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先日、戦争映画の金字塔と呼ばれている「地獄の黙示録」を 見ました。その際、歩兵が小銃にマガジンをいれる際 マガジンをヘルメットに「コンコン」とぶつけている描写が ありました。 この行動は「プライベートライアン」でもBARマシンガンにマガジンを いれる際、同様に行っていました。 これはどういう意味があるのでしょうか? ジャムを解消するのでしょうか? Poket |
- 似たような質問は過去ログを漁れば結構出てきますが、
ご想像の通り、弾の位置をそろえることにより、安定して送弾する→ジャム防止と言う話と
中に入ったゴミや砂などを出すことにより、ジャム防止という理由があるとされています。
まぐまぐマグロ
- 私も小銃射撃をする際、弾倉の後方を鉄帽などに当てて薬莢の後端をそろえます。
理由としては、撃発時に撃針と雷管の距離を一定させる事によって撃発不良を低減させる為です。
特に空包射撃においては確実にこの動作を行わないと、実包よりもさらに撃発不良を起こし易くなります。
使い放題モバイラー
- >2.撃発時に撃針と雷管の距離を一定させる事によって撃発不良を低減させる為です。
私の経験では、ダブルフィード弾倉の場合、送弾不良(薬室への装填不良)防止の為、
弾倉内で薬莢の後端が揃うよう注意しなくもないのでいすが、撃針と雷管の距離に関係する不発となると、
”ゴミ、砂塵を噛んだ場合”より更に ”包底面撃針突き出し量減少” もしくは
”頭部間隙(ヘッドスペース)の磨耗” 等が、主要因であると思いますが、いかがでしょう。
軌跡の発動機?誉
- 確かに撃針と雷管の距離による不発射については、ご指摘の要因が主であるでしょう。
ただ銃器の使用者としては、その様な整備時に発見する不良は射撃時には解決していなければならないので
射撃直前の最後の不発予防処置として弾底そろえを行うのです。
私も各種銃砲火器を扱っていますが、不発射は火器の「死」ひいては射撃手の「死」につながるので
一見野暮ったく見える事でも行わなくてはならないのです。
と言う事で納得していただけませんでしょうか。
使い放題モバイラー
- >4.当方のレスに、回答頂き恐縮です。
それでは、>2.空包〜実包よりもさらに撃発不良を起こし易くなります。
は、どの様な原因なのでしょうか。
私としては、空砲独特の先端形状による送弾不良の意味ではなく、薬室装填後の発火性の事だとすれば、
実包と空砲弾薬の雷管感度の差異によると考えますが。(発射薬自体も、違いますからね)
空包に限らず実包も含め、射手全員にヘルメット「コンコン」動作を要求しなければ、不発が頻発する様では、
その国の銃、弾薬の運用に大問題、大改修が必要と考えます。
現実的な話として、ヘルメット「コンコン」動作は弾倉内のゴミ、砂塵を払い落とす為ぐらいの事。と思います。
だって、通常戦闘とした場合、弾が20〜30発入った弾倉を入れ替えるわけですが、それだけ詰まっていると
”弾倉ばね”の力も相当強く押し上げて来ます。軽く「コンコン」ぐらいじゃ、実包が動かない(整列しない)ですよね。
以上、私見、失礼しました。
〜?誉
- シングル・ダブルスタックマガジンに係わらず、
マガジンの背を叩いて弾をそろえておいた方が、
ノーズダウンによるジャムが少なくなる事があります。
これは小銃だけでなく拳銃にも言えます。
それに一発目が余り前に飛び出してたらマグウェルに入りませんしね。(笑
あと「コンコン」したくらいで弾は動きます。
そのくらいで前後に弾が動いてくれないと、
ボルトやスライドのサイクルに影響が出ちゃいますので。
大魔神
- 撃発不良については軌跡の発動機?誉さんの言う通りですが、銃弾の性能関係での撃発不良は一個人にはどうにもなりません。
となると不発射防止について各人に出来る事は、自分の使用する銃砲火器を適切に整備して正しく使用するだけです。
で結局何が言いたいのかと言うと「コンコン(弾低そろえ)」は不発射防止の最後の予防策なのです。
私が仕事で使っている小銃の弾倉は銃弾を弾こめしても前後に数ミリの隙間ができます。この隙間は撃針が雷管を叩いても
作動しなくなりやすくなるに充分な距離です。じゃあ何でそんな隙間があるのか、と言うと理由は分かりません。他の小銃の弾倉が
どうなっているのかも知りません(私が知っているのは64式小銃と89式小銃だけです)。恐らく小銃に限れば他国のものも
同様だと思います。(その点についてご存知の方はおいででしょうか?)
だからこそ「コンコン」は必要なのです。
(弾倉内のゴミ取りについては、弾のうから出さない限りそうそう弾倉にゴミは入りません。)
使い放題モバイラー
- 確か、大手の銃メーカーさんは、少なくとも弾倉フル装填時と残1発時の2ケースの場合の、
弾倉ばねの押上げ力&リップからの滑り抵抗(これを弾倉送弾効力と言います。)を考慮し、
ボルトやスライドのサイクルの妥協点を設計・製造しているはずです。
参考まで。
〜?誉
- >7
>弾倉の前後隙間
隙間が無さ過ぎると、それこそちょっとのゴミで作動不良になるからではないでしょうか?
ただ、弾倉の隙間の大小は不発射にはまったく関係無いと思います。
装弾不良(ジャム)には影響しますけど。
自分も「弾倉コンコン」はしますが、あれはあくまで、第1弾目を揃えるための基
本動作として行っています。
だって、弾倉内の全弾を整列させるなんて、多分出来ないと思います。
弾倉内の全弾を揃えられたとしても、1弾目を装填したら2段目は前にでてしまう
でしょ?構造的に。すると、2弾目以降を整列させる意味はないですよね。
つまり、第1弾目が何らかの原因で弾倉から先が微妙にでも出ていた場合、銃自体
に取りつけられません。それは、射撃できない、若しくは射撃機会を逃す原因とな
ります。
じゃあ、弾倉装填前に目で見て確認すれば良いことにもなりますが、戦闘中に目標
から目を離すことは好ましくなく、そのため、ちゃんと弾がそろってようが無かろ
うが、確実性(弾倉装填の)を付与するために衝撃を与え、弾(第1弾目)を整列
させる為の動作なのだと認識しています。
つまり、あの動作は戦闘射撃の為の基本動作であると言って良いのではないでしょ
うか。余談でがすが、ケブラー製ヘルメットでのコンコンはイマイチなんで自分は
他の固いところ(銃の側面や握把等)で衝撃を与えています。
はいどーも
- 自衛隊のかたがたもこの「コンコン」をしてるのでしょうか?
というか教本に、この動作をすることが書かれているんでしょうか・・・。
ぴんがー