ロケット砲と無反動砲は原理がまったく違います。

ロケット砲は文字通りロケット弾を撃ち出すものですが
無反動砲は砲であり、後方にガスなどを噴射したりする事で
反動を打ち消すものです。

「無反動砲」で検索してみてください。いくらでも引っかかります

taka

通常の銃砲の原理、構造はご存知でしょうか？
一般に銃砲では、装薬の燃焼で生じたガスの膨張によって弾を押し出します（発射します）。
無反動砲では、その発射ガスを後方に噴射することによって、弾を前方に発射するときの反動を打ち消す仕組みになっています。

ロケット（弾）は弾にロケットエンジンがついています。ロケットエンジンは火薬の燃焼によって生じたガスを噴出し、その反動で推進するエンジンです。そのロケット弾を発射するのがロケットランチャー（発射器）です。
(N)

　元々、無反動砲は砲弾の後方に鉛の散弾を置き、発射によって散弾が後方に放出され発射反動を相殺するという原理でした（デイビスの原理という）。その後、散弾を使わなくとも発射ガスを高圧で後方から噴射することで発射反動を相殺できるようになり、一層軽量化されて歩兵用兵器として使われるようになりました。
　無反動砲とロケット・ランチャーはまったく原理の異なるものですが、砲身後方から発射ガスを噴射するという点が似ており、外形的にもよく似ているので、混同する方も多いのではないかと思います。
　ちなみに、無反動砲は英語では『リコイルレス・ライフル』と呼ばれています。

　なお、無反動砲に使用される砲弾には、ロケットによる補助推進機能を持つものがあります。一般にロケット・ランチャーとして認知されている旧ソ連のRPG-7も、対戦車砲弾をロケット補助推進によって飛ばす仕組みであり、原理的には無反動砲に近いものです。また、陸上自衛隊が採用しているパンツァーファウスト３は、ロケット・ランチャーの一種ながら、デイビスの原理と同様なシステム（後方にカウンターウェイトを放出して反動を相殺）を採用しています。
ブラック・タロン

無反動砲 補足（記憶モード）

元々は砲身から前後に重さと初速の積が等しい物を火薬の爆発で打ち出して反動を相殺するという考えです。砲弾を前後に同時に撃ち出すと言う発想ですが実際にはうしろは散弾を（カウンターマスとして）使って実用化したようです。（最初期）
しかし原理的に考えて後方に放出する物はなにも砲弾と同質量で有る必要はなく、軽くする方法があるのは原理から割るように後ろにとばす物の初速をあげてやれば良いわけです。でもってそれをあげていくと火薬の燃焼ガスの質量で間に合うと言うことになるの上の方が説明されているような物になりました。
ただ、パンツァーファーストIIIやアームブラスト？など現在の携帯用無反動砲（ないし無反動砲原理を応用したLAW類）はプラスチック類（だと思いましたが）をカウンターマスとして後方にとばす方式に先祖帰りしたようです。理由としましてはおそらく発射薬を減らし（たしかふつうに撃つ場合の３だか５倍くらいいるらしい？？？？）、密閉空間での運用等を考慮したためだと思います（PF3はともかくアームブラストは後方１ｍ未満に壁があっても撃てるらしいです。マスは跳ね返らないように工夫されているとか８０〜９０年代の軍研の対戦車戦の特集かなにかにでていました。無反動砲の説明はたぶん７０年代のＧＵＮにでていた記事の記憶からの引用です。高校生のとき他の人に説明しても頭から理解しようとしてくれなかったです）

なお、弾自体はロケット弾になっている物が最近は多いので両者の区別がわからない人は混乱する様です。
素人の空耳モード

大方、出揃っていますが、参考までに下記URLの内容をご覧ください。

http://users.hoops.ne.jp/sus304l/gun_type/gun_type.htm

最近のRPG-7シリーズ、自衛隊のPanzerFaust3や84RR（カールグスタフ）は、
無反動砲の機構で打ち出した後、一定距離飛んでから、砲弾内蔵のロケット
モーターで加速する機構を採用しています。
いちのへ

発射装置として、”ロケットランチャー（ミサイルランチャー）”と”リコイルレスガン”　との構造相異は、
一般に、”ロケットランチャー（ミサイルランチャー）”には、ディテント装置（Detent Mechanism）と
ロケットモーター電気発火用リード線を切断するカッター（鋭利な鉄板で可）が付属されているもんです。
”リコイルレスガン”や　”大砲”には、こんな物付いていません。

　　ディテント装置：　ロケット推力が規定値に達するまで、ロケット本体を引き止めておくストッパー。
　　　　　　　　　　　（引き止めると言っても、コンマ何秒の時間）


軌跡の発動機？誉