったときにどれだけ衝撃を受けるか求めるのであれば、初速よりも口径が大きくて弾頭重量が大きいほうが衝撃が大きいのは不向きも何も当たり前で、9パラより45ACPの方が「マン・ストッピング・パワー」が高いのは計算がおかしいわけでもなんでもなくて至極当然の物理学であります。 これは別に9パラの悪口ではなくて、細くて鋭利で速いものは抵抗が少ないので貫通力は高いが、物体に対する影響範囲も小さい、45ACPは遅くで大口径なので抵抗も大きく影響範囲がデカイというだけの話です。 そして肉体的には同じ部位に食らった9パラと45ACPでは怪我の度合いが圧倒的に45ACPのほうが大きくかつ汚いのです。(マン・ストッピング的に優れている) なので、KOPF・RSPは別におかしな計算式では無いと思います。 ちょっと余談になりますが、M16の5.56を胸に食らった場合、その部分に強めのパンチを食らったような感じでバスバスと貫通して衝撃自体はたいした事が無いが、7.62だとバットで胸全体を殴られたような衝撃で倒れてしまうと聞いた事があります。 (私も聞いたときは「一体、誰がそれを試したんだ!」と突っ込んだことをお断りしておきます。あくまで余談ですのでこれへの突っ込み御容赦。) どうも |
- 例えばの話FMJの45ACPとダムダム弾様の加工を施した9mmパラべラムでも、1万回試行して1万回とも前者のほうが「汚い怪我」になるでしょうか?
同じ銃で使える弾薬でも種類は千差万別です、それを一切無視し、口径、初速、弾重量といった特定のデータだけを取り出して比較することで、本当に威力の数値化ができるでしょうか?
本当に物理的な対象破壊の度合いを比較するには、KOPF/RSPでは取りこぼすデータが多すぎる、だから目安にしかならない、そういうことです。
なお、本題と関係のない余談であれば書かれないことです。
通りすがり
- そもそもこれは質問ではない、個人の主張でしょう。
そうであればこの欄ではお答えすることでもないと思います。
便利少尉
- 銃創には複合的な要素があると思いますが初速の違いよる銃創に関して言わさせて頂きますと
高速弾による銃創では瞬間空洞や飛散など低速弾では起こりにくい現象があります。
これもまたマンストッピングパワーに関係すると思いますが
KOPF/RSPの方法では取りこぼされているデータの一つですね。
みゅ
- みゅさんの意見の補足になりますが、ベトナムで使用された223は”炸裂する”と
言われたほどの威力を見せております。 胸にくらったら横転弾で肺が背中から
飛び出すと思います。(象さんなら大丈夫かも) やや悪趣味な”銃器使用読本”
という本をごらん下さい。
超音速の弾には 衝撃波という味方がついております。(9パラではタイシタ事なし?)
ちなみに 遅い方が抵抗が多いというのは嘘です。
水でもゼリーでも動かして見てください FBI理論も物理的には?が多いです。
吉貝
- 上で上げた本は下の間違いでした。
すいません。
銃器使用マニュアル カズキ オオツカ
潟fーターハウス
吉貝
- んーんと。前にもちょっとだけ言ってるのだけど、この手の評価モデルというのは次元解析(次元解析に関しては検索エンジンで調べてみましょう)による現象感度分析によって、必要となる物理パラメータが抽出されています。つまり、モデル提案時の状況によっては、特定の現象範囲を前提としたモデル化が成されるため、後年そのその値を用いようとした場合、厳密な評価には値しないことも多いということです。
極めて広範囲な現象範囲を前提としたモデルを構築しようとした場合、KOPF/RSPが用いるパラメータでは「足り無すぎる」ことは確かではありますね。最低限でもあと10パラメータは必要になるでしょう。評価に必要なパラメータが計測できるかどうかは別としてですが。
sorya
- あ。ついでに。
>>吉貝氏
>超音速の弾には 衝撃波という味方がついております。(9パラではタイシタ事なし?)
これ変。というか、正確ではない。
どんな速度で衝突しても、被衝突体には大なり小なり衝撃波・衝撃波様の圧力波が発生します。ついでに言えば、水の音速を考えれば所謂高速弾も"超"音速ではないことが判ります。マッハ数から言えば1以下。
sorya
- そうですね 正確ではありません。
Col50機関銃の弾がかすると 腕が吹っ飛ぶとか、ボフォース40mmが1m以内を通ると
首が飛ぶとかいう方の 空気の衝撃波の方です。
どれくらい正確かわかりませんか 高速の飛翔体の持つ”カマイタチ”は馬鹿にできない
威力があるそうです。
物体に当ってからの挙動は言われるとおり。
吉貝
- >Col50機関銃の弾がかすると 腕が吹っ飛ぶとか、ボフォース40mmが1m以内を通ると首が飛ぶとかいう方の 空気の衝撃波の方です。
無い、無い。それは都市伝説レベルの話。
っていうか、それ以前にカマイタチって何?
sorya
- これはあなたにボフォースの弾道1m以内に立っていただくしかないようです。 カマイタチは想像上の妖怪ですが、超音速飛行飛行体が衝撃波引くのは物理の常識です。
吉貝
- >ゴミ
弾の衝撃波で思い出しましたが、昔のCM誌(83年頃だった様に思う)で
「銃弾の衝撃波で人が気絶するって、ホント?」
な疑問を検証すべく(確かそんな趣旨だったと)、.223のセミオート(確か、AR180か何か)で風船のそばスレスレを撃ったところ、“全然割れなかった”という内容の記事を読んだような記憶があります・・・・・・。
具体的な条件(距離等)を忘れましたが。
杉村徹
- 何故?超音速の航空機の傍ではガラスが割れたりするのにマッハ3程の223Remでは風船も割れないのか
僕も不思議に思います。衝撃波(圧力の急激上昇)は円錐状に超音速に比例した角度で飛翔体の先端から起きるので
同速度の場合このような違いはマッハコーン内を占める飛翔体の大きさや長さが関係しているのでしょうか?
また超音速飛行機のように銃弾通過直後は気圧の低下して吹き戻しが起き かまいたち現象が
ウンヌンっていう話は聞きますが真偽のほどは・・・
みゅ
- 運動エネルギーの総量からして違うのではないかといってみるテスト…
通りすがり
- >>吉貝氏
私は、APFSDS弾の弾道直下5m下に居たことがありましたけどこのとおり無事ですよ。
いわんやボフォース程度の低速弾で何ができるんでしょう?
#証明終了
sorya
- 大体にしてさ、物理、物理という割にはスケールファクターや総エネルギーを無視して話をしてんじゃないか。そんなんは物理以前の話だわ。吉貝氏のその物言いは擬似科学という、科学的根拠に全く欠いた狂信的主観論でしかありません。これに関しては断言できますよ。
sorya
- 太平洋戦争中の手記で、戦艦の主砲弾(14inか16in砲弾?)が頭上を通過すると、その部位が真空に近くなって、被っていた帽子が上に吸い上げられる、という記述を見たことがあります
鉄砲の弾って、近くを通過するだけでは全然怖くないのですね????
セミララ
- それは、トラックや電車が観測者の傍を通過するときに吸い込まれそうになる現象と全く同一のものです。つまりは衝撃波を伴わずとも発生する類。それにしたって真空近くにはならないけど。
sorya
- >>セミララ氏
じゃ、ちょっと簡単な計算してみましょうか。
同一ジオメトリ、同一材料でかつ、同一速度の15インチ(=381mm)砲弾。40mm砲弾のスケーリングファクタは381/40=9.525。つまり、この拘束条件下では40mm砲弾は15インチ砲弾に比して1/9.525倍の効果範囲しかないことがわかります。
では、40mm砲弾で15インチ砲弾並みの効果範囲を具現化するためにはどうすればいいのか。まず考えられるのは速度向上による運動エネルギ(総量)の15インチ相当化です。つまり(9.525)^(3/2)で15インチ砲弾の約29.4倍の存速を達成可能であれば同等の現象を引き起すことが可能となります。
この数字。現実的だと思います?
sorya
- > #17,18 soryaさん
御丁寧な御指導ありがとうございます
セミララ