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拳銃や小銃の場合、口径と弾丸直径では、弾丸直径の方がやや大きいと思っているのですが、実際はどの程度の数値なのでしょうか? いちのへ |
- 質問者です。例えば、9mmパラベラム弾を使用する拳銃の口径(ライフリングの山から山までの径)、ライフリングの深さ、弾丸の直径が知りたいです。
あと、M2重機関銃のデータもありましたら、お願いします。
いちのへ
- 1599の回答も含めてこれなんかどうでしょう?
http://www.warbirds.nu/ansq/4/D2000601.html
epitaph
- epitaph様
ご回答ありがとうございます。ご紹介のQ&A、読ませて頂きました。
おそらく、「銃と弾丸の種類はゴマンとあるので、もうちょっと、的を絞れ!」という回答なのでしょうか・・・。
それでは、質問の意図を説明してみます。
9mmパラベラム弾の拳銃と言ったのは、9mmパラベラムが最もメジャーな拳銃弾の一つで、その弾を使用する銃なら、1つぐらい具体的な数値をお持ちの方が、いるかなと思って書きました。ですから、具体的な数値さえあれば、ベレッタM92FSでも、ワルサーP38でもなんでもOKなんです。
あと、口径の弾丸直径の関係なんですが、大砲の場合は、口径より弾丸直径の方が、若干小さいのです(例えば、74式105mm自走榴弾砲の砲弾直径は104.9mmなんです)。ただし、砲弾には弾帯が付いてますので、これは口径よりやや大きいです。
一方、銃弾は、口径(旋条の山から銃身の中心軸を通って反対側の山までの径)よりも、弾丸の直径の方が大きいと聞いています。そこで、その具体的な数値が知りたいのです(そして、ついでに旋条の高さも)。
これぐらい、詳細に説明すれば、意図が判ってもらえたでしょうか・・・。
質問ってのも、難しいものですね(笑)。
いちのへ
- 一万発以上撃ったP226ですけど・・・。
ライフリングの谷から谷が.352インチで、山から山が.345インチでした。
弾はご存知の通り.355インチです。
ご希望なら他の物も測りますよ。(笑)
大魔神
- 大魔神様(さては、米国在住の、ささき様かな?)
ご回答ありがとうございます!とても参考になります!!
できれば、設計値があると、なお嬉しいのですが・・・。
ところで、
拳銃って、1万発も撃っても、銃身交換いらないのですか?
腔圧が低いから、erodeとか、少ないのかな?
いちのへ
- >5
>ささき様かな?
別人です。(笑)
>できれば、設計値があると、なお嬉しいのですが・・・。
設計値はわかりません、ごめんなさい。m(__)m
>拳銃って、1万発も撃っても、銃身交換いらないのですか?
よっぽど特殊な銃(私には想像できませんが)を除けば、
普通一万発でバレル交換を必要とする物は無いでしょう。
私のSTIは8万発程撃ってますが、バレルに全く問題はありませんよ。
大魔神
- 1.本家 9mmPara弾 ルガ―P08 の設計仕様を示します。 当然、単位は、mmです。 寸法公差は省略。
Lauf Feld:ボア径(山径)Φ8.85mm
Lauf Zug: グルーブ径(谷径)Φ9.10mm
ライフリング深さは、その差の1/2ですから、(9.10−8.85)/2=0.125mm です。
ライフリング溝巾: 3.7mm
ライフリングピッチ:250mm 右6条
弾丸径:Φ9.01mm ですから、 銃身山径と弾丸は、スカスカですね。
実は、9mmPara のライフリング仕様は、各種銃器の一般的な「弾丸と銃口の勘合値」より、緩めに出来ています。
現在は、メーカー各社のノウハウで相異しますが、ボア径&グルーブ径は、上で示した値より、
僅かに小さめになっているはずです。
失礼ながら、>4.で御紹介の寸法は、あまりにも小さすぎます。 測定誤差或いは、
米国向け 9mmLuger弾 仕様の銃身である可能性も有ります。
2.M2重機関銃
ボア径(山径):Φ0.498in (Φ12.66mm)
グルーブ径(谷径):Φ0.509in (Φ12.93mm)
ライフリング溝巾: 0.13in (3.4mm)
ライフリングピッチ:1−16in(406mm) 右8条
弾丸径: Φ0.511in (Φ12.98mm)
上記値も、各社のノウハウで僅かな相異があるでしよう。
以上です。
軌跡の発動機?誉
- 大魔神さま
大変、申し訳ありません(謝)。
1)銃器を手元に持っている→米国在住
2)大魔神→佐々木投手
という安易な推測で、こちらの常連の「ささき様」のジョークハンドルネーム
なのかと思ってしまいました(汗)。申し訳ありません(大謝)。
>よっぽど特殊な銃(私には想像できませんが)を除けば、
>普通一万発でバレル交換を必要とする物は無いでしょう。
>私のSTIは8万発程撃ってますが、バレルに全く問題はありませんよ。
ぜんぜん知りませんでした。大砲だと、種類にもよりますが、
小は数百発から、だいたいが数千発で、射撃精度が著しく低下して、
砲身交換となります。
ご教示ありがとうございます。
軌跡の発動機?誉さま
ご教示ありがとうございます(嬉)。知りたいことが、完璧に判りました。
それも、ご本家、ルガ―P08の設計仕様とは、とてもありがたいです。
実は、自分のHP用に、よくある質問として「口径」についてまとめているの
です。それで、自らの疑問にぶち当たって、手元の資料やWebで調べたの
ですが、回答がみつからなかったので訊いてみました。
こんなに完璧な回答をもらえるのならば、もっと早く訊けばよかったです(笑)。
いちのへ
- 追加質問なんですが、軌跡の発動機?誉さまが仰る通り、9mmパラのルガーP08の谷径と弾径は、M2や大砲なんかと比べて、スカスカなんですが、射撃時には、発射薬の燃焼ガスが、弾が出る前に、だだ漏れになりそうです。
9mmパラべラムの銃を撃ってみると、やっぱりそういう傾向があるのでしょうか?
そういえば、私、グロッグなんたらとかいう、プラスチック製の銃を撃ったことがあるけど、そんときは、なんにも感じなかったなあ。確か、9mmパラベラムでした。
同じとき、38口径の拳銃(S&Wのなんたらいうやつ)も撃ったけど、そんなに違いは感じませんでした。
いちのへ
- >7.今、読み返したら 誤記がありましたので、訂正します。
・ライフリング溝巾: 3.7mm→2.5mm が正です。
・銃身山径と弾丸は、スカスカですね。→銃身谷径と弾丸は、スカスカですね。
>9.に回答。
そういう傾向です。 弾が出る前に、だだ漏れです。 (当然、弾メーカーと銃メーカーとのマッチングにより、色々ですよ)
それから、リボルバーも、シリンダーギャップ(銃身後端と回転弾倉先端との隙間。約0.2〜3mmぐらい)より、
発射ガス漏れバンバンですので、あまり比較対象にはなりませんでしょうし、
仮に同一威力の弾同士でも、オートマチックとリボルバーのシューティング感覚も、ちょっと相異するものです。
→弾種や射手の五感・経験にて色々ですね!!
*グロッグの話が出ましたので、下記の四方山話を参考とします。
一般に、”9mmParaNATO弾” 弾薬単体としての弾丸エネルギーは、”500J+α/114mm銃身” ですが、
ヨーロッパの某国陸軍のグロッグ採用時の ”けん銃要求仕様書”にて、この要求値は、
”451J以上/114mm銃身、弾薬メーカー:ヒルテンベルガ―社指定” となっておりました。
つまり、弾薬単体(弾薬メーカー公表値500J+α)のエネルギーが、オートマチックピストル+弾のシステムとなると、
弾丸エネルギー要求値が約10% 落とされています。
自動装填に要するエネルギー消費と 銃身ガス漏れ 等で、約10% 落ちるものなのでしょう。
(おーすとりぃHirtenbergerの9mmParaが、弱装弾とは考え難いです。)
〜?誉
- >7.ルガ―P08 の設計仕様〜スカスカ〜。
大事な事を忘れていました。 現在の感覚で考えてはいけない面もありました。
この弾が開発された極初期の間は(1900年代初頭は)、弾頭は、ニッケル被甲弾でした。
且つ、弾底部は、非被甲。開放(鉛露出)のままでした。
(ニッケル被甲: 白銅=銅7+ニッケル3の合金。 早い話100円硬貨の材質)
よって、発射すると、ガス圧により、現代の弾丸とは微妙に違った、弾丸膨らみ方をし、ライフリングと噛み合います。
しかるに、P08 のこの勘合値は、一見ゆるゆるですが、発射後弾体の事を考えれば、それほどでも!!
と言えるかも知れません。 あいにく、小生も、その膨らみ寸法データ―は、入手しておりません。
後年、被甲材質が変わりましたので(現在の物)、ライフリング仕様(内・外径)も、若干変化して現在に至っておる様です。
〜?誉
- 軌跡の発動機?誉さま
詳細なご説明、ありがとうございます。大変、勉強になります。
弾丸材質と発射圧力による変形の関係まで考慮する必要があるとは。
拳銃のライフリングと弾丸のクリアランスだけでも、相当のノウハウがありそうですね。すごい世界です。
いちのへ
- ゴミレス:レンタカーやホテルのチェックインで、時々「マリナーズ?」と言われることがあります(笑)。ちなみに私は銃器を所有していません。
ささき