1889 |
初期の薬莢使用のリボルバー(コルトSAAなど)に分類されるもので、特に 1 中、あるいは小型で、装弾数6発前後(の、シングルアクション) 2 素早い再装填が容易でない(スイングアウト不可) 3 接近戦でのマンストッピングパワーが適度なもの(一撃必殺というより、 ヤバめの喧嘩の切り札程度でもかまいません) のような拳銃を探しています。小説に使うんで、できればスペックやうんちく を添えていただけるとありがたいです。 季色 |
- できればご自分でお探しになることをお勧めします・・・
実際初期のリボルバーは相当の種類があります。
SAAのようなモデルもありますし、見事な装飾が施されたモデルもあります。
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- こんなページは如何?
http://www.emf-company.com/single-action-revolver.htm
やっぱり コルト M1873 SAA のヴァリエーションが圧倒的に多いですが、コルト M1894 ビズリーとかレミントン M1875, M1890 なんてのもあります。
コルト M1894 ビズリー(Bisley)はもともと競技用銃として作られたもので、イギリスでナショナル・マッチ射撃大会が開かれた射撃場の名にちなんだ命名だそうです。基本機構は SAA と同じ6連発シングル・アクションですが、ほとんど垂直に近いグリップ角と独特のカーブを持つハンマー・スパーのデザインが特徴的です。おそらく SAA が抜き撃ち・早撃ちに特化したデザインなのに対し、ビズリーは「しっかり握り、一発一発狙って撃つ」デザインのためこのような形状になったものと思います。口径は .45LC(Long Colt) 以外に .38-40, .44-40 などもあったようです。ビズリーは射撃競技以外でも人気があったそうで、これは精度が良いこと以外に「新しいもの好き」という要素もあったかも知れません。コルト社での生産は 1915 年まで続いたそうです。
レミントン M1875 はコルト SAA の大ヒットに対抗した出された6連発シングルアクション・リボルバーで、ホルスターへの抜き差しをスムーズにする為の板(正式には何と呼ぶのか知らない^^;)が銃身下に設けられています。レミントンは頑丈で信頼性が高いことで定評があり、西部の盗賊ジェシー・ジェイムズも愛用したそうです。このことから「アウトロー・リボルバー」の渾名が付いたのだと思いますが、この言葉が当時から使われていたかどうかは定かではありません。5 1/2 インチの短銃身モデルは珍しいとのこと。口径は .45LC と .44-40 があったようです。
レミントン M1890 は 1875 の改良型として作られたものの、既にシングルアクション・リボルバーの時代は終わりつつあり、結局 SAA に勝てないまま少数生産されたにとどまり、レミントン社最後のリボルバーとなった製品だそうです。
ささき
- 小説の設定がどうなのかわかりませんが、ビリーザキッドはS&Wの何とかというダブルアクションリボルバーを使っています。
喧嘩の切り札ならばやはり当時としてはデリンジャーでしょう。銃把に象牙のついたレミントンの上下2連デリンジャーなどいかがでしょうか。
ROTC出身の海兵隊少尉
- すいません。デリンジャーはリボルバーではないです。
ROTC出身の海兵隊少尉
- 坂本竜馬がS&WNo122口径を使ったとか
高野長英が逃避行中に懐に呑んでいたのが5連発だったとか
虚実取り混ぜて幕末にはいろいろあったようです。
ちなみに、コルトSAAはシリンダーを複数持つことで
いまのスピードロッダーのような使い方が出来るので
再装填が容易ではないということにはならないんです
同じことがニップルコルトやレミントンリボルバーにも
いえることですが、シリンダーロッドをとめているボルトに
スプリングが内蔵されているのは、そういった機能のためです
コルト社の当時の資料を読むと、クイックエキストラクター
というはずしたシリンダーから薬莢を一気に抜き取る部品(?)
が発売されていたようです。
さすがは商売上手のコルトといったところでしょうか?
作劇の参考にするんだったら、生半可な知識でデータだけを並べるより
適当にモデルガン(エアガンではちょっと)のいくつかを買って
自分で触ってみる(分解したり、なぶってみたり)ことを
おすすめしますね
12yo
- どんな小説か作劇か私には関係ありませんが、予備の複数以上のシリンダーを登場させるのはかなりダサクなりませんか。
ROTC出身の海兵隊少尉
- 小説の内容について書くのは場違いのような気もしますが……
いわゆる「魔弾」を扱う話で、質問での条件付けは一発に重きを置く話という意味での制限です。
コルト系、S&W系など有名どころは自分なりに一通り調べたつもりですが、より詳しい方に聞けば知る人ぞ知るマイナー拳銃とかもあるかな、と。
パーカッション系を省いたのは、単に銃器そのものに対して興味のない読者にまで、そこまで趣味に走ったっぽい説明くさい文章を押しつけるのを避けるためです。
季色
- 小説の内容についてここで書くのは私も場違いだと思いますが。
リボルバーに拘る必要があるのですか。
ROTC出身の海兵隊少尉
- 常連の読者さん(と言っても20人いるかいないかですが……)の、おそらく6割ほどが、銃に興味のない人や女の子とかでして(汗)。
いっそ単発で込め直すか、面白いところでボルカニック・レバーアクション・ピストルとかも考えたんですが、説明にページをとられるのと、挿絵なしの小説なんだから、なるべくわかりやすい作動形式の銃がいい、という友達の意見が出て、わかりやすいところでリボルバーに限定しました。
プロット初期では知名度から単純にピースメーカーだったんですが、ホルスターも使わずに服の下に突っ込んでいる、という設定のため、やや大きすぎるのでは、とほかの銃を探しています。
みなさん、いつもながら的確なご意見、ありがとうございます。
季色
- ひき続き余計な話ですが、「ギャングオブアメリカ」という映画では20世紀初頭のニューヨークの警官が金属薬莢式と思われる小型の単発拳銃を使っていました。
木村穣治氏の本があるはずなのですが、どこにしまったか見つかりません。従って、銃の名称はわかりません。
ROTC出身の海兵隊少尉
- 映画の題名が間違っていました。「ギャングオブニューヨーク」でした。
ROTC出身の海兵隊少尉