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1903  ヴェトナム戦争中に米軍によって採用されたPRT-4送信機とPRR−9受信機は、二台がワンセットとして使用するようになっていますが、周波数はオフセットして使用されるのが常だったのでしょうか?実際に同一周波数で使用してみると、送信するたびにハウリング寸前の大音量がヘルメットに付けた受信機から鳴り響きます。マニュアルにはPRC-25、PRC-10等と相互通話可能とありますが、これらは送受周波数をオフセットできません。当時のGIたちはどのように使用していたのでしょうか?
ボタスキー

  1. 答えになってないかもしれませんが。
    1977年のFM7−7には、
    送信機AN/PRT-4は電池式で2個のチャンネルを持っている。通達距離はCh1が1600m、Ch2が500mである。
    2個チャンネル在ることの目的は、小隊長が下車機動チームと通話する場合及びAPCチームと通話する場合を切換えて実施するためにある。
    例えば小隊長が、APCを指揮している小隊軍曹と通をする場合はCh1、機動チームの分隊長と通話する場合はCh2を使う。

    とされています。

    AN/PRR9については、
    受信機AN/PRR-9は、Ch1とCh2が受信できる。ただし、両方同時には受信できない。

    と、書いてあるくらいです。
    ですので、普通に使っていたんでしょうね。

    1985年のFM7-7には、セットでAN/RPC-88分隊無線機として説明されてます。
    AN/RPC-88
    Some units may be equipped with the AN/RPC-88 squad radio. The squad radio consists of two pieces of equipment, an AN/PRT-4 transmitter and an AN/PRR-9 receiver.
    Both the transmitter and receiver have present crystal-controlled frequencies that can be changed as needed by the battalion communications platoon.
    はいどーも

  2. 初めまして。私のも回答になっていないかもしれませんが、参考までに。

    PRT-4は改造を受けるPRT-4A以前は150Hzのトーン(トーンスケルチ)が入っていないので、
    PRC-25との交信は不可能だったそうです。出力などから見ても、かなり近距離の戦術的な
    使い方しかされなかったのでは無いかと想像ができます。当時は小型のウォーキートーキーが
    無かったので、PRC-10や25が邪魔になるような活動の時に小隊の通信用として使われた
    と考えられそうです。

    ハウリングですが、レシーバーのボリュームを低く絞っても発生するのでしょうか?
    だとしたら、通常に使用するのはかなり問題ありかと思いますが、ヘッドセットや
    イヤピースを使えば解決できるので、そのような使い方ではないかとも想像できます。


    9C1

  3. 送受信を同一周波数で行う場合、送信時には受信機の低周波回路を遮断するのが普通です。でないと、音声通信の場合、ご質問のように(イヤホンを使わないと)ハウリングを起こします。また、多くの場合、アンテナも同一のものを送受信で共用するので、送信時にはアンテナを受信機側から送信機側に切り替えます。

    ですが、このPRT-4とPRR-9は、調べてみた範囲では、個々に独立していて上記のような機能はなさそうです。

    送信機・受信機とも2チャンネルあるので、ご質問のように2局間での送信周波数を別々にするいわゆる「たすきがけ運用」のような方法をとるのかとも思いましたが、2つのチャンネルはそれぞれ通信距離1マイルと0.5マイルである(根拠不明)、との記述が見られましたので、これは否定されます。(この方法だと3局以上の場合の相互の交信ができない、という問題もある。)

    よって、私の見解としては、「送信機・受信機の構造を単純にすること、および送受信システムとしての冗長性を持たせることによってトラブルの発生を抑える。」という設計思想なのではないかと考えます。(つまり、送受信は同一周波数。)

    でも、実際の運用時にはご質問のような状態になりますよねぇ。送信時には受信機のスピーカーを手で押さえていたんでしょうか?

    >1
    AN/PRC-88はPRT-4とPRR-9一つの筐体に納めたもののようです。

    以下
    http://www.kpjung.de/e_prr.htm
    より引用

    The Navy built the two parts in one housing and called it AN/PRC-88.
    OPD

  4.  回答された方、ありがとうございました。やはり同一周波数で運用されていたようですね。アマチュア無線機として(クリスタルを交換すれば6mバンドで使える)使用していましたが、当時のGIたちも私同様サイドトーンにしてはうるさい音に顔をしかめつつ使っていたのでしょう。
     9C1さん、ご指摘の通りマニュアルをよく見るとPRT-4Aでした。ご指摘、ありがとうございました。ちなみにボリュームを絞ればハウリングは出ませんでした。それでもかなりやかましい音でした。
    ボタスキー


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