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太平洋戦争中に使われた、米軍製の缶詰爆弾について教えて下さい。 浜松の三方原町に住んでいた頃(20年くらい前)の話ですが、戦争中、米軍が缶詰爆弾をまいたというのを聞きました。 パイナップルなどの缶詰の中に火薬が仕込んであって、開けようとすると爆発する仕掛けになっていたそうです。中にはちゃんと中身が入っていて、缶詰あけの名人 なる人が、開けて中身を食べていたそうですが、その人も爆死してしまったとか。 なんか、とても手が込んだことをしているように思うのですが、本当にこんな事があったのでしょうか? うり |
- 手榴弾がパイナップルと呼ばれることと無縁ではないかと。
なんか都市伝説くさい話ですね。
勝井
- 天沼 俊氏の戦空の魂(2巻)第11話『連山 彷徨の南へ』に「敵がまた爆薬をしかけたカンヅメを投下しに来たのさ」というセリフが出て来ます。私も実際にあったことなのか気になっています。
ワレアオバ
- >中にはちゃんと中身が入っていて、缶詰あけの名人なる人が、開けて中身を食べていたそうですが
うーむ、どうやって爆薬とパイナップルを同居させるのでしょう。ブービートラップをかけるなら、わざわざパイナップルの入った爆弾をばら撒くより、外見では区別の付かない本物と偽物を混ぜて撒いたほうが効率的だと思いますが。
「開けようとすると爆発する」原理も不明です。今のようにプル・トップの缶詰なんてありませんよ?缶切りを使って開ける缶詰にどうやって信管を仕掛けるのでしょう。
缶詰爆弾というものが存在したとして、一体どんな安全装置が付いているのでしょう?手榴弾でも地雷でも、使用前に暴発しないよう何らかの安全装置(普通は安全ピン)があるものです。シロップ漬けパイナップルの詰まった缶詰にどうやって安全ピンを付けるのでしょうか。
磁石式や衝撃検知式の安全装置なら水密構造にもできるでしょうが、いくら米軍が金持ちでも、そんな手の込んだ代物を大量生産して無作為にばら撒けるほど裕福だったのでしょうか?
投下するときに何割かは壊れるだろうし、必ず日本兵が拾ってくれる保証はないし、原住民や進出した友軍が拾って犠牲になるかも知れません。それに日本軍もバカではないですから、缶詰に爆弾が仕掛けられていると判明すればすぐ全軍通告を出して効果は激減するでしょう。
こういった事から考えて、米軍が「缶詰爆弾」を作って「ばら撒いた」とは考えられません。兵隊の間で流行った噂話というか怪談のようなものではないでしょうか。
ささき
- ただ、初期の太平洋戦線で撤退する米英軍が残置した物資にブービートラップを仕掛けて行ったとか、インパールなどで物資に似せたコンテナに爆薬を仕掛けわざと日本側陣地に投下する、といったような事はあったのかも知れません。その噂が変形して「缶詰爆弾」の話になったのかも知れません。
ささき