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空挺部隊のパラシュートですが、何箇所か穴の開いた構造になっているのは何故でしょうか?収納しやすくするためか、あるいは強い横風を逃がすためかなと考えているのですが。 パラグライダーやスカイダイビングのものに比べ、滑空性や操縦性よりも安全性を重視するためドーム形になっていると思いますが、安全性考えると穴は要らないようにも思えてなりません。 アリエフ |
- 穴を開けとかないと、空気の流れが乱れて(落下傘の中にこもって)、降下中の人間がグワングワン振り回されるからです。穴が開いていれば一定量の空気が常に抜けるので、安定して降下できるそうです。
同じような理由で気球にも穴が開いてます。人類で初めて空を飛んだ(浮いた?)フランス人のモンゴルフィアさんの気球には穴が無かったために。上空で振り回されてひどい目にあったそうです。
Egg
- ↑の理由のほかに、傘(?)の後方に穴を開けることによって、操舵性が向上するそうです。ラウンドシュート(丸型穴なし)とスクエアタイプ(パラグライダー)との中間って感じでしょうか。
あべちゃん
- 最近はパラグライダータイプのも使ってるみたいですね。
507
- 陸上自衛隊(第1空挺団)の場合、ラウンド型(丸形)を2種(60式空挺傘、空挺傘696M1)、スクウェア型(パラグライダー風)を1種(自由降下傘MC-4)使用しています。両者の使い分けについては資料不足でよくわからないんですが、MC-4は確か高々度自由降下に使用されているはずです。
ブラック・タロン