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2108 拳銃の威力を表すのにNPFというのがありますが、どのようなものなのでしょうか。
どなたかご教示下さい。
イソトフ

  1.  NPFというのは聞いたことがありません。KOPFの間違いではないでしょうか?
     KOPF(Knock Out Power Factor)は銃弾の対人打倒力(マン・ストッピング・パワー)を数値化するためのものです。計算式は以下の通り。

    ・KOPF=弾頭重量(グレイン)×初速(fps)×口径(インチ)÷7000

     例えば弾頭重量40gr、初速1,125fpsの.22LR弾の場合、40gr×1125fps×0.22インチ÷7000でKOPFは約1.41(小数点第3位以下四捨五入)となります。
     ただし、KOPFは口径や弾頭重量が大きくなると数値も大きくなるという特性があります。例えば拳銃弾である.45ACP(弾頭重量230gr、初速855fps、初活力373ft.lbs)とライフル弾である5.56mm×45(.223、弾頭55gr、初速3,150fps、初活力1,212ft.lbs)は、初速・初活力共に5.56mmの方が高いですが、両者のKOPFを求めてみると、.45ACPは230gr×855fps×0.45インチ÷7000=約12.64、5.56mmは55gr×3150fps×0.223インチ÷7000=約5.52(共に小数点第3位以下四捨五入)となり、5.56mmの方が.45ACPに比べて格段に低威力ということになってしまいます。

     実際の銃弾の破壊力は初速や初活力だけでなく弾頭形状など様々な要因によって決まるものなので、KOPFは威力を表す数値としてはあくまで目安と考えるべきです。
    ブラック・タロン

  2. >1
    >NPFというのは聞いたことがありません。KOPFの間違いではないでしょうか?
     
     でしょうね。・・・・・・というか、コトもあろうに今月のGun誌、ターク氏の.500S&Wマグナムのレポートで“NPF”と表記してあるです。単なるミスだとは思いますが。

    杉村徹

  3. >1.実際の銃弾の破壊力は初速や初活力だけでなく弾頭形状など様々な要因によって決まるものなので、KOPFは威力を表す数値としてはあくまで目安と考えるべきです。

    米国(IPSC?)で見受けられる ↑”KOPF”は、物理的・力学的根拠に基づく計算式・数値とは、
    考えにくいものと思います。 無理やり数値化?? 解答単位は?

    では、弾頭形状まで含めた ピストル用マンストッピングパワー計算式を以下に示します。本邦初公開でしよう。!?

    英国王立砲兵学校資料より、”Relative Stopping Power”

     RSP (kgm^3/s) =1.79X10^5X”K”X”W”X”V”X”A”

      ”K”:Bullet Design Coefficient 弾頭形状係数
      ・通常弾 K= 0.9〜1.0
          ・ 変形弾(鉛弾) K=1.2〜1.35
          ・フォローポイント弾 K=1.35

      W:弾頭重量(kg), V:初速(m/s),  A:弾頭断面積 πD^2/4(m^2)
                                  (π:3.14 D:弾頭径)

    例1. 9mmPara普通弾
       RSP =1.79X10^5 X 1.0 X 0.008 X 350 X π0.009^2/4≒31.9

    例2. 45ACP普通弾
       RSP =1.79X10^5 X 1.0 X 0.015 X 260 X π0.011^2/4”≒66.2

    つまり、45ACP普通弾のマンストッピングパワーは、9mmParaの約2倍であるとなりますし、
    フォローポイント弾 なら、威力3割増しになります。
    (しかし、貫通力は9mmPの方が1.5倍位大きく、弾頭形状HP弾だと著しく低下する事は周知ですね。
     又、9mmParaの方が低伸で良く当たります。・・・・9mmParaファンとしてフォロー)


    ”KOPF”計算式と似ている様に”RSP”計算式も、高初速で威力を稼ぐライフル弾には、不向きな式とされています。

    以上 蛇足でした。
    軌跡の発動機?誉

  4. 物理量と現象感度は次元解析でおおよそのものがでますよ。
    sorya


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