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ベレッタのM92Fのエアガンいじってて思った事なのですが・・・ ベレッタはDA。でトリガーを引くとハンマーが起き始め、ハンマーは落ちます。で、この時にグリップの右側からボディに沿って突き出てる、先の丸い鉄板の様なパーツが(説明ヘタでごめんなさい)が連動して元の位置からせり出る用に動きます。で、トリガーを引いた位置から戻すのと連動して、このパーツは元の位置へ戻っていきます。 普段使ってる分には全く邪魔にも役立ちもしないこのパーツですが一体何の意味があるのでしょう?わざわざグリップから突き出てるし、どうやら後のクーガーでもあるらしいこのパーツ。構造上必要かと思いきや、ほかのオートマチックに似たパーツはありません。 想像すらつかない、このパーツ。役割りは何ですか? ぼちぼち |
- S板→鉄板 です。ごめんなさい。
ぼちぼち
- 「トリガーバー」ですね。
トリガーとシアー(ハンマーを起こしたSA位置で保持する部品)、ハンマーに関連する部品です。
DAでトリガーを引くことでトリガーバーはハンマーを起こし、トリガーを引ききるとハンマーが倒れ撃発(発射)。
スライドが後退し、ハンマーを起こして次弾からはSAとなりますが、この時トリガーバーはシアーを開放してハンマーを落とします。
つまり「構造上、絶対に必要なパーツ」です。
SAのコルト・ガバメント(シアー開放)や、DAオートのS&W・M39/59系列、SIG・P220系列など、基本的には他のオートにも、形状は違えどちゃんと存在します。
ただ「露出していない」だけで。
トリガーバーが露出した形式としては、他にワルサーP38が有名です。コルト・コマンダーがベースのシーキャンプ・カスタムは新造のサイドプレートで、ダブルイーグルはグリップパネルで隠されていますが。
杉村徹
- なるほど。必要なパーツだったんですね。回答ありがとうございました。
必要なパーツである事は理解出来ましたが、何でベレッタに限ってわざわざブリップから突き出るような形で露出させてるんでしょう・・・全く意味無い気もしますが。
ぼちぼち
- >何でベレッタに限ってわざわざブリップから突き出るような形で露出させてるん
>でしょう・・・全く意味無い気もしますが。
前走者たる9mmシングルマガジンのSAオート・ベレッタM951に対し、1970年代登場の初代M92はダブルカアラム・マガジンにDA。トリガーバーをフレーム外側に逃がしたい(なるべくフレームを薄くしたい)と考えたのかも知れません。まだフレームは厚いですが。
また、古くはM1934に見られるように、トリガーバーがディスコネクター兼用(ディスコネクター → スライド後退時に、シアーとトリガーバーの接触を断つ事で、トリガー引きっぱなしでもスライド閉鎖時にハンマーが勝手に落ちない)
の伝統的設計になっている関係で、完全にフレーム内蔵に出来なかった(あえてしなかった)のかも知れません。・・・・・・断言は出来ませんが。
それと、ワルサーP38とその再設計のP5、更にP88系もトリガーバーは露出しているので、別にベレッタに限った話ではないです。
杉村徹
- 南部94式拳銃もトリガーバーが露出しています。問題は、ベレッタと違ってバーを「押す方向」に動かして撃発すること。これが噛みの甘いシアーや不確実な安全装置と重なり、薬室に弾薬を装填したままホルスターに入れたりするとトリガーバーが押されて暴発する事故が起きました。
ささき
- そうか、エアガンだとただの飾りなんですね。モデルガンだと実銃通りの役割を果たしてくれます。
epitaph
- >.トリガーバーが露出の理由。
近年の大型けん銃は、 スライドストップ,マニュアルセフティ,デコッキング,ファイヤリングピンブロックなんかのメカを、
欲張りに組込んでいったら、フレーム内に収まりきれなくなり、外側にはみ出すしかなかったのが、
トリガーバーだったんです。 一般にスライドは、凹の上下逆型でフレームにまたがっており、その縁下側を利用して、
ディスコネクト機構(分離子)を設ける事が出来たのは、幸いでした。
砂塵、泥、対策として、当然グリップ 等で、カバーするべきですが、作動量が数ミリだけですので、何とか動くだろうと、
その辺は目を瞑っている銃がほとんどです。
*余談
しかしながら、上記メカに加え、エジェクターを組み込むスペースに苦労して、エジェクターをフレーム中心より
右側設置にするしかスペースがなかった ”ワルサーP38&発展型P5”は、その為左側排莢という、
右利き射手にとっては、1つの欠点を持つ銃となりました。 多機能けん銃の黎明期の難しさを表しています。
軌跡の発動機?誉