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1602 潤滑油の添加剤の「マイクロロン」の説明で、開発のきっかけは、開発者がその妻のために作った超小型ライフルの銃身命数を上げるためと書いてあったのですが、その超小型ライフルとはどのようなものだったのでしょうか?
ウリ

  1. 以下の引用文は、マイクロイロンの公式サイト(日本)にあったものです。

    >射撃の名手でもある天才ビル・ウイリアムスは衝撃の少ない超小型ライフル銃を愛妻のため開発した。
    >そのマッハ6.17で弾丸を発射する高性能ライフルには連続100発も撃つと銃身が焼き付くという欠陥があった。
    >この致命的な欠陥が摩擦にあると判断した彼は、摩擦を軽減する処理剤の開発研究に着手し、大変な試行錯誤の後、ついに開発ナンバーWZ-127にたどりついた。
    >WZ-127で処理したライフル銃では実に36,000発の弾丸の発射にも耐え、その後分解した銃身には測定しうる範囲で狂いと摩耗が観察されなかった。当然、WZ-127は銃愛好家の間で大評判になった。

    このことですよね。
    個人的にはそのような経緯はデッチあげ(あるいはそれに近い誇張)ではないかと思っています。
    この手のものが銃愛好家に「大評判になった」話は聞いたことがありません。
    また、そもそもテフロン系添加剤は化学的・科学的におかしな商品です。下記URLの「添加剤の真実」等をご覧になると、この手のオイル添加剤に対する批判・問題点が分かるかと思います。
    http://www.mercedesbenz-net.com/trouble/tenkazai/
    町田玲彦

  2. マッハ6.17→340m/sX6.17≒2100m/s   やはり、この話は眉唾でしょうね。
    物の本によりますと、現在の無煙火薬を使用する銃・砲システム(パイプ形状内を分子量の重い火薬ガスが移動する)では、
    燃焼速度と圧力には物理的な限界あり、弾丸を押し出す速度は、おおよそ6600fps(1980m/s)あたりが、
    上限値だと言われています。 ←物理学上不可能です。

    ちなみに、現在、民間で一般に入手可能の最速ライフル弾は、.220Swift 弾で、
    おおよそ3850〜4000fps(1155〜1200m/s)であります。

    *低分子量ガス砲や、液体火薬砲、電磁砲なら、上記値の数倍の弾速を出せるとの事です。
    つまり、天才ビル・ウイリアムス氏は、これを独自に開発実用化し、愛妻にプレゼントしたわけでしょうか???

    軌跡の発動機?誉

  3. 口径比200の砲身で弾重(80g)の8倍ものダブルベースをぶち込んで燃やすと、2300m/sまで加速できますよ(笑)
    ま、一般的でなくとも燃焼ガスの音速(=膨張速度)以上には加速できません。っていうか無理。
    その上限が大体2500m/s(ダブルベース)くらいと思ってええです。
    シングルベースはもうちょっと上。でも、前述の例の通り、洒落になんないくらいの条件が付きます。
    sorya

  4. あ。
    因みに、薬の温度を60度以上まで保温しただけでも速度が上がるし、
    ETCイグナイタ(数MJ)を用いるだけでも、かなりの砲口速度が稼げますが、まぁ、
    ライフルに応用されることはありえないでせう(笑)
    sorya

  5. >1
    >以下の引用文は、マイクロイロンの公式サイト(日本)にあったものです。

    書き間違えました。正しくは「マイクロロンの公式サイト」です。
    失礼しました。


    町田玲彦

  6. マッハ6.17→340m/sX6.17≒2100m/s   やはり、この話は眉唾でしょうね。
    物の本によりますと、現在の無煙火薬を使用する銃・砲システム(パイプ形状内を分子量の重い火薬ガスが移動する)では、
    燃焼速度と圧力には物理的な限界あり、弾丸を押し出す速度は、おおよそ6600fps(1980m/s)あたりが、
    上限値だと言われています。 ←物理学上不可能です。

    ちなみに、現在、民間で一般に入手可能の最速ライフル弾は、.220Swift 弾で、
    おおよそ3850〜4000fps(1155〜1200m/s)であります。

    *低分子量ガス砲や、液体火薬砲、電磁砲なら、上記値の数倍の弾速を出せるとの事です。
    つまり、天才ビル・ウイリアムス氏は、これを独自に開発実用化し、愛妻にプレゼントしたわけでしょうか???

    軌跡の発動機?誉

  7. >6.↑スミマセン。  >2.の投稿1時間後に、更新ボタン押したら2重投稿になってしまいました。

    >3.sorya さんより、御指摘頂きました。
    無煙火薬を使用する通常のライフル弾では、 弾丸重量:発射薬重量 の比は、 弾丸重量を1とすれば、
    1:0.3〜0.5で、あります。 .220Swift弾は、異常な比ですが、それでも、ほぼ1:1であります。
    戦車砲弾薬も 1:1 位でしょうか。
    >3.弾重(80g)の8倍ものダブルベース(1:8) の条件では、普通に考えられる銃・砲の概念ではないですね。
    口径20mm弱クラスの弾丸を 50mm砲クラスの薬莢に取り付けて、4mの銃身長で発射する感じなのでしょうか。
    それにおいても、2千数百m/sのオーダーだと言う事ですね!!

    〜?誉

  8. >>軌跡の発動機?誉氏
    とりあえずの前提条件として「一般的な使用環境下において(=標準大気状態)」という前提付きでならイエスです。
    これが、装薬温度が80度でしかも、真空中において…とか、自己分解熱を外部から補完した場合…のような、特殊な
    条件下は含まないことを念のため。
    sorya


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