1807 |
世界最初(最古)のリボルバー式銃は何時頃出来たのですか? また、どのような銃だったのですか? きっど |
- 具体的な年代は分かりませんが、リボルバーの原型のアイディアは17世紀に存在しています。
その頃は火縄銃で、弾と火薬を銃口から入れる前装式でした。
また、シリンダーの回転は手回しでした。
ライフルのように銃身が長い銃の他、拳銃に近いサイズのものもあります。
いずれも17世紀当時はあまり普及しなかったようです。
町田
- 補足。17世紀の拳銃サイズのリボルバーは火縄式ではなくスナップハンス式
(火打ち石式の初期のもの)のものが知られています。
私が知らないだけで火縄式やそれ以外の方式のものもあったのかもしれません。
町田
- 18世紀始め頃には、数本の銃身を束ねて手で回転させながら撃つフリント・ロックまたはパーカッション・ロック式拳銃が登場し、その射撃スタイルからペッパーボックス(コショウ擂り器)と総称されました。現在のリボルバーとは形式が異なりますが、回転式の撃発機構を備える拳銃としては似たようなものといえます。
現在のリボルバーに繋がる単銃身シリンダー式リボルビング拳銃の始祖としては、サミュエル・コルトによるコルト・パターソンM1836がその最初となります。
ブラック・タロン
- >1.〜3.及び AnsQ.1804を ちょっと補足。
まず ”リボルバー(Revolver)を正確に和訳・定義すると、「弾倉回転式方式」 古くは「輪胴式」であり、
あくまで弾倉部(胴)が回転する銃の事で、銃身部が回転する方式(代表:Pepperbox)は別物です。
銃身回転方式(Rotary Barre)は、必然的に多銃身(Muiti Barrel)となりますね。
さて、リボルバーのアイディアは、おおよそ町田さんの解説の通り、16世紀初頭に火縄銃(マスケット)で
具体化されておりますが、回転弾倉各薬室側面に火口(match hole)を備えていた結果、
射撃時の 火の粉・火炎が隣の火口にもおよび、暴発してしまう。 という欠点より、実用化にはなりませんでした。
その後、フリントロック・リボルバーとして、”Collier Revolving Flintlock”が出現し、
1820年頃 米国で特許が採られた事は有名であります。
http://www.antiquegunroom.com/agr/newspaper/articles/06_2002/collier1.php
近代のリボルバーに繋がる物は、サミュエル・コルト 21歳の時の設計、
”コルト ピアソンモデル”(1835年英国、1836年米国特許)が 起点である事は言うまでもありません。
{特許申請は、”コルト ピアソンモデル”でした。 その特許認可後、最初の量産製品=市販製品が、
”コルト パターソンM1836”です。}
軌跡の発動機?誉
- ありがとうございました。
きっど