2097 |
便乗質問です。 テレスコピック弾薬のデメリットって何でしょう? 同一口径の弾丸でも、在来型弾薬と比べてケースの直径が大きくなってしまうこと、位かなと思っているんですが……。 satoski |
- 2096の便乗質問でした(汗
satoski
- そういえば、今月の防衛技術ジャーナルにテレスコープ弾の
記事が載っていました。それに下記のようなことが書いて
あったような記憶が・・・。
1)発射薬の燃焼が不安定になる可能性がある。
2)弾丸がケース(薬莢)から砲身内へ進む際に不安定になる可能性がある。
よって、砲内弾道、ひいては砲外弾道にも悪影響がありえる。
他に、上を防ぐためにいろいろ工夫が必要だから、造るのが
難しいとか、製造コストが高いとかあると思います。
いちのへ
- 2>自己フォローというか訂正です。
今月の防衛技術ジャーナルを確認したところ、テレスコープ弾の記事は
ありませんでした。もうしわけありません(深謝)。
どこで見たのかと探してみたところ、下記URLがありました。
・TRDIトピックス平成14年7月
http://www.jda-trdi.go.jp/top/topics.files/topi1407.htm
引用すると、「火薬をうまく均一に燃やしたり、弾丸がスムーズに
発射されるようにするなど通常の弾薬に比べて難しい点もあります」
ということだそうです。
あと、過去ログですと下記なんか、とても参考になるかと。
http://www.warbirds.jp/ansq/4/D2000585.html
いちのへ
- いちのへ様
レスをいただき有り難うございます。
なるほど、こういう問題点がやはりあったりするわけなんですね……。
ときにこういう問題というのは遠射するような弾薬では顕著ですが、拳銃弾あたりでは割と誤差程度と捉えられてしまいそうな気もします。
で、拳銃弾としてこういう弾薬を使う、というアイデアを本気で実用化しようとしている人々なんていないもんなでしょうか(w
とか書いていながら、5.7mm弾が普及しないのと同じくらい普及しないだろうなあ、と我ながら自己完結しそうな勢いで脳内妄想が(笑)
satoski
- >4
機関砲用テレスコーピック弾薬とは運用思想が異なりますが、薬莢内に弾頭を完全に内蔵した弾薬は過去にいくつか考えられたことがあります。
1950年代にアメリカで作られたダーディック・ピストルは、三角柱の形をしたプラスチック製の薬莢内に弾頭を完全に内蔵した専用弾を用い、オートマチックだけどリボルバー的な要素も持つ珍拳銃でした。
あと、H&K G11用に開発された4.73mmX33ケースレス弾薬は、初期には弾頭先端が発射薬から露出していたのが、後期型では長方形に成型された発射薬内に弾頭を完全に内蔵したものになっていました。
ブラック・タロン
- >4.拳銃弾としてこういう弾薬を使う、というアイデアを本気で実用化しようとしている人々なんていないもんなでしょうか
世界中、そして極東某国も今のところ、CTA(Cased Telescoped Ammunition)弾は中口径弾薬用として
研究されているのみでしょう。
弾薬短小化、発射速度向上、機関部短小化、砲・軽量化出来そう、それらとケースレス化との融合 等は、
小火器より中口径砲以上で、メリットが生きて来る様です。(H&K G11は諦め気分大)
現在、小火器用弾薬に関する世界中の志向は ”フランジブル弾” ”鉛フリー弾” ”対防弾ベスト弾”
”空中炸裂・多目的弾” 等であると考えます。
軌跡の発動機?誉