2037 |
初めまして、こんにちわ。早速ですが質問です。 ショットガンの口径で12番ゲージや10番ゲージなどの銃は見たことがあるんですが、1番ゲージの銃などはあるんでしょうか? ISIHARA |
- むう、なんか目が冴えて起きちゃった。
さて、一番ゲージのショットガンですが、無いでしょう。
日本で猟銃として許可が下りるのは、基本的に12番までです。
米国では州によって違うはずですが、10番までと聞いています。
それ以上になると、特殊用途かディスプレイモデルになるでしょう。
また、1番ゲージの実包となると、概算で12番ゲージ12発分の
重さになります。(正確には長さによって違いますが・・・)
携行弾数は一発ないし数発となって、実用上かなり不利でしょうし、
生身の人間の手持ち火器としては、威力が過剰だと思います。
露西亜艦まにあ
- おっと、不安になって検索したら過去には有ったみたい。
http://www.4-10.freeuk.com/36gauge.html
このサイトの
other bigger calibers (up to 32 mm, which was an italian 1 gauge)
という記述がそれです。
失礼いたしました。
しかし、イタリア人の考えることは解らん・・・。
露西亜艦まにあ
- うわっ、
上記サイトの文面を頭からちゃんと読むと、1868年のイギリスでは、
一番ゲージ(A gauge)が2インチとして定義されていたそうです。
実際に製造されたかはともかく、まるで擲弾筒みたいな口径・・・。
露西亜艦まにあ
- むう・・・細切れの連続投稿ですみません。
どうやら、脳味噌が半分以上寝ている様です。
よく見ると、A gaugeはエーゲージであって、1番とは別物らしいです。
アゲージと読んでしまいました。文中に大文字では、おかしいのに。
リストが増加したと書いてあるのであって、口径が増加したなどとは、
全く書かれていないのでした。とほほ。
露西亜艦まにあ
- 1/1ポンドの鉛玉を飛ばすのが1ゲージということで、1/12ポンドだと12ゲージで
す。 1ポンドが1ゲージになりますとは言っても、そう呼ぶ人を見たことがありません。
普通は大抵1ボンド砲になります。大砲に2ポンドの散弾を詰め込んだ状態を想像すると
2/1=1/(0.5)=0.5ゲージ
とは呼ばないで、これも2ポンド砲になります。
む
- やっぱり実際にはほとんど存在しないんですね、変な質問でごめんなさい。
某SFマンガの中でロボットが1番ゲージを発砲するシーンがあったものでちょっと疑問に思ってました。
(ちなみに劇中では人間の上半身を跡形もなく吹っ飛ばしてた・・・)
ISIHARA
- 櫻木俊明さんと云う鉄砲鍛冶の書いた本「最後の鉄砲鍛冶」の中に2番ゲージの散弾銃が出てきます。
大正時代には現代の様な規制が無かったので、1番ゲージと云う銃も存在したとの事です。
櫻木さん自身が製作したのは2番ゲージの単発元折れ銃で、銃身長だけで5尺!弾は口径40mm、長さ180mmだったそうです。
屋形船の舳先に銃架を造り、この銃(砲か?)を装備して、海上の鴨の群れを撃ったところ、
1発で87羽を落としたとの記述があります。
papanambu
- 5尺って150cmですか?重さも凄いんでしょうねw。
1発でそんなに落とされたら、鴨もたまったもんじゃない。まさにギネス級!
そんなにでかかったらタマ1個作るだけでも大変・・・。
ISIHARA
- ゴミレスですが、イギリスのバーニー砲(無反動砲)は最初大口径散弾銃を肩撃ちできるようにする実験から生まれたとの話をI.V.フォッグの『拳銃・小銃・機関銃』で読みました。確か、このシステムのおかげで4番ゲージのショットガンが肩撃ちできるようになったとか。
となりの大トロ
- 大昔の火縄銃でもよければ、日本の戦国時代末期には『大筒』と呼ばれる巨大な火縄銃がありました。手元の資料に載っている大筒は全長101cm、重量27.4kgで推定200匁筒。200匁は約1.65ポンドなので、まさに1番ゲージ(1ポンド)銃といえるかも。重量が重量だけにさすがに肩付けはせず、腰だめにしたり木製の台に依託して射撃したようです。
余談ですが日本の火縄銃の口径もゲージ法と同様に弾丸重量(匁。1匁=3.75g)で表されていました。火縄銃の場合はゲージ法と違い弾丸重量をそのまま使って『○○匁筒』と呼んでいました。
ブラック・タロン