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三十年式銃剣の鍔の片側がカギ状になっているのはなんのためでしょう? ぽぴら |
- 叉銃といって、テントの骨よろしく3丁一組とかで部隊の休息時とかに立てとくために使います。それぞれのあのカギに別のを引っ掛けて均衡をとらせるわけです。で、理由はというと砂が機関部や銃口に付着し作動不良を起こすからです、なら木に立てとけばいいと思われるかもしれませんが兵隊というものはみわたすかぎりの大草原でも砂漠でも戦わなければならないため、このようなパーツが必要なのです。
・・・といって追加質問、他国の小銃・SMGには叉銃用の何かしらの工夫
が見つからないのですがトランプよろしく気合いでバランスをとっていたのでしょうか。
紅葉饅頭
- あの鍔には敵の銃剣を受け止めるためのもだという意見もあるようです。
確かに曲がっていたほうが受けやすいでしょうが、確証はありません。
>2.
小銃にはリアサイトなどひっかける部分が多いため
わざわざ叉銃用の工夫などする必要はありません。
町田
- >3 リアサイトひっかけててもバランス取れなくて倒れると思うんですが・・・。フロントサイトのことですか? 、銃口のほうにあるやつ。
紅葉饅頭
- >3
大ボケでした。仰る通りフロントサイトです。
町田
- これ(カギ状⇒銃鉤と言う)、銃剣格納式の44式騎銃銃口附近(上帯部)にも付いている事は面白いですね。
http://www.asahi-net.or.jp/~KU3N-KYM/heiki2/kooriyama/koor.html
>2.あの鍔には敵の銃剣を受け止めるため〜 確証はありません。
十手? 引っ掛けたら、もつれ合ったり、自分も動きが拘束されちゃいますね!
軌跡の発動機?誉
- >2
30年式銃剣の曲がった鍔はすでに書かれている通り叉銃用のものですが、格闘用のカギと説明している資料も一部にありますね。
ちなみに、戦争末期に生産された30年式銃剣では生産簡略化のためかこのカギは省略されています。また、叉銃自体も中国戦線で叉銃して休息中に襲撃された経験から次第に行われなくなったと聞きます。
>1
ドイツのMP43/44の銃身上部(フロントサイト前部)には先を丸めたピン状の突起が一本出ていますが、これも叉銃のためのものという話を聞いたことがあります。
ブラック・タロン
- ↑あう、フロントサイト前部というのは間違いです。
ブラック・タロン
- M1ガーランドには叉銃専用リングが付いてたような気が
するんですが。
SAW
- GUN誌の1996年10月、11月号に(買ってないけど多分12月号にも)「日本の銃剣のすべて」という特集記事が載っていて、上の6番でブラック・タロンさんが「ちなみに」として書いてるようなことが書いてあります。
この曲がってる部分は龍尾、銃身が通る孔のある方を龍頭と言うそうです。
石垣
- わたしにとっては「のらくろ」の帯剣姿を見て以来の疑問でした。
それにしても、行軍中、叉銃の度に「着ケ剣」とやっていたのでしょうか。
(まあ日本陸軍ならそれもアリか?)
ぽぴら
- >1.他国の小銃・SMGには叉銃用の何かしらの工夫が見つからない
>6.MP43/44の銃身上部(フロントサイト前部)には先を丸めたピン状の突起が一本
>10.行軍中、叉銃の度に「着ケ剣」とやっていたのでしょうか。
まとめて、レス。
叉銃(さじゅう)は、帝国陸軍以外の諸外国陸軍でも見られます。 諸外国(帝国陸軍も)の場合は、いちいち着剣せず、
銃身下に突き出ているクリーニングロッド(柵杖)を、お互い同士噛み合わせて、立たせます。
さて、過去のAnsQ.287も見ましょう。・・・・・・・ 同じ様な回答だね。
〜?誉
- ↑あっ、MP43/44のは、クリーニングロッドではなく、わざわざ叉銃にする為の部品でしょう。
〜?誉
- あっ、過去ログにちゃんとでてますね。すみません。
回答いただいた方々、ありがとうございます。
ぽぴら