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大正末期の日本陸戦隊兵の軍装について 1,普通の水兵の服にベルト、脚絆等各種装備をつけただけなのか 2,服の地色は濃紺なのか黒なのか 3,上海特別陸戦隊のベルグマン短機関銃を装備した歩兵はどのような弾薬ポーチ を使用していたのか、また小銃兵と何か違う装備品を持っていたのか。 4,海軍陸戦隊(水兵服)を写したビジュアル資料(絵・写真)とくにSMGを 持っている者 5,この服を手に入れる方法はないのか について教えてください、お願いします。 紅葉饅頭 |
- 1 について: 各艦に於ける陸戰隊編成の場合は、普通の水兵服の上から必要な武器と装具で武装したのでしたが、その考え方は舷側の番兵やら巡察兵の武装と基本的には同じと考えてよいかと思っています。(副長が指示して臨機の武装を行う)
2 について: 陸戰隊は臨機に艦ないし戰隊・艦隊の各レベルで大小のものが編成されたので、水兵服ではない場合もあり得たと考えられます。例えば、緊急時に片舷直陸戦用意がかかり、白の事業服で作業中の者まで至急武装してカッターに飛び乗り上陸戰闘と云う場合があり得たでしょう。また大正期の南洋の獨領諸島占領時には、当然に陸戰隊は白の夏服に武装しています。 ただしシャンリクの如く周到な準備のもとに編成された専門の「海兵隊もどき」では、隊司令部で厳密な軍装規定が用意され隷下諸隊に周知徹底されたと考えられます。
あるめ
- ありがとうございました。
基本的にこれと言った服装ではなくて有り物に装備品つけて戦った、と言うことですか。なんかリアルタイムの戦争ならではって感じですね。
紅葉饅頭
- 4.の水兵服姿の陸戦隊写真については、昭和7年の<上海事変>での写真を探されることをお勧めします。戦前の書籍が閲覧できる施設か、それなりの古書店に行けば、当時刊行された写真帳が発見できると思います。
<上海事変>は、昭和12年にも発生しております(こちらの方が有名)ので、お間違えのないように…。
印度総督