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我ながら下らなくてどうでもいいことなのですが・・・・・ 拳銃のパーツの中で、使われるねじ、特にグリップを固定するグリップスクリュー ですが、基本的にマイナスねじが使われていると思っていました。しかし最近では プラスねじが使われている例もあるようです。拳銃以外の一般的な事例も含めて、 プラスねじとマイナスねじというのは何か使い分ける理由というのがあるのでしょうか。 R |
- プラスは、押しながらまわせるため、回す時に力が掛けられます。
(マイナスで押しながら回すと、水平方向に滑る)
ですので、固く締めないといけないネジには、プラスが多いです。
便乗です。
個人的には、軍用ナイフって、マイナス大小のドライバーが付属してる事が多いので
(マイナス兼用の簡易プラスはさておき、各国ともにまともなプラスはまず付属してない。)
銃器類って、軍用ナイフで分解整備出来るように、マイナスねじ主体と言う
イメージがあるのですが、いかがでしょう?
無頼庵
- ↑あ、この「軍用ナイフ」って、ヴィクトリノックスやカミラスなんかの「ツールナイフ」って意味です。
レザーマンなんかには、プライヤーと立派なプラスが付属してますが、あんなの支給してる国ってないですよね?
(余談ですが、ヴィクトリノックスの簡易プラスは、
左右をやすりで慎重に削ってプラスのネジ孔の奥までフィットするように
整形するとBETTERです)
無頼庵
- >1.
断定しかねますが、普通は特別な工具など無しで分解する
フィールドストリッピングで十分なのではないでしょうか?
また、それ以上の分解は、ナイフ等の簡易なツールだけでは難しい場合もあります。
町田
- プラスネジは当てれば普通にセンターに合うので電動ドライバーや自動機械に向いていて、マイナスネジは径さえあえば何でも使えるのがウリです。
で、余談ですが現在日本では工業用のマイナスネジはほとんど流通していないのが現状とか。(工業用以外なら少数流通)
あず吉
- 一般 機械・工業用ねじに関しては諸氏におまかせし、銃火器用ねじに関して回答します。
>1.銃器類って、軍用ナイフで分解整備出来るように〜
>2.普通は特別な工具など無しで〜フィールドストリッピング〜
正しくその通りです。一般に軍用小火器は、その仕様書で、フィールドストリッピング(野戦分解,普通分解)は、
特殊な工具を必要とせずに出来なければならない事を要求しているからで、
カートリッジのリム、その他手近な物(例:コイン)で回せる様に、ねじ頭をマイナス溝としています。
(では、プラスねじ回しが、”特殊工具”扱いかどうか、難しいものですが、前線にいる兵達が日々持ち合わせているとは限りません。)
S&W,レミントンに代表される、非軍用・主にコマーシャルベースで、製造されている銃火器のねじも、マイナス溝が多い事は、これらの名残や同様理由です。(プラスねじ回しを日々持ち合わせない)
叉、軍用品は、被発見率を少なくする為、光物、光沢を避けている事は御承知と思います。
よって小火器も、ステンレス製のねじは使用されません。通常、スチール製+パーカーメッキのねじが使用されます。
>質問Rさん. 最近ではプラスねじが使われている例もあるようです。
具体的に、どの銃のどこの部位のねじか不明ですが、以上の事が配慮がされていないものか、
或いは、メーカーとして安易にその部位を分解してほしくない場合、ねじ頭を故意にプラス溝,ヘキサゴン(六角穴),
その他特殊形状とし、専用工具でないと分解できない様にする場合もあります。
例:アルミフレームの銃、又は部品は、頻繁に”ねじ”や”ピン”の脱着をすると、その部位がバ○になりやすいので、
銃メーカーは、ユーザーによるその辺の分解を嫌います。
軌跡の発動機?誉
- 日本で製造・輸出された地下鉄車両の客室内艤装は悪質な客が車内の物品をはぎ取らないように
通常の形とちがう三稜のねじで締めてある、というのは本当でしょうか?
Navy
- 多数のご回答をいただき、誠に有難うございます。
誉さま>具体的に、どの銃のどこの部位のねじか不明ですが
具体的には最近のオートピストルのグリップスクリューです。
昔話ですが、マツシロのSSオートマグを購入したとき、グリップ
スクリューがプラスねじなのが許せず、MGCのM39のものに
取り替えて悦に入っていました。それが最近ではプラスねじが実銃
に使用されているようで、単純に「常識」と思い込んできた銃のねじは
マイナス、という意識を否定されたようで、質問にいたりました。
特に軍用ライフルの世界では特別な工具なしでの作業が要求される
ため、マイナスねじが使用されているのは理解していましたが、
民生品ユーザーの安易な分解を避けるため、というのは納得できますね。
R
- 現在では全般的に見てマイナスねじの生産量は減ってきています。理由としては製造コストや生産効率がプラスねじに比べてかさんでしまうためです。プラスねじの場合ねじ山をプレス加工で一気に作ることができるのに対し、マイナスねじはいちいち削りださなければならないからです。
T
- 過去ログを見ると
http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2001704.html
てな話ですから、昔はそもそもマイナスしかネジ無かったんですね。
となると、その頃の火器はマイナスが当然だろうし、その流れと言うか影響も色濃いでしょうから、中々切り替わらない分野もあったんではなかろうかと・・・。
SUDO
- 皆様ほんとうに色々と有難うございました。
ねじの歴史からいってマイナスねじの方が古くからあり、
現代ではコスト的にプラスねじの方が有利である、とすれば
納得、疑問氷解です。有難うございました。
R