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艦船の方が適当でしたら御容赦下さい。 WW2の潜水艦から発射する魚雷のことです。 数本の魚雷を扇形に発射する場合、潜水艦本体の向きを変えながら発射するのでしょうか。あるいは魚雷そのものが進路を調整する機能を持っているのでしょうか。 と言いますのは、当時の魚雷は基本的に直進しか出来ないという思い込みのようなものがありますので、上のような疑問となった訳です。 よろしく、お願いします。 好奇心 |
- 全くの素人の予想ですがジャイロを効かせておけばしておけば進む方向は何とかなりそうですが、実際はどうなのでしょう。
素人の空耳モード
- 第二次大戦中の魚雷でも、ジャイロは付いてますよ。ジャイロと操舵機構が連動していて、魚雷を直進させるようになっています。そのため、ホーミング魚雷ではない魚雷は基本的に直進しかしません。扇形に発射するためには各魚雷を角度をつけて打ち出します。そしてそれらのタイミングを少しずつズラすことで、標的の進路に魚雷散布体を作り、命中率を上げるのです。ちなみに、ホーミング魚雷は1943年にドイツが実戦投入したT-5型魚雷が最初です。
YF−23A
- 質問者です。
「角度をつけて打ち出す」方法が知りたいのです。
潜水艦本体の向きを変えるのか、発射管の向きが変えられるのか、あるいは発射時は魚雷の縦舵をきかせ、一定時間後に直進に戻すのか。
というような単純な疑問です。
申し訳ありません。よろしくどうぞ。
好奇心
- 発射前に調定した旋回角度(斜進角といいます)にしたがって、発射後、魚雷が旋回します。またこの機能を使うことによって、ある程度は目標と発射管の方向がずれていても攻撃できます。
(N)
- 外国のは知らないですが、日本の場合は「管外斜進角度調停装置」というモノがついてまして、各魚雷に必要な斜進角を設定できるようになっていました。
次に一斉発射で任意角の扇型を構成するために「開度調停装置」「縦舵機一斉発動装置」が設けられました(それまでは任意の開度にしたかったら、各魚雷毎に計算して設定していた)ちなみにこれは旋回運動中にでも任意の開度で発射できる事が狙いだったようです。
更にそれまでは手動でそういった数値設定を入れていたのが、魚雷発射指揮装置と連動する「斜進角度追尾装置」が発射管に装備されるようになります。
こうして、発射管が多少敵艦から向きが離れていても、任意の開度で魚雷網を目標に送り込めるようになっていました。
SUDO
- またまた横から失礼いたします。
>発射前に調定した旋回角度
やはり、ジャイロで調整するということでいいのでしょうか?
あるいはある程度距離を設定できるのでしょうか?
予想としてはジャイロで進む方向のみ設定、発射後魚雷がそっちに変進する感じだとは思うのですが?
素人の空耳モード
- ↑米のMk14/Mk18魚雷の場合、一定距離馳走後にジャイロが効いて設定された斜進角で進みます。
他国の魚雷も同様のはずです。
大塚好古
- 質問者
スッキリしました。
皆様ありがとうございます。
好奇心