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田舎に帰省した折に元海軍軍人で横須賀で魚雷の整備をされていた方とお話をしたのですが、「その当時見た魚雷でこんなのが有ったんだけど、君知らない?」と質問されたのですが、私も分からなかったので教えて下さい。 特徴1、名前は「三式航空魚雷」(だったらしい) 2、投下されて航走中に風船(?)の様な物を引っ張りながら走っていた。 3、「あの風船みたいな物は何ですか?」と上官に聞いたら「機密だ。」と言われ、何も教えてはもらえなかった。 以上のように曖昧な質問ですが、どんな些細な事でも構いません。宜しくお願いします。 YOU |
- 書き忘れましたが、時期は19年末から20年の前半くらいだったそうです。
YOU
- 多分まさにそれに該当する事項がこの間出た学研M文庫「日本の秘密兵器 海軍編」に載ってます。
かいつまんでいうとその風船というか凧は魚雷の起爆タイミングを調整する機構で、
これが艦体に接触したとき、ちょうど魚雷本体は敵艦の真下に位置して艦底起爆を狙った装置だということです。
勝井
- 91式航空魚雷の改3以降に使われた一式起爆装置(秘匿名称T金物、俗称凧式、KiteHead)のことで、航空本部では三式爆発尖と名づけました。
機能は勝井山の言うように、魚雷と敵艦の船底で起爆させるための装置で、深い調停深度で疾走させて、水中凧を曳航するという形です。
□凧
/
←=魚雷
水中をこのように走らせると、凧は海面直下の浅い深度、魚雷本体は深い深度になります。
凧が敵艦の横腹に激突した時、魚雷はちょうど敵艦の真下(急所)に来るという形になり、そこでドカンと行く訳です。
用いられたのは改7頭部ベースのものですが、炸薬量は減らされていたとされ(凧曳航機構の都合上)炸薬量は不明。一部が実戦にも用いられたとされます。
SUDO
- 上追加というか補足
凧と言われてますが、実態は模型飛行機に似た構造体でした。
SUDO
- 被弾して雷撃し損ねた機が体当たりしたのですが魚雷がこれだったので爆発しなかったと紹介されていたのを呼んだことが有ります。(合掌)
素人の空耳モード
- >勝井様・SUDU様・素人の空耳モード様
回答ありがとうございます。
なるほど、起爆装置だったのですか!これでスッキリしました。
早速、本人に教えてこようと思います。
YOU
- ↑すいません、誤「SUDU様」→正「SUDO様」の間違いです。
YOU
- 炸薬量以外で、凧の抵抗で魚雷の速度が落ちるって欠陥があったそうです。
tomo
- >8
42ktが41ktになるのを欠陥と言うのはどうかと思いますが・・・。
SUDO
- そうですね。すいません。欠陥ではなく欠点もしくは短所と言うべきでした。
tomo
- >10.欠点でも短所でもないと思いますが…
実戦で魚雷の雷速1ノットがどれほどの差になりますか?
しかも航空魚雷ですよ?
勝井
- 欠点 短所:「劣っているところ 不十分なところ。」
艦底起爆という炸薬量減少を補って余りある、破壊力で効果的な面がある一方で、それとは別の速度という分野で性能の低下を忍んでいるのですから、完全に間違いとは言えないでしょう。
あまり苛めないでくださいな。
tomo