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現在、小銃のように円形断面の銃身のライフリングは、冷間鍛造が多用されていると思いますが、リボルバーのように複雑な断面の銃身は、どのようにライフリングを切っているのでしょうか? ブローチやライフルカッターを使っているのでしょうか? ウリ |
- 過去ログに関連スレがあったかと思いますが、基本的にはその製造メーカーや工房の考え方によると思います。大量生産を優先するなら冷間鍛造、オーダーメイドのカスタム銃身を作るような工房ではブローチやライフリングカッターといった感じで・・・
ブラック・タロン
- 冷間鍛造にしても、バレルの素材の状態で加工するので完成状態の断面が複雑かどうかはその時点では加工にあまり関係ないことです。実際、リボルバーのバレルを冷間鍛造で製造しているメーカーが多数あります。
町田
- 質問が良く理解できなかったので間違ってたら失礼
もしかしたら勘違いかも。
リボルバも銃身は一本です。
レンコン状の所は薬室でライフリングは切ってありません。
ライフリングにはエンフィールド・メトフォード・ポリゴナルの三種が主流ですが、ライフル・拳銃ともエンフィールド(007のオープニングで出てくるヤツ)が大半を占めるかと。
KOBA-P
- 皆さん、回答ありがとうございます。
私は、リボルバーは、パイソンの銃身みたいに断面がダルマ型だったり、フロントサイトが大きく突出しているので、銃腔をセンタとして冷間鍛造をしようと材料取りをしようとすると、材料径があまりに大きくなりすぎて、鍛造できないと思ったのです。(アルケット鍛造機で鍛造できるのは、直径40mmくらいでしょうか)
でも、細い銃身ならば、冷間鍛造も可能なわけですよね。パイソンのダルマだって、下は、ロウ付けで付けてるかもしれないし。
ちなみに、ブローチによるライフリングの加工は、量産メーカーでも現用されているのでしょうか?
また、昔の大砲のように、ライフリングを切った細い銃身を焼きばめなり冷やしばめした小火器はあるのでしょうか?
ウリ
- そういう「複雑な断面」だったんですね。
ダン・ウェッソン社の.357Magの場合、シュラウドは大まかな形に成形した長い素材を適当な長さに切り、削り出しで成形後ブルーイング。
別素材の銃身素材を制作し組み合わせているようです。
銃身外側、両端にねじが切られています。
この銃身は「ブローチ」で削られてライフリングを切っています。
2回通しますが、6inで1回10秒ほどだそうです。
KOBA-P
- >4
> ライフリングを切った細い銃身を焼きばめなり冷やしばめした小火器はあるのでしょうか?
『アウターバレル的な筒の中にライフリング入りの本銃身をインサートしたもの』と解釈して書きます(^^ゞ
米S&W社やブラジルのトーラス社が販売しているチタン製リボルバーは、チタン製のシュラウド(S&Wはアルミ合金)内にステンレス製の本銃身(ボア・ライナー)をインサートしています。チタンやアルミ合金は高熱に晒される銃身には向かない素材なので。
ブラック・タロン