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私はCz社のピストルにシンパシーをもっていたのですが、最近友人からCz社のサイトを教えてもらってのぞいたら、Cz50やスコーピオンとよばれていたCz61がなくてご時世だなと思ったのです。が、気になったのは私が唯一持っている拳銃図鑑である小学館万有ガイド23岩堂憲人氏の「銃」にでているCz75の写真より、サイトのCz75の写真がなんか妙に「やつれた」ようにみえてしょうがありません。なんか品質落としたり、経営難だったりするのでしょうか? 最近のCzについて何かしらご存知でしたら教えて下さい(なんか100とか110とか“今風”のモデルもありましたが。Vz85(?)とかいうベレッタ93みたいなフルオート拳銃があると聞いたのですが、それもないんです)。私は拳銃の雑誌などは読まないので(知りたいことが狭すぎて買ってもしかたないのです)、どうかよろしくおねがいいたします(Czといい、スタイヤー・マンリヒャーといい、気に入る会社がみな傾いているような気がし、モデルガンもでていないようで、散財する心配がない反面さみしいです)。念のためにURLかいておきます。 http://www.czub.cz/HOMEa.HTM まるき |
- Cz75は、仕上げがいいのはごく初期のモデルのみで、その後仕上げは粗くなっています。
月刊GUN誌でもしばしば仕上げの安っぽさを指摘されています。
また、本に載せる写真とWebに載せる画像では映りが違っているでしょう。
フルオートのCz75は公用・軍用オンリーなのでWebには載せません。
ベレッタ社のサイトにM93Rが掲載されないように、Low Enforcementの銃で民間に全く流れない銃は掲載されないことが多々あります。
スコーピオンの名でも知られるVz61はCz75のセスカ・ゾブロジョブカとは別の会社の製品です。載っていなくて当然なのです。
Vz61とそのシリーズはセスカ・ゾブロジョブカ・ウヘルスキー・ブロド(Ceska Zbrojovka Uhersky Brod)の製品です。
経営については、最近チェコの警察用の拳銃(Cz75PCR)を開発、納入したり、コルト社の提携したりと色々努力しているようです。アメリカのディーラーでCz社の製品在庫を持つショップも増えたと言いますし、Czを話題の中心とするアメリカのガン・フォーラム・サイトもあります。「傾いている」というほど酷くはないと思います。
町田
- >小学館万有ガイド23岩堂憲人氏の「銃」にでているCz75の写真より、サイト
>のCz75の写真がなんか妙に「やつれた」ようにみえてしょうがありません。
>なんか品質落としたり、経営難だったりするのでしょうか?
「品質が落ちた」とはよく言われますが・・・・・・よく見るとこのCZ75、.40S&W仕様ですね(・。・)。
岩堂憲人氏の著作に出てくるCZ75がどのタイプで、写真撮影が誰の手になるものかは存じませんが、単純に「品質低下」というよりも・・・・・・。
・かつてのCZ75(B型以前の俗に言う“2nd”や、それ以前の“ショート・レール(1st)”)から、現行のCZ75Bへの細部の形状変更。
・CZ社のフォトグラファーの腕、あるいは撮影スタンス。
(メーカー側のカタログ写真と、雑誌レポートの写真とでは「撮影の意図」が異なる)
という事も踏まえて考えた方がよろしいかと思います。
>スコーピオンとよばれていたCz61がなくて
>Vz85(?)とかいうベレッタ93みたいなフルオート拳銃があると聞いたの
>ですが、それもないんです
VZ(CZ)85は、早い話がCZ75のアップデート版、というか姉妹機です。セフティとスライドストップのレバーが左右から操作できるアンビデクストラウス(両利き)になっている点が異なりますが、普通のセミオート拳銃です。
また、確かにフルオート仕様のCZ85(75Bだったか?)も、バリエーションとして存在しました。スペアマガジンをフレーム前方に逆さにセットし、フォアグリップとして使うというものでした。
CZ社のサイトで紹介されてないのは・・・・・・単純に「民間向け」のページだからではないでしょうか? 米国や欧州の大半の国では、民間人によるフルオート火器の所持を禁じています。フルオートだけでなく、ベレッタM93Rの様なバースト機(そう、マシンピストルといっても、フルオートではないです)もこれに該当します。
そういうフルオート火器を合法的に買えるユーザー(つまり軍や法執行関係)は、民間向けカタログよりも直接(あるいはディーラーを通じて)交渉するでしょうし、ね。
多分、ブラック・タロン様をはじめとする他の方々からのフォローがあるかと思います。いや、こうして書き込んでる間にも(^^;)。
杉村徹
- ちなみにアメリカで Cz75 はほとんど無名、知る人ぞ知る名銃という印象です。ジェフ・クーパーが誉めたとか言っても、大抵のアメリカ人消費者はそんな人の名前知りません(笑)。
ガンショップにもあまり置いていないし、置いてあっても棚の片隅で $500〜$600 程度の値段が付いています。これは S&W やスタームルガーの同等品より $100〜$200、輸入品のベレッタや SIG より $300〜$400 も安い価格です。
知名度が低いこと、仕上げがイマイチ冴えないこと、「チェコ」という国のブランド効果がイタリアやドイツやオーストリアに及ばないことが理由でしょうかね。
ささき
- みなさまありがとうございます。
ささき様のご回答をみて、正直無知だった私は(-_-)・・・ウツダシノウ になったです。なんかCzというメーカーに片思いしていたのに、相手の正体知ってしまった気分でありました。Czがこのザマなら、2つしかピストルつくっていなくてTMPもSPPもコケたスタイヤーもおしてしるべし…無念ですが、現実とはこういったものなのですね。回答くださったみなさま、改めて、ありがとうございました。
まるき
- >4.
アンビ・オペレーションにするとか 40 口径を加えるとか、彼等なりに熱心にマーケティングには力を入れているんですけどね…。はっきり言って、Cz の「良さ」がわかる為には余程射撃の腕を磨かねばなりません。工作精度や命中精度が良いと言っても、射手の腕が悪ければ違いは出ないんですから。そしてシューティング教室に通ったりして腕を磨こうという消費者はそんなに多くありません。
値段が安くて命中精度が良いのだから、公安関係でもっと注目されても良いような気はするんですけど…最近は公安関係もコック&ロックの携帯は危険だとの理由で避けられているようです。
個人的な感想ですが、鋼材を用いて「9mm 多弾数 DA オートとして限界まで贅肉を落とした」Cz は日本人受けする銃ではあっても、アメリカ人に受ける要素は少ないと思います。安くて頑丈で故障知らずのスタームルガーとか、弾を入れて引き金を引くだけで撃てるグロックとか、わかりやすいコンセプトがないと一般消費者への売り込みは難しいでしょう。でなければ S&W、コルト、ベレッタ、SIG というネームブランドに負けてしまうのでしょう。
格好いい主人公が Cz で大活躍するハリウッド・ムービーでもヒットすれば状況は変わるかも知れないんですけどね…。
ささき
- >ゴミ
実射経験(無論アメリカ生活歴あり)のある人からCz75がいかに酷い銃かと言う事を聞かされた事があります、射撃中に事故ったか、射撃後ひびがスライドに入ったかどうたらなんかだったかなあ、私の実体験では無いのと事故った訳だからそりゃクソミソに言いたくもなるだろうから、割り引いて考えてますが。
まあ、一部の評価だけですばらしい銃と判断するもんじゃ無かろうなあ、って事と考えてもらえばいいかなあと、逆もまたありえるわけですし。
ooi