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20o機関砲の威力はどれほどのものなのでしょう? クレイジー |
- どれくらい?と言われても・・・・・大戦期の20ミリと現用の20ミリとでは違いましどっちを知りたいのかが分かりません
さらえもん
- 国本氏の「機銃メカニック」に掲載されている海軍九九式二十粍の貫通力です。
http://www.warbirds.jp/kunimoto/type51/kaiguntama.htm
ささき
- おおむね10mm前後の装甲鋼鈑を打ち抜けます。
毎度お約束ですが「20o機関砲 威力」辺りでgoogle先生で検索してみましょう。
だーくまたー
- あう、ささきさんのほうが分かりやすいですね。
だーくまたー
- んでもって「現用の」20mm 徹甲弾の例、M791 APDS 弾。弾頭重量 455g x 初速 1345m/s、距離 1300m/撃角 60 で 25mm RHA 鋼板を射抜くとされています。
http://weapons.travellercentral.com/ammo/m791.html
但しこの弾は陸戦/海戦用で航空機には積みません。APDS 弾は銃口から離脱したサボーが機体/エンジンを傷つける恐れがあります。
これを99式2号と比較してみると、ほぼ同じ弾…20x105B 弾(140g x 730m/s)…を使うスイスのソロサーン S18-100 重対戦車ライフルの貫通力は 100m/90 度で 30mm 程度でした。
>1. のひと
文句を書くよりも、貴方がご存知であろう「大戦期の20ミリ」と「現用の20ミリ」の性能概要を記して頂いたほうが、質問者と解答者の双方にとって有益だと思います。
ささき
- ↑ゴメン、M791 の 455g は弾薬包重量ですね。なんかヘンだと思った(^_^;)
ささき
- 私もアレじゃささきさんのおっしゃる通りなんで拾った情報を少々。
まずAH-1S攻撃ヘリに積まれている20mmガトリング砲
貫徹能力は榴弾で
射距離221mで、直立から60°傾けたRHAに対し6.3mm
射距離104mで、直立したRHAに対して12.5mm
徹甲弾で、射距離1000mで、直立したRHAに対して、6.3mm
だそうです
ほかにドイツのPz2ルクスに積まれている20mm機関砲ですが、
射距離1,000mにおいて厚さ20mmの装甲板を貫徹可能との事。
だーくまたー
- じゃあ逆方向から見てみたりして(笑)
日本海軍航空機用防弾鋼(表面浸炭、表面硬度ブリネル550以上)16mm厚が、20mm徹甲弾(重量131.3g、炸薬を不活性化)射角0度(正撃)で撃速575m/sで貫徹しないという規格になってました。
SUDO
- >1.さらえもん さんの気持ちにやや同感。 質問が漠然としていませんか?
諸氏が回答なさっていますが、威力とは弾丸貫通力の事だけですか?
FirePower(火力:単位時間当りの弾丸投射重量)の意味だったら?
そちらの方が機関砲の性能としては重要ではないかと思います。
そうすると20mmクラスで
理論火力一番は、Gsh6−23(9000発/分X約175g)
二番が M61A2 20mmバルカン(7200発/分X約100g)
という事になります。
軌跡の発動機?誉
- 亡父が20mm機関砲について語った話では、頭に当たれば頭が、腕に当たれば腕が吹き飛ぶとのこと。1938年現役で第16師団第33連隊に入営した時には機関銃を担当していたそうですが、青島に上陸後黄河の氾濫によりさまよっていた所を同郷の士官に拾われ、主計兵となりましたので、実体験ではないと思いますが(また、そうであって欲しいと思います)。
沖縄へ行ったときに、20mm機関砲弾を購入したことがあります。空薬莢ですので危険性はありませんし持っていても問題はないものでありますが、その重さ、大きさは想像していたよりもずっと大きく、銃砲弾と言うものは人殺しのためにあるのだと言う認識を手に取るたびに新たにします。
もちろん、これは航空用の機関砲ではありませんので参考にはならないと思いますし、私の書き込みは雰囲気にそぐわないものであると言うことは充分に認識しておりますが、つい書き込んでしまいました。お許しいただければ幸いです。
hush
- 相当なずれレスになりますが、10のhushさんの回答の、特に
>頭に当たれば頭が、腕に当たれば腕が吹き飛ぶとのこと。
>20mm機関砲弾を〜中略〜その重さ、大きさは想像していたよりもずっと大きく、
>銃砲弾と言うものは人殺しのためにあるのだと言う認識を手に取るたびに新たにします。
この部分はイメージとしてとても大切な部分だと思います。
こう言う話をしていると「6mmとか20mm程度の装甲なんて極めて弱い」と言う印象が強くなって行くと思いますが、それを貫ける20mmの威力と言うのは、一般生活をしていて身の回りに有るもの概ね全てを壊す力が有るんです。
身近なものでは歩道橋の基部や駅のホームの細い柱が10mm程の鋼板で出来ていると思いますのでそれを叩いて見てください。
(本当は鈍器で叩くとイメージがわき易いんですけど、街中でそれはちょっと(笑))
それを貫いたりどうにかしちゃったり出来る機関砲の威力の一端を想像できると思います。(しかも一般建築は防弾鋼板ではないのです)
特に20mm以上になると炸薬も入ってますし、人や非装甲対象なら原型を留めないでしょう。
だーくまたー
- 20mm 炸裂弾には約 10g の炸薬が入っています。10g の火薬がどの程度のものかと言うと、45ACP ピストル弾の薬莢に詰まっている推進薬が 4〜5 グレイン(0.25〜0.3g)、7.92mm ライフル弾の推進薬が 40〜50 グレイン(2.5〜3g)です。同じ「火薬」でも炸薬と推進薬は違うものですが、あえて大雑把に言えば 20mm 炸裂弾は 45ACP の空砲 30 発を一度に発火させるような威力があるわけです。人体に当たって信管が作動すればバラバラですね…。
ささき
- ダークマター様
私のTPOをわきまえぬ書き込みに対して、丁重な補足を頂戴し感謝いたしております。20mm機関砲と聞き、父の話を思い出して発作的に書き込んでしまいました。しかし、機関砲の破壊力と言うものに対して数字だけで捉えていくことによる危険性を訴えたいと言う私の気持ちを汲んでいただけたことは、非常な喜びです。門外漢の書込みにも関わらず、このような対応をしていただいた事に深甚なる感謝を述べたいと思います。ありがとうございました。また、この掲示板にふさわしくない発言を繰り返しておりますが、お許し下さい。
hush