1927 |
どうも皆様初めまして(質問起てるのは初めてなので)。架空機の館の方で少しうろうろしている者です。 わけのわからない質問で恐縮なのですが、今後10年内程度の近未来艦載レールガンの重量について、ダロカンで良いので推察して教えてもらえないでしょうか。 諸元は、砲口径305ミリ、初速3500m/s、発射速度毎分240発、砲弾重量500kg、単装の装甲砲塔で、装甲厚は砲塔の正面、側面、後面、天蓋いずれも300ミリ複合装甲、バーベット部も深さ10m程度まで300ミリ複合装甲、というものです。 友人が150トンで収まるなどと言っているのですが、私には到底そんなことはあり得ないと思うのです…。それでは、お願いいたします。 (なお、この質問は架空機の館へ投稿する物とは完全に無関係です) 桜華雷帝 |
- 失礼ながら、「質問」というより、「ネタの検証」を願いたい、と書かれているのでしょうか?
それでしたら、この『AnsQ』ではなく、『議論ボード』に新スレッドを建てて下さい。
過去ログを見ていただければご理解いただけると思うのですが、AnsQは、「10行程度の簡潔な回答」の交換が主ですので、この質問のように多岐に渡る各人の感想・検証は議論ボードの方が適していると思われます。
能登
- 技術的な知識の有無は仕方ないとして、一般常識の範囲内で実現可能かどうか
くらいの考察はしているんですか?
300mmの複合装甲というものにどのようなものを想定しているか知りませんが、
例えば 鉄の密度は7.8g/立法cmです。
従って150トンの鉄を厚さ100mmの板にすれば192.3平方m
正方形にすれば一辺約14m弱になります。
この程度の計算ならできるでしょう?
PT
- やりようによっちゃあ可能かも知れませんが、今後10年内外というモノが曲者ではないでしょうか、また、その複合装甲が必要なものなのか、例えば、装甲なんざいらんから止めるとか、そもそもどんな軍艦に装備するものなのかによって違ってきますし、レールガンて事ならレールの配置はどうするのか、とかそもそも回転砲塔でなくて良いんで無いのとか、レールガンの砲弾が重いのはなんか意味が有るの?とか、発電ユニットはどうすんのとか色々不具合が出てくると思いますが>その計画。
ちなみに、今出かける前なんで詳しい調査なんかしてられやしないんですが、ここ何年かの火砲の開発計画の中にレールガンは無かったように思います、たぶん研究はしてるんだろうけど、従来火砲の改良乃至は精々液体装薬、最近やっとでレーザーの話が出始めたかなあといった程度ですよ(艦載装備は何年も前から検討だけはされているけど)。
ooi
- レールガンそのもののスペックはあまりに荒唐無稽なので、先の記述では
省略したのですが、こちらも単純計算してみましょう。
砲弾重量500kgで初速3500m/sですから発射直後の砲弾が持つエネルギーは
約3ギガジュール。
変換効率を100%としてもこれだけのエネルギーを砲弾に与えてやらないと
いけないわけです。
連射速度が毎分240発ということは一発あたり0.25秒。装填時間等は無視
してこの0.25秒を砲弾加速時間と考えれば一発撃つために約12ギガワット
(1600万馬力強)以上必要ということになります。
単発でも発電所クラスのパワープラントが必要。
連射は専用の大規模パワープラントから考えなきゃならないでしょう。
従って単発ですら陸上設置はともかく(といってもかなり非現実的)、
艦載は論外。
連射は陸上設置でも論外でしょう。
で、仮に砲自体の技術的な問題は全てクリアできたとしても一発撃つために
必要なエネルギー(コスト)が馬鹿になりません。
(外れたりしたら目も当てられない)
もっと低コストで効率のいいエネルギーが実用化されない限り実用化はない
でしょう。
PT
- もひとつ、貴方の友人宛に疑問です。
砲塔に300mの装甲を施すと言う事は、艦の重要部分に同じ装甲を施すのが普通だという事です、で、撃ち合いも考えるということですよね。
はたして300mの複合装甲でレールガンの弾丸を止めうることが可能でしょうか?また、艦の重要部分をそれほどの厚みの装甲で覆うことも可能でしょうか?
また、レールガンというからには弾に加速を与えるレールの長さも結構必要なはずです、それを限られたスペースの中に押し込む事も必要になってきます。
そりゃ必要だと思えばやるでしょうが、その為にどの程度の大きさの艦を作る必要が有るのか、そもそも何の為の艦砲なのかを良く考えてみた方がよくはないかと言うてみるに越した事は無いかと考えます、諸元を単体で考えるのは結構ですが、艦全体のシステムで考えないと、高々一門の砲を装備するのに何万トンものの排水量とかなりのパワーユニットが必要で、こんなものを動かすのは非現実的だという事になりかねません。
ooi
- >5:訂正
300mじゃなくて300mmでしたね(^^;失礼しました。
ooi
- うぅむ、「これくらい欲しいな」というような適当な要求のせいで、大変な事を言っていたのですね…(汗)
未成モンタナ型戦艦と丁度同じくらいの艦(重防御・ミサイル大量装備艦)に載せて、対空の他、ついでに対地対艦打撃力も持たせよう、というつもりでした。砲弾重量が大きいのはそのためです。
それでは、友人にもその旨伝えて、考え直すようにします。
どうもお騒がせしました。お付き合い下さった皆様、ありがとう御座いました。
(しかし、こうやってみると、在来銃砲類の完成度の高さがわかりますね)
桜華雷帝
- ちょうどいいタイミングで今月の世界の艦船に「現代の艦砲」の特集記事があるので、そこからちと気になった記述を一つ、参考になると思いますので。
米海軍が今開発予定の155mmAGS艦砲(DD(X)に搭載予定)なんですが、マウント重量が300トンいくそうです。
ooi