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西部劇の資料あさりを続けていますが、レマット・リボルバーについて詳しい情報をご存じの方はいませんか? ビズリーといい、どうしてこう古い銃はSAA以外のキワモノ銃(失礼)に関して資料がないのか…… 自分なりに調べては見ましたが、44口径9連発プラス単発の散弾というスペックは凄いものの、撃てる強度に劣る旧式銃じゃ暴発だらけのような気が……ホントに44の9連発ですか? 写真じゃ6連くらいに見えるんですが。 季色 |
- どの写真を見ても6連を越す装弾をするシリンダーにしか見えません。どんな写真をご覧になってどうしてそう思われたのか知りたいところです。
撃てる強度に劣ると暴発というのはちょっと意味不明です。
暴発は旧式銃の強度云々の問題ではないと思うのですが。
海外のサイトで検索すると、簡単な情報は入手できると思います。
後はアメリカ等の旧式銃のフォーラムで質問するですとか、関連の洋書を購入したほうが良いでしょう。
"Firepower from Abroad: The Confederate Enfield and the LeMat Revolver"のような本もそうですがCivli Warの拳銃を扱った本にも紹介されていることが多いです。
町田
- ↑すいません、誤植です(爆)。「撃てる」の三文字は無視してください。
「強度に劣る旧式銃〜」でした。仮にあのフレームに6発を越す装弾数のようなら、弾丸射出の負荷で使っているうちに回転弾倉部分が破裂するのでは?という。(破裂を「暴発」と表現してしまいました)。
とあるサイトで自信満々に「ファニング9連射で〜」と書いてあり、確信がもてなくなりまして……。
季色
- つまり、昔の銃器で44口径9連発は無茶だと思われたわけですか?
ファニング9連射で、というのは無茶と思いますが(そもそもファニング自体、「そうそう当たるものではない!」というものです。9連じゃ手も痛いし)。日本のサイトでは割といい加減な知識を披露しているひともいますから、複数の信頼できる情報源を確保した方が得策ですよ。老婆心ながら。
まあ、確かに現在の拳銃に比べれば旧式銃は強度に劣ると思いますね。
戦術魔法一号
- 強度について補足。シリンダー部分の写真を見たことがありますが、
確かに穴と穴の間の厚みは薄いものです。
参考 http://johno.myiglou.com/lemat.htm
しかし、当時の火薬の性能は低いものです。また、シリンダーの前後長も短く、多くの火薬を入れる銃ではないようですから、破裂するほど強烈なプレッシャーはかからなかったのではないかと思います。
町田
- 今帰省中で手元に資料がない(ここの過去ログでも書いた記憶があるが見つからない)ので、うろ覚えながらいくつか。
レ・マット・リボルバーはフランス人医師ジャン・アレクサンドル・フランソワ・レ・マットが1856年にパテントを取得したパーカッション式リボルバーで、通常の銃身の下にシリンダー軸を兼ねた散弾用銃身を備えています。オリジナルは.42口径9連発+.63口径散弾単発で、ハンマー・ヘッドを折り曲げて撃ち分けます。ネービー・モデルや騎兵モデル等のバリエーションがあり、後期には金属薬莢を用いるモデルも作られたようです。
南北戦争では南軍が約2,200挺のレ・マット購入して使用しています。
最近では米ネービー・アームズ社がイタリア製レプリカを販売していますが、このレプリカはネービー・モデルか騎兵モデルをベースにしつつも、シリンダー部の口径を一般で弾丸が入手しやすい.44にするなど、オリジナルとは一部違う仕様になっています。
耐久性に関しては、すでに書かれている通り当時の発射薬はパワーの強くない黒色火薬だったので、それよりはるかにパワーの大きい無煙火薬を使う現代の銃と比較するのはあまり意味のない論です。
ブラック・タロン
- >4.破裂するほど強烈なプレッシャーはかからなかったのではないかと思います。
>5.当時の発射薬はパワーの強くない黒色火薬だった
では、黒色火薬がどれくらいのパワーなのか御存知ですか。 黒色火薬は、硝石・硫黄・木炭の配合割合によっては、
その昔昔、爆破薬として使用されていましたよ。(爆轟まで行かないので、あまり効率良いとは言えないけれど)
>2.使っているうちに回転弾倉部分が破裂するのでは? >3.旧式銃は強度に劣る
に一票投票です。 レ・マットの写真で弾倉薬室肉厚を拝見し、その当時の鋼材料&冶金学を考えた場合、
私は恐ろしくてこの銃では撃とうと思いません。 弾倉破裂の様な事件があっても不思議じゃないと思います。
装填薬量は、少なめだけれど・・・・
軌跡の発動機?誉