1645 |
フリントロック銃についての質問です。 古式銃についてはよく知らないのですが、装填したまま携帯する際、何かの衝撃で火打石がこすれて暴発、なんてことはなかったのでしょうか?特にこの時代には剣や斧と組み合わせたコンビネーション・ガンも作られていたくらいですから、何かしらの安全策がとられていたと勝手に想像しているのですが・・・ バイラッハ |
- 回答が出ないようなので…。
フリントロックは火打石をはさんだハンマーがバッテリー(当り金、frizzenとも)をこすり打って発火するわけですが
1.まずハンマーには既にハーフコックが存在しました(全てに、ではないでしょうが)
2.バッテリーには閉ポジションを保つようなスプリングがあります。
3.なにより火打石は、かなりの速度でこすらないと火花が出ない(らしい)
というわけで、そこそこの安全性はあったと思われます。
剣や斧と組み合わせた場合のことはわかりませんが、この場合まず撃って、
それから斬り合い、というのが妥当な使い方ともおもいます。
フリントロックの場合、むしろ不発とかトリガー引いてから発射までの
タイムラグの方が問題だったようです。
不倫とロック
- かの「ホーンブロワー」シリーズを始め、ナポレオン時代を舞台とした無数の歴史戦争小説を読むと、「攻撃直前まで絶対に装填させるなっ」なんてセリフがやたらに出てきます。
つまり、暴発はしょっちゅうあったということでしょう。
ただ、この場合の装填とは、火皿に点火薬をこめないという意味で、銃身の中、薬室には火薬と弾丸が込めてあるようです。そういう意味ではこれがバイラッハ様の言われる安全策なのだと思います。
タンジェント
- 不倫とロック様、タンジェント様、ご返答、どうもありがとうございました。
やはり暴発はしょっちゅうあったようですね。たしかに点火薬をこめなければ暴発はないですね・・・(^^;
バイラッハ
- もう一つ思い出しました。ライフル銃兵が装填して、火皿に点火薬を入れてハーフコックにし、その上から油布で巻いて「安全策」にしていた小説がありました。
まあ小説ですから、何処まで本当か、断言は難しいと思いますが、現実に先込め銃の射撃クラブが存在するアメリカで読まれている小説にあまり嘘はないかと。
タンジェント