1810 |
1.中国の射撃場を特集した本を見たのですが中国で銃は簡単に手に入るんですか? 射撃場があるってことは一般人向けの銃砲店もあるってことなのですか? 2.リボルバーって暴発がなく安全だって話を聞いたのですが本当ですか? 3.45口径より5.7×28のほうが貫通力、殺傷能力の面でも上なのですか? 誰かお答え下さい宜しくお願いします。 AK−47 |
- >1は情報不足なので他の方のフォローを待ちます・・・
>2
まず暴発はなぜ起きるかということを考えてみましょう。
暴発の主な要因(と思われるもの)として、
1/自然発火(コック・オフ等)
2/銃自体の機構的欠陥による誤作動(ハンマーや撃針が故障等により勝手に作動してしまった等)
3/使用者の操作ミス等による誤操作(指がうっかりトリガーを引いてしまった等)
等々が挙げられます。
要因1と2は銃&弾がよほどのガラクタでもない限り、少なくとも今ある一流メーカーの製品ではオートだろうがリボルバーだろうが滅多に起きないと思っていいでしょう。むしろ要因3による暴発事故が最も頻繁に起こりうると考えてよく、この点に関してもオートだろうがリボルバーだろうが大差はありません(要は銃が悪いのではなく使う人間のミスだから)。
機構面でリボルバーとオートを比較した場合、どっちもハンマー(撃鉄)で撃針を叩いて前進させ(またはストライカーが直接)弾薬を撃発するという基本構造は同じであり(古いリボルバーだとハンマーの先端が撃針を兼ねている場合もある)、後はトリガーの形式の問題になってくるでしょう。
コルトSAAやコルト・ガバメント等のようなシングル・アクションのみのリボルバー&オートであれば、ハンマーを手動で起こさない限りトリガーを引いても撃発されることはないので安全といえます(逆にハンマーが起きた状態では当然何らかの原因でハンマーが落ちて暴発する危険がある)。
一方、現在あるリボルバーとオートのほとんどはシングル/ダブル・アクションの兼用トリガーを備えています。ダブル・アクションは即ち『トリガーを引くだけでハンマーが自動的に起こされて発射できる機構』なので、トリガーを引かない限りハンマーは動きませんが、ついうっかりトリガーを引いてしまったら間違いなく発射されてしまうわけです(だからこそ完全にトリガーが引ききられるまで撃針をブロックする機構がリボルバーとオートにはある)。まぁダブル・アクションはハンマーを自動的に起こすテンションがかかる分トリガー・プル(引きしろ)が重くなるので、少々指が触れたくらいでハンマーが起きることはありませんが・・・
よって、総論としては『リボルバーだから暴発がなく安全』というわけではありません。
>3
5.7mmX28弾についてはここでも過去何度か書かれてきましたが、想定使用距離を150〜200m以内に絞った上で、その中で防弾ベストを着用した目標に対する貫通力と殺傷力を両立させるべく生まれた弾です(防弾ベストを確実に撃ち抜いて目標を殺傷する一方で、貫通弾や跳弾による周辺被害を極力抑える)。単純に弾薬スペックだけ比較すると、拳銃弾というよりライフル弾のミニチュアに近い5.7mm弾は.45ACPを遙かに上回る弾です。
ただし、実際の作戦でどちらが有利かはその作戦によって変わってくるので一概には言えません。
現在、欧米の対テロ特殊部隊等は従来の拳銃弾使用のサブマシンガンに代わる武器として、5.56mmX45等の小口径高速弾を使用するサブマシンガンサイズのアサルト・ライフルを使用するところが多数派になりつつあります(アメリカは.45ACPを使用する特殊ピストルやサブマシンガンを要求していたりするが)。拳銃弾とライフル弾の長所を併せ持つ高性能弾として登場したはずの5.7mm弾等がなかなか普及しない理由の一つとしてこれが挙げられるでしょう。いくら高性能でも専用の弾薬系統を用意しなければならない特殊弾より、多少発射音や反動が大きくなっても小銃弾として広く普及しているライフル弾をそのまま適用する方が運用面でも兵站面でも理に適っているのは明白ですから・・・
ブラック・タロン
- 中国にも射撃の選手や、狩猟を行う人がいるようなので、一般人も銃や弾薬をもつことはできるようです。
これらの銃や弾薬が銃砲店のような民間業者から供給されるのか、国から貸与又は供与されているかどうかは分かりません。
ただ、共産国ですので武器類の所持に関する規制はそれなりに厳しいものと思われます。(特に外国人の場合は)
ただ、どこの国にも犯罪組織はありますが、かの国でもそういった連中はそれなりの武装をしているでしょう。
日本にも中国からの密輸銃が流れ込んだりしてますからね。
通行人