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迫撃砲で装薬が不発等で発射できなかった場合にどうやって砲弾を除去するのでしょうか?小さな砲ならそっと逆さまにして手で静かに受けるのかとも考えますが、口径が大きくて重い砲は前線ではその作業は危険で大変だと思います。それとも、発射前の迫撃砲弾はドサリと落としても安全なものなのでしょうか?どなたか教えてください。 gsz |
- たしか前同じような質問をした(しかも自分が)覚えがあるんですが過去ログ当たっても見つけられなかったのでうろ覚えの記憶レス(汗
砲身と撃芯のついた底部は分離できる構造になっており、砲身を外して慎重に抜き取る手筈になっている。
と言う感じだったと思います。
紅葉饅頭
- 基本的に、固定撃針式の迫撃砲の場合、砲身を底板から外して逆さに傾け、中の砲弾をゆっくりと滑り出させて手で受け止めます。当然この作業が一番危険で、砲弾を受け止めるのをミスしたり、逆に砲弾が砲身内に戻って撃針にぶつかり再撃発して爆発を起こす可能性があります。
このため、最近の迫撃砲は、撃針または撃針を備える砲尾部分を外せるようになっているものがあり(例:陸自採用の81mm迫撃砲L-16等)、安全性は従来の迫撃砲より格段に向上しています。
また、撃針が可動式になっていて、通常の墜発式と拉縄による手動発射を選択できる迫撃砲もあります(例:陸自採用の120mm迫撃砲RT等)。このタイプの場合、もし不発が出たとしても、撃針を引っ込めて手動発射に切り替え再度撃発を試みることが可能です。それでも撃発しない場合は、撃針を引っ込めて砲身を傾け砲弾を抜き出すことになります。
ブラック・タロン
- 81mm迫撃砲L16や120mm迫撃砲RTの場合は、弾薬抽出具を使って不発弾を取り出せます。ひもを付けた弾薬抽出具を砲口から挿入し、弾薬抽出具が弾をくわえたところでひもを引き上げて出します。
もちろんこの時、撃針を外さなくてはいけないことは、いうまでもありません。
キリン