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1800 第2次大戦中のドイツ空挺部隊のヘルメットですが、なぜふちを折り曲げて短くしてあるのでしょう。狭い輸送機内でものに当たって邪魔にならないように?
TKI

  1. バイザー部及びスカート(裾)を切り詰めた理由は、パラシュートの開傘時にラインが引っ掛かるのを予防する為だそうです。

    回答に使用した資料【グリーンアロー出版社 ドイツ軍ユニフォーム&個人装備マニュアル】
    ウエストモーランド

  2. 確かに、ドイツ空挺部隊の使っていたパラシュートの形式では、ラインがひっかかるかどうかは直ちに死活問題となります。
    そうした事故の可能性を可能な限り減らすことは重要な対策だったと思われますが、素直に米英に準じた形式のパラシュートに変えたほうがよかったんじゃない化という気もしますな(笑
    英軍空挺部隊のヘルメットがやはり通常の平たいのではなくて丸くて深い形状になっているのも同じ理由だそうですが、アレはさすがに限度を超えていたのでしょうね(笑
    まなかじ

  3.  日本の落下傘部隊も切り詰めていますね。落下傘は米英式ですが。

    居眠り将軍

  4. みなさま、回答ありがとうございました。それで、パラシュートのドイツ式と米英式とはどのような違いなのでしょうか?重ねてお尋ねします。
    TKI

  5. ドイツ式は、背中の金属の吊り輪にラインを集めて、背中の一点で宙吊りになるようにしてあるパラシュートです。
    ラインの取り回しが楽でからみにくく、引き出し時に開かないといった事故も少ないのですが、反面、何かで一度ひっかかると吊り輪は背中にあってラインに手が届きませんので全く絶望となります。
    また、空中では宙吊り状態ですから操縦もほとんどできず、わずかに手足を動かして大まかに方向を変えるくらいのことしかできません。
    あまり関係はありませんが、この宙吊り状態にうまく入るためにドイツ降下猟兵は跳び込みの要領で頭から機外に出ます。
    また、このために手足をすっかり自由にしておかないといけないので、兵は手榴弾と拳銃だけで飛び降ります。日本軍のテラ銃のような凝った装備も持っていません。
    他国では兵が持って飛び降りるような装備も別梱包で投下します。まあ、この別梱包の中身にはけっこうすんごいものも入ってはいるのですけれど。
    ただでさえパラシュート降下部隊は散らばってしまうものですが、ドイツ降下猟兵の場合はそれが顕著ですから、装備を拾いに行きつつ部隊を集合させるという仕事は大変なものです。
    そのうえ敵の真上に降りるような作戦をやるのでオランダでもクレタ島でも大苦戦でした。
    まなかじ


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