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1620 南北戦争当時に使用されたコルト・ネービーは、弾、火薬、雷管を別々に装填して
使用したと聞いています。
しかし、私の見た映画(続・夕陽のガンマン)では、ピースメーカーの様にカートリッジを使っていました。

いったい、どちらが本当なのでしょうか。過渡的なものとして、カートリッジを
使えるものもあったのでしょうか?


西部劇ファン

  1. なにとぞ、ご回答のほど、よろしくお願い致します。
    西部劇ファン

  2.  その通りです。過渡的に金属薬莢を使えるよう改造されたパーカッション・リボルバーが存在しました。
     金属薬莢式リボルバーが登場した1870年代、コルト社は従来のパーカッション・リボルバーを薬莢式に改造した各種コンバージョン・リボルバーを発売しました。原型となったのはM1849ポケット、M1851ネービー、M1860アーミー等で、シリンダーと銃身を改造・交換しています。いずれもパーカッション・リボルバーのフレームをそのまま流用しているため、シリンダー上部にフレームがないオープン・トップとなっています。
     これらのコンバージョン・リボルバーには、改造形式を考案した設計者の名称が通称として付けられています。ウィリアム・マソン・コンバージョンやリチャーズ・コンバージョン等が知られており、共にパーカッション式シリンダーの後部を切り取ってドーナツ型部品を組み込み、これに撃針や装填用ゲート・カバー等を備えています。
     中でも完成度が高いとされているのは、M1860アーミーをベースにチャールス・B・リチャーズの考案したパテントに基づいて製作されたM1872コンバージョンで、オープン・トップ・シングル・アクションとも呼ばれています。

     ちなみに、昔の西部劇では、残存数が少ない等により発砲銃を用意できないパーカッション・リボルバーの代用として、あるいはパーカッション式のため発射準備に手間が掛かる等の理由により、コルトSAA等を原型に改造したプロップが使われたことがありました。これらのプロップは当然金属薬莢を使用していました。
    ブラック・タロン

  3. 詳しいご回答ありがとうございましたm(__)m
    これで永年の謎が解けました。
    それにしても、ここは皆さんお詳しいですね、感心します。


    西部劇ファン

  4. 実際どんな物か、見てみたいでしょ!!
      http://www.cimarron-firearms.com/conversions.htm

    H&幼女


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