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M16のフラッシュハイダーについてなんですが、初期のチューリップハイダーから 現行のバードケージ型への移行は、ブッシュでの引っ掛り防止やマズルジャンプの低減等の理由があったと記憶していますが、ボルテックスハイダーはチューリップハイダーのような三つ又形状なんですけど、一部特殊部隊員も好んで使っていると聞いています。 ボルテックハイダーのような形状の利点とは、バードケージ型と比べてどういった事があるのでしょうか? ストライカー |
- ”ボルテックスハイダー”----正確には、”Vortex Flash Hider” つまり、フラッシュハイダー(消炎器)であり、
マズルブレーキ(銃口制退器)ではないという事です。
解説
・チューリップハイダー
初期のM16ライフルに付属の”チューリップハイダー”(3 Prong Flash Hider又は、フォークタイプとも言う)は、
発射炎の消炎効果のみを考えた物で、マズルブレーキ効果は考慮していません。
Prong(叉)形状から、ブッシュでの木の葉、枝 などの引っ掛りも、生じました。
又、先細り(テーパー)形状は、NATO標準のグレネードランチャーを銃口に差し込んで使用するには、
あまり適した形状ではなかった。
・バードケージハイダー
中期以降のM16に付属の物で、上記”チューリップハイダー”の欠点(ブッシュ引っ掛りとグレネードの件)を解決し、
且つ、マズルブレーキ効果も、多少持たせた物。
・ボルテックスハイダー
消炎効果を更に追求した物。スリットを捻じる事によって、大気放出した発射炎の燃焼を促進させているのでしょう。
(こういうのを、スワール効果って言うのでしたっけ!)
形状は、上記2つの合作的な物になりましたが、マズルブレーキ効果は切り捨てている様ですし、
ブッシュ内での引っ掛りも、心配ですね。
参考画像−−−世の中には、色々有るもんですね。
http://www.del-ton.com/brakes.html
http://www.francoemonica-softair.sm/accessori_custom4.htm
http://www.gunaccessories.com/MuzzleBrakes/index.asp
以上、実銃についての回答です。 トーイガン(エアソフトガン)については、???
軌跡の発動機?誉
- 便乗質問ですが、AKのじょうごのような形をしたハイダーもありましたが、どのような利点があるのですか?やはり消炎効果だけなのでしょうか?
YAS
- >軌跡の発動機?誉様
レスありがとうございました。要は特殊部隊は目立たないことが第一って事なんですね。当たり前だけど。
ストライカー
- >2
わしが知っているところではAKS74U辺りですかね>AKのじょうごのような形のハイダー
AKS74Uのものはラッパ型部分が発射音等の拡散、その後ろの円筒形部分は極端に短くなっている同銃のガス・ピストン機構の作動を補助する機能を備えているとされています。
ブラック・タロン
- >3.特殊部隊−−−
特殊部隊が使用する銃は、軽量&遠射不要&取り回し性より短銃身タイプが必然となりますが、銃身が短小化すると、
発射炎及び発射音が増加する傾向にありますので、更なる性能の対応部品を欲しがるのでしよう。
>4.ラッパ型部分が発射音等の拡散
前方へ拡散させ、射手の音圧負担軽減となるという事ですね。
以上、自分で回答していて 本件の部品達は、”Hider 隠す”というより、”Suppressor 抑制器”の言葉の方が
適切なのではないかと、常々思っております。 どっちにしても、日本語なら「消炎器」がなじみですね。
〜?誉
- 音圧の軽減とガス室…ラッパにそんな機能があったなんてさすが正露丸のトレードマーク(謎
銃口ひとつ取ってもよく考えられてるものなんですね。
YAS
- 便乗質問です。御許しを
「ガン」誌上で、ラッパ型のフラッシュハイダーにはベンチュリー管の効果があり、銃の反動を大きくしてしまう、つまりマズルブレーキの逆の作用をすると、読んだ記憶があります。これは正しいのでしょうか。(正しい、と思いますが・・・)
タンジェント
- 反動利用式の機関銃では銃口部にラッパ型の「リコイルブースター」を付けて反動を増し、発射速度を向上することがよく行われていますね。ベンチュリー効果かどうか知りませんが。
ささき
- ささき様、つまらない疑問に回答下さり、ありがとうございます。
タンジェント