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自衛隊をはじめ、各国の軍隊ではどこまで 個人的な装備が許されているのでしょうか? 使い慣れたコンパス!とかナイフ!とかはOKなのでしょうか? アメリカでは使い慣れたピストル!とかありなのでしょうか…? 漠然としてますが、よろしくおねがいします。 ぴんがー |
- 個人的にピストルを持ち込むことが許されている軍隊は、おそらくどこを見回してもないと思います。例えば、みんなが9mmx19を使っているのに、一人だけ45ACPを使いたい、と言い出したら困りますからね。
ナイフに置いても同様のことがいえます。軍用のナイフには、例えば銃剣として使うための機能が備わっているので、一人だけ、銃剣として使える機能のないナイフを使いたいと言っても許されないでしょう。
コンパスについてはどうかわかりませんが、例えばお守り程度のものであれば、誰が何を持っていても問題はないと思います。
軍隊に制式採用されているものは、
きめら
- すいません。最後の一行は無視してください。
きめら
- 武器については上記のように弾薬の共用性の問題もあり難しいでしょうが、その他の部分ではかなり個人購入品は多いです。
現在アフガニスタンに展開している米軍や英軍の特殊部隊は個人購入のイーグル社の装備品などが多く見受けられますし、私が見た写真の中にはヘリーハンセン社というスポーツメーカー(日本でもよく見かけます)のパーカーを着て任務についている兵士がいました。装備、服装については今月2月号のアームズマガジン誌に詳しい記述が掲載されています。
また、ナイフは殊に個人使用の例が多いアイテムです(私が存じているのは米軍についてだけですが)。有名なところではランドール社やガーバー社のナイフが人気が高く、広告の愛用者の談話には多くの軍人が戦場で使用した経験を語っており信頼性をアピールしています。ベトナム戦争中など部隊単位で購入していた例もあるそうです。また、同戦争中は私物のハンティングナイフも多く確認できます。
最近では自衛隊のCQB訓練の写真などを見ても私物とおぼしき市販の装備品(サバイバルゲームなどでも使われるやつ)が確認できます。
ジョン・ウェイン
- >ジョン・ウェイン様
>また、ナイフは殊に個人使用の例が多いアイテムです
そうでしたか…先入観で書き込みをしてしまったようです。この場を借りてお詫びと感謝を。ご指摘、ありがとうございます。
きめら
- >4
恐縮です。私も述べたとおり米軍についてしか存じておりません。写真などで確認する限りにおいてあまり私物ナイフを見ない国もあり、きめら様のご指摘も一概に否定できるものではないと思います。
つまるところ国によって装備への統制に強弱があるというのが回答として正しいのかな…と。
ナイフについて補足しておきますと、軍隊ではナイフは銃剣としての使用に限らず「人類最古の道具」としての生活的な使用も求められることが多い為、私物ナイフはそういった部分の補強の意味があるかと。また、高品質な鋼材を一本一本手作りで仕上げているランドール社のナイフに代表されるように、私物高級ナイフはマスプロな支給ナイフに対して高い信頼性を支持されています。
ジョン・ウェイン
- 皆さん、ご丁寧にありがとうございました!
確かに弾薬の補給の問題からもピストルの個人持込は
まずいですね(笑
個人的にデザインが好きで気に入っていたヘリーハンセン
が個人使用OKというのが驚きでした。
ぴんがー
- (どこの軍隊もそうだと思いますが)陸上自衛隊の個人装備の場合、基本的には制式装備として支給されているもの(官給品)しか使用することはできません。しかし、制式装備となっていない物品等については、PX等で個人が購入したものや部隊単位で独自に購入したものを上級部隊指揮官による訓練検閲等がない通常の訓練・演習等で使用することは許可(あるいは黙認)されているようです。まぁ実際に有事となれば制式の有無など関係なく使われるのでしょうが・・・
写真等で見たことのある例としては、自衛隊迷彩を施したブーニーハットや手袋(官給品はOD単色の軍手)、戦闘服の下に着る迷彩シャツ(官給品はOD単色)、弾帯(ピストルベルト)に取り付ける携帯電話ポーチ等があります。また、対テロ・コマンド訓練等では特殊部隊が使うような膝・肘保護パッドや集約ベスト(いわゆるタクティカル・ベスト)を使用していることがありますが、これらは部隊単位で独自に購入された装備と思われます。
ブラック・タロン
- >7。便乗なんですが、部隊単位で独自に購入する場合ってやっぱり自腹なんでしょうか?
RGS
- >8
部隊単位の場合は、予算が下りる場合がある(上級部隊が見とめた場合のみ)その他は自腹となります。
ブラックタロンさん
ちょっと修正させていただきます。
>手袋(官給品はOD単色の軍手)
13年度納入品からは戦闘手袋がOD単色の軍手から、手の甲の部分が迷彩布の革手袋になりました。
(朝霞の広報センターのマネキンもいつの間にか革手袋に変わってた。)
>戦闘服の下に着る迷彩シャツ(官給品はOD単色)、
官給品の下着は白です。だから、OD単色及び迷彩は全て個人購入でしたが、11年度頃から「迷彩下衣」と言う迷彩Tシャツが支給されています。
はいどーも
- ベトナム戦時の話ですが、兵士が個人所有の銃器を使用していたという例をよく文献で見かけます。
並木書房の「ザ・ラープ」という本には、米本国の家族から送られてきたオートのショットガンを愛用していた偵察隊員についての記述が出てきます。
また、共産軍のトンネルを、私物と思しきコルトSAAを構えながら覗き込む兵士の写真を見た事が有ります。
また、やはりベトナム戦時のヘリクルーは、自衛用に、自費で購入したり、何らかの物資と交換したりして入手したライフルやSMGを機内に搭載するケースが多かった様です。
通りすがり
- 私物の武器を持ち込む軍隊もあると思います。
旧日本軍でも、将校の拳銃は自前でしたし、
米国でも、豪華な装飾が施された拳銃を良く見かけます。それも海軍など実用性を要求されないところではコルトSAAとか。(たしか、ハルゼーか、その類の提督)
また、上でも指摘ありましたが、ベトナム戦争で多用されたショットガンは、当初私物であったのではないでしょうか。M16を肩にかけ、手にはショットガンという写真を見かけます。
ちなみに、散弾銃は、ハーグ陸戦規定違反の可能性もあり、正式武器としてはちょっとアレだと思いますので。(ダムダム弾と同じで、傷口を残酷に広げる武器として、弾頭が広がったり、分離するものは禁じられているはず?)
また、私物のレボルバーも、「不意の遭遇戦に便利で、MPをはじめ広範囲に使用していた」などという記述を見かけました。
弾薬補給の都合もあるでしょうが、戦場にコーラの自販機があるお国柄ですので、特殊な弾丸でも補給は可能だったと思います。(そんなにたくさん撃つわけじゃないし。ほとんどの兵士は、拳銃弾など1発も消費しないでしょう。拳銃撃たざるを得なかったら、どうせ直後に戦死するから、もはや消費しないだろうしね)
クリスティー
- 先日、韓国の兵役経験者と話していて「拳銃は支給されない。将校(士官だったかな)は自前で用意していた」というような話がでました。拳銃を使うようなシチュエーションではどっちも死ぬし、みたいな話だったかな(こてらじ)
こてらじ
- ショットガンそのものは米国の正式兵器の中に組み込まれているはずです、海兵隊が「トレンチガン」と呼んで愛用した話は有名(ちゃんと銃剣の付くモデルなんですな、これが。確か第一次大戦の話、第二次大戦でも使ってなかったっけ)ですし、米軍基地での警備要員がショットガンを携帯しているのも目撃してはいます>横須賀での事です。
ただ、海兵隊が採用しているって話は聞きますが、陸軍でどうだったかは覚えて無いです、それと、そもそも警備要員向けの採用なのかもしれません。
ooi
- >9
修正情報ありがとうございます。
そういえば戦闘装着セットのサスペンダーも今は完全迷彩化され、OD単色だった作業服も迷彩服に変わりつつあるとのこと。最近の陸自の個人装備は徹底した迷彩化が進められているようですね。
>ショットガンの話
○年前に護衛艦『はるゆき』を見学したとき、小火器保管庫に64式小銃、62式機関銃、M3A1サブマシンガンと共に自動式ショットガン(メーカー等は不明)が2挺入っているのを見ました。海自も含めて自衛隊の制式装備にはショットガンはなかったと記憶しているので、これは海自独自の装備だったのでしょうか。
ブラック・タロン
- >海自のショットガン
うーん、別スレで、海自での存在が明確に否定されていますが、正式装備外の火器が本当に無いのかってのは誰も知らないわけですし。
海上自衛隊の艦艇に装備されている火器ってのは、確か遭難その他で退艦の場合持ち出しが義務付けられている奴があるんですが(航海日誌とか)その中に拳銃や小銃の担当ってある事はあるんですよ、一応、それに示されている物は一応その船に積まれていると見て良いんですが、どうも全部の武器を持ち出すという風にはなってない様でして、正式なリストに入ってない装備もいくつかあるんじゃねえかなあと言うのが、今まで自衛艦とか見学してて思う感想だったりします。
自動式ショットガンですが、米軍で採用されていた物が貸与されている可能性だってあります、案外そんな話なのかもしれません。>無論全艦艇に行き渡るような量じゃなかったりするでしょうし
ooi