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今回は軍装についてお聞きしたいのですが・・・。 「日本の軍装 改訂版」に義烈空挺隊軍曹のイラストがあるのですが、その軍曹、迷彩服を着用し百式機関短銃を持っていて、そこまでは普通なんですが、腹にホルスター付きの二式弾帯を巻いているのにも関わらず腰のベルトに革製のホルスターをつけていておかしいと思いました。義烈空挺隊では兵士は拳銃しかも2挺を持っていったんでしょうか? 紅葉饅頭 |
- Ans,Qに書き込む前に軍装の大家ウエストモーランドさんに質問したのでその答えも載せさせていただきます。
>義烈空挺隊の攻撃計画の復刻資料を見ましたところ、義烈空挺隊の為に準備 >された信号拳銃の総数は1、弾薬は10となっています。
>そして、イラストの兵士の階級は軍曹ということからして信号拳銃を割り当て >られた可能性は低いように思えます。
>では、あのイラストの挺進兵は何故2つもホルスターを付けていたのでしょ >うか?
>まことに残念ですが、はっきりしたことは申し上げられないという結論に達しま>した。
紅葉饅頭
- 私など素人同然ですので、軍装研究家としておいて下さい。
前出の私の文章ですが、Ans.Qに載せるには心許無い説明ですので補足させていただきます。
まず、軍曹が信号拳銃を割り当てられる可能性の件ですが、義烈空挺隊に割り当てられた信号拳銃は資料では1となっています。
場合によっては他のルートから入手した可能性はありますが、それでも所持者は指揮権を有する将校などではないかと推察しました。
あと、ホルスターの件ですが、一つは革製で、もう一つは布製のように描かれていて、どちらも94式拳銃のホルスターのように見えました。
94式拳銃の総数ですが、資料では70丁程でした。
(義烈空挺隊員の総数は140名程)
ウエストモーランド
- 今さっき気付いたんですが、布製の二式弾帯ホルスターは拳銃または信号拳銃となっていました。
紅葉饅頭
- ホルスターについては、片方は二式拳銃って可能性はあると思います。生産数自体があまり多くないのでどうかとは思いますが・・・・・・。
居眠り将軍
- >義烈空挺隊では兵士は拳銃しかも2挺を持っていったんでしょうか?
結論から申しますと、可能性は低いと思います。(無いとは断言しませんが)
ただし、ご質問のように百式機関短銃と94式拳銃を装備した(と言うよりは、メインとサブのウェポンを装備した兵士の)場合は、拳銃を2挺持っていた可能性は無いように思います。
疑問に思われたイラストは、94式拳銃と信号拳銃の両方を携行する際の装備の仕方を描いた物ではないかと思います。
(あくまで推論ですが・・・)
ウエストモーランド