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Vz61について、教えて下さい。 1)Vz61は、オープンボルトでしょうか?クローズドボルトでしょうか? 2)どのようにして発射速度を変えるのでしょうか? 3)どのような口径のモデルがあるのでしょうか? 4)映画「マトリックス」の中で出てくるVz61の空薬莢がとても大きく見えたのですが、あれは「シャレ」でしょうか? ウリ |
- 1) オープンボルトです
2) 発射速度可変機構は無いと思います。ただ全長を短縮した SMG の宿命で発射速度が高くなり過ぎコントロール不能になるのを防ぐため、幾つか独特の工夫が見られます。
2A) ボルトがバレル後部に被さる「L型」と呼ばれるデザインで全長を短縮しつつ質量を稼いでいます。
2B) グリップを縦に貫通するバッファースプリングがあり、これが90度のジョイントを介してフレーム後部につながっており、後退したボルトを受け止めて衝撃を緩和しています。
3) 私の知る限り .32ACP モデルだけです。
4) 映画は未見なので知りません。
ささき
- 1)私の資料(月刊GUN、最新サブマシンガン図鑑)ではクローズド・ボルトとなっています。
2)ブリップ下部のノブ(レイト・レデューサー)を回して調整できると記憶していますが、具体的な構造については覚えていません。
3)Vz61そのものに口径バリエーションはありません。
しかしクローンモデル(完全なコピーではない場合が多い)には他の口径モデルもあります。
例えばロシアのOC−02キパリスは9mm×18マカロフを使用しています。
4)映画としての見栄えのためか、.223の薬莢が使われました。
町田玲彦
- >2. フォローありがとうございます。うろ覚えのまま書いてしまいました(^^;
またレート・リデューサーは単なるバッファスプリングではなく、ボルトを捕捉する爪があったような記憶があります。
ささき
- 3)について補足。
Vz61にも口径バリエーションがあります。.380ACPのVz83の他、9mmX19のモデル(資料不足で名称不明。Vz68?)もチェコ自由化後に量産が開始されているようです。
Vz61は試作段階では他の口径のモデルも作られており、.380ACP(Vz64)、9mmマカロフ(Vz65)、9mmX19(Vz68)の各モデルがありました。どの試作モデルも外観はVz61とほとんど変わりませんが、マガジンは真っ直ぐな箱形になっています。9mmマカロフのモデルは旧チェコスロバキア軍仮制式(Vz82)にまでなっていたようです。
ブラック・タロン
- 4)何かの本で読んだのですが、あれはM16の排莢シーンとして撮影したものをたまたまあのシーンに繋げた様です。
確かにあのシーンで主人公がM16を撃っているカットもあります。
あの映画の監督はかなりオタクらしいので、結構細かい所までこだわっている様ですが、そこらへんは演出でわざとああしていると思います。
ストライカー
- もしかして質問者さんは、モデルガンをお持ちで1)のように思われたのでしょうか?
ハドソンのモデルガンはやむなくオープンボルトになっていますし、分解方法も違います。ショルダーストックも簡略化されています。いずれも亜鉛合金製のモデルガンでは再現できなかった秀逸なギミックで、その辺も調べると面白いですよ。
(不満めいたことを書きましたがハドソンのVz61は好きなモデルガンです)
strafe
- みなさん、いろいろ教えて下さりありがとうございます。
>もしかして質問者さんは、モデルガンをお持ちで1)のように思われたのでしょうか?
いいえ、アプローチとしてはその逆です。
マルゼンが今度出すVz61のエアガンの広告の中に「クローズドボルト」と書いてあったので、「エッ、クローズドボルト?」と思ったのです。
クローズドボルトのSMGは、比較的新しい物と思いこんでいたので、Vz61はてっきりオープンボルトと思っていたのです。
>(不満めいたことを書きましたがハドソンのVz61は好きなモデルガンです)
私も欲しい1丁です。数少ない(唯一?)黒色の金属製 長物モデルガンですし、あのデザインが何とも言えません!
ウリ