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1631 初めまして。伺いたいことがあります。
IBCTの歩兵大隊や歩兵中隊に固有のスナイパーチームは3人編制で
XM107(12.7mm)、M24(7.62mm)、M203(擲弾)を夫々が装備するそうですが、
このような編制は他の師団や、海兵隊、他国の部隊でも採用されているのでしょうか?
また、二人編制と比べて利点と目的はどこにあるのでしょうか。

ソース
http://www.lewis.army.mil/transformation/O&O%20brief/
ここの5章です。

よろしく御願いします。
らおこん

  1. こんにちは。

    原文を読んでみれば、「チームは、大隊に対しフルレンジにおけるスナイパーサポートを供給できる」とあるので、逆に言えばその能力を付与するために50口径と30口径の狙撃システムを混在させたのでしょう。
    目的は上記の通り、利点も50口径の大射程と威力、と考えれば自然です。
    M203に関しては、要はスポッターの武装であって…、と思ったんですがどうやら原文をみるとスポッターは別にいるようにも思われ、じゃあ四人チーム??とワタクシちと混乱しておりますが、ともかくスナイパーの近接護衛としての武装であり、それが米軍なので「小銃とその上の重火力」という選択肢上M203なのでしょう。英軍ならまた別かもしれませんし、自衛隊なら手榴弾かもしれません。

    他の部隊や国でやっているか、ですが、現場レベルではこういうチーム編成はふつうにやっているかもしれません。米陸軍内部だってあるいはそうだったかも。で、「これ、ええでっせ?」という上申があって正式な編制として初めて文書になっただけなのかもしれません。
    satoski

  2. 回答有り難うございました。
    3人編制について、さらに”ibct sniper”で検索を掛けてみました。
    すると、army link newsにて、歩兵中隊あたり1チーム、歩兵大隊あたり3チーム
    IBCTに3人編制部隊が配属されると述べています。また、これとは別に
    各歩兵分隊あたり、すくなくとも一人の指名狙撃手が居る事になっています。
    (2000年5月24日)

    一方 2001年11月13−15日の資料によれば、
    IBCTあたり、15丁のXM107と、15丁のM24/21が装備として上げられています。
    この数は、大隊3個に各2、9個の歩兵中隊に各1と考えると辻褄が合います。

    さらに、Northwest guardian Newsによれば
    通常の歩兵部隊と異なり、IBCTでは、さらに1名の狙撃手がチームに加わる と
    なっています。従って、狙撃手(XM107)+狙撃手(M24/21)+スポッター
    (M203)という構成であることになると思います。
    FMのsniper trainingでは、M21/M24+M203で、狙撃チームを作ることになっていました
    ので。また、情報収集がスナイパーチームの任務として強調されています。
    また、偵察と共同しての任務を遂行するという記述が出てきます。

    IBCT O&Oによると
    大隊には、狙撃分隊(分隊長一人+狙撃チーム3つ)中隊に狙撃チーム一つと
    なっています。ROEに厳しい制約のある場合において、対狙撃任務を考えている
    ようです。

    それにしても、12.7mmに、XM107が採用され、M82A1ではなかったのは
    なぜでしょうか。
    らおこん

  3. >2.12.7mmに、XM107が採用され、M82A1ではなかったのはなぜでしょうか。

    XM107の携帯性が買われたのでしょう。  バレル取り外しOK、ストックは、テレスコープ格納式。
    コンパクトに分解して、通常のガンケースや、布バッグで、持ち運び出来ます。  ↓各画像をクリック。

      http://www.extremefirearms.com/Pages/photos.html

    バレット M82A1では、ここまでコンパクトは、とても不可能でしょう。
    命中精度では、絶対的にM82A1の方が GOODと思います。

    軌跡の発動機?誉

  4. 回答有り難うございます。XM107は、EDMarms社のライフルだけでなく
    http://www.edmarms.com/company.htm
    バーレット社のライフルにも与えられていた名称のようです。
    質問にミスリードが含まれておりました。すみません。
    あれから、また、検索を掛けてみましたところ
    http://www.nationaldefensemagazine.org/article.cfm?Id=405
    にて、XM107はバーレット社により生産されると書かれています。
    M82A3より、10ポンド軽く、また、短いそうです。
    2900丁以上を陸軍は発注予定で、これはスナイパーチームあたり1丁だそうです。

    http://www.edmarms.com/xm_107_caliber.htm
    こちらがxm107の開発目的と、選定の結果、バーレットのM95に改良を加えたものが
    試験に供されていることが書かれています。

    らおこん

  5. >4.こちらこそ、XM107が、EDMarms社とBarrett社の両者で、名称に使用していたのを気が付きませんでした。
    トライアルに負けたEDMarms社が、相変らずXM107の冠を使用しているのが、まぎらわしいですね。

    しかしながら、米軍は、”Barrett”の方にも、不満足みたいですよ。 いつの時点でのコメントか、不明ですが??

       http://www.50-bmg.com/militaryinfo.htm

    下の方 ノート
    単発命中精度は、セミオートの”Barrett”より、ボルトアクションの”EDMarms”の方に軍配が上がる様で、
    急遽(苦し紛れ)セミオート”Barrett”用のスペックに変更したが、プロジェクトは未だ検討中との事。

    〜?誉

  6. 調べれば調べるほど混乱してまいりました。
    まず、関連したものとして
    http://www.dtic.mil/ndia/arms/conway.pdf

    OSW(objective sniper weapon)が2010までをめどに構想されているようです。
    重量
     15lb以下、10lbが望ましい
    精度
     人型に対して 1000mで1.0の精度を要求 1200mで1.0の精度が望ましい
     4’×4’の物体に対して 1500mで1.0の精度を要求 2000mで1.0の精度が望ましい
    目標 
     ボディアーマー着用の人員 陣地内の人員 軽車両 高価値目標
    運用環境
     全天候 24時間 空 陸 海

    www.dtic.mil/comptroller/fy2003budget/fy2003_p1.pdf

    こちらでは、XM107を2002年度に150丁 2003年度に600丁 調達となっています。
    制式化はしないまでも調達はして居るといったところでしょうか。
    3人編制にチームをするのであれば、教範にも改定があると思うのですが。 
    らおこん


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