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第一次世界大戦時の戦車の乗員の映像を見て 思ったのですが、なにやら鎖かたびらのついたような マスクをかぶっています。 あれは何なのでしょうか? ぴんがー |
- 記憶モードですが。
第二次大戦時にソビエトの対戦車ライフルがドイツ戦車兵を悩ませたことは有名です。スコープなど装甲が薄い部分の他にも、戦車にはいろいろな小さな隙間があって、そこから弾片が飛び込んできて乗員を殺傷するのです。
第一次大戦の頃の戦車はこの隙間がもっと多くて、乗員は弾片などを避けるために特別な服を着ていたと聞いたことがありますから、それではないでしょうか。
マイソフ
- 学研のドイツ装甲部隊全史1【黎明編】 1917−39 にてフェイスガードと紹介されていました。
用途までは書かれていませんでしたが、イラストでは戦車長・操縦士以外の全ての乗員が付けている事からマイソフ氏が言われる理由の他に自車の機関銃の薬莢から顔を保護する目的もあったのでは無いかと思います。(憶測になりますが・・・)
ウエストモーランド
- 戦車乗員の防具についてですが、手元の資料(『SAS』 スティーブ・クロフォード 原書房)によりますと、「当時の戦車は、車体に当たった弾丸などの衝撃によって、戦車内部の装甲板から破片がはがれ落ち、すさまじい勢いで振ってきたから」とのことです。また、弾丸の鉛が溶け、隙間から飛び込んできたこともあったとか。
意図的にこの効果を狙った「粘着榴弾」というものもあるようですが、第一次大戦当時、そうした砲弾があったかどうかは不明です。
きめら
- 補足です。
文中の「この効果」というのは、「戦車内部の装甲板から破片〜」についてであって、「溶けた鉛が」という効果ではありません。
また、第一次大戦当時、粘着榴弾があったかどうかは、私にとって不明ということであって、まったくの謎、というわけではありません。
蛇足かもしれませんが、念のため。
きめら
- >粘着榴弾
おそらくドイツ軍のK弾のことでしょう。
タングステンの弾芯を有する銃弾で、装甲板を貫通出来なかった場合には弾芯を包んでいる鉛が液状化して、隙間から内部へ飛び込み兵士を殺傷するというものです。
ちはや
- >弾芯を包んでいる鉛が液状化して〜
そういう効果もありましたか。私の補足では装甲板が剥がれて云々の効果のみと書いていますが、調査不足だったようです。ちはやさんに感謝。
とりあえず、蛇足のお詫びということで。
きめら
- >5
それってゲルリヒ砲弾のことではないですか?
粘着榴弾とは砲弾が命中後に変形して爆発し、その爆発衝撃により内側装甲板を剥離させる、という貫徹を目的としないものだったと思いますが・・
ワレアオバ