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1879 VT信管が開発されるまで
対空砲の弾丸が爆発するまでの距離を
どのように設定していたのでしょうか。


ぴんがー

  1. タイマーで設定らしい。
     

  2. とすると、発射時から何秒後に爆発するようにと
    タイマーを仕掛けていたのでしょうか?
    すみません、よろしくお願いします
    ぴんがー

  3. そのままその通り導火線やタイマーで一定時間経ったら爆発するようにします。
    花火に火をつけて投げるのと一緒です(笑)

    そのため目標の速さや高度を見誤ると効果が無くなってしまいます。

    だーくまたー

  4. 敵機を発見したら的針、高度を測定し換算盤より秒時を求め設定する、
    的、予想未来位置に向け発砲する、発射衝撃や何らかの操作によりタイムカウント開始、数秒後タイムアップにより爆発する、この時、爆発影響範囲に敵機がいれば損傷を受ける。

    反射音

  5. みなさん、どうもありがとうございました!
    長い間、どうやって爆発させているのか
    疑問だったので…(汗
    謎がとけました!!
    ぴんがー

  6. >3 剥き出しの導火線だったら、発射と同時に爆発しちゃうんじゃないの?
    ヨモ

  7. 6>
    火道信管の系列を簡単に説明している訳ですしょうから剥き出しの火縄みたいな導火線と言っては居ないと思いますが?



  8. >6
     良い疑問だと思います。
     実は、炸裂する砲弾(炸薬を仕込んだ砲弾)の歴史とは、着発信管(着弾するとドカンといく)の登場までは、導火線を用いていたのです。
     よって「ダロカン」で導火線の長さを決めて発射してました。
     勿論、場合によっては発射時に導火線が全部燃えちゃって大騒ぎという事もあったのです。
     これは、砲弾の中に導火線を仕込む事で、発射時に導火線が装薬の燃焼に触れにくくする事で対処されましたが、それまでは装填時に導火線側を砲口にする等で対応していました(砲弾はまだ球形だった頃です)
     また、椎の実型のつまりいわゆる砲弾型になってからは、弾頭頂部に信管(導火線)部が来るので、装薬燃焼時の問題は緩和しました。
     よって、時代によっては剥き出し火縄だった事もあり、結構色々工夫されていったのです。

     ちなみにこの火薬式時限信管は、基本的に、陸戦用として登場発達しました。
     砲弾を敵陣に打ち込んで炸裂させたい、そういう事だったのです。
     ですから、着発信管が登場すると、必要性を減じますが、榴撒弾や曳火射撃等で用いるので、時限信管と着発信管の双方の機能を持った複動信管へと発展しました。
     この火薬式時限信管は、他には、遅動信管にも用いられています。
     この場合は、着弾すると作動し、火薬燃焼時間だけ遅延をかけてから砲弾を炸裂させるのです。
     こうして洗練されていった火薬式時限信管ですが、対空射撃用には致命的な問題がありました。
     火薬の燃焼時間は気圧や温度で変化するのです。
     つまりセットした時間で爆発してくれないんです。これは火薬燃焼時に出るガスの都合だったそうです。
     こうした問題は遅動(こっちは0.001秒単位で設計してる)信管でも起きていました。
     よって、次に作られたのは機械式時計信管です(つまり小さい時計を仕込んだ)これは高度変化があってもずれないし、いろいろ小技も仕込めるので、各国で多用されましたが、製造コストがかかり、故障も少なくないのが問題でした。
     また、大概の時限信管は、発射後一定距離は安全装置が作動して、炸裂しないようにもなっていました(火薬式ですから発射時のショックで誤動作する可能性や、タイマーセットを間違える可能性があるので)
    このような安全装置がいつ頃から導入されたのかは浅学故判りませんでした。
     一般に時限信管の安全装置は恐ろしく多重化されていましたが、初期のVTは以下略で(恐らく故障確率や信管サイズの都合だと思いますが)色々不都合があったようです。
    SUDO


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