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GUN誌のHPの実銃BBSでしょうか?そこに旧軍の自動小銃の少数部隊配備を示唆する書き込みが有りますが、はたしてこの正体は何だったのでしょう? 実は私の父は東部64部隊にいましたがそこにも少数10連発(15?忘れました)の自動小銃があったようでむかしそんなのが有ったと言ってました。 銅金氏が中心になって試作された自動小銃が少数生産されていたということでしょうか? 素人の空耳モード |
- えーと、そのBBSの該当ツリーにレスを付けた人間の一人として回答にならないレスをば(;^_^A
ちなみに参考までにそのGun誌HP実銃掲示板の該当ツリーはこちら↓(設問者様がご覧になったのはここかな?)
http://www.win.ne.jp/~gun-shi/cgi-bin/bbs/article/r/realgun/28/gjtjtl/index.html
わしはこのツリーに対して「96式か99式軽機関銃ではないか?」とトンチンカンなレスを付けてしまいましたが(苦笑)、正直この分野(旧陸軍の自動小銃開発史)は資料不足で調べ切れておりませんで(;^_^A
とりあえず、旧陸軍が試作等した連発可能な自動小銃に関しては、東京造兵廠試作の6.5mm自動小銃(ピダーセン式トグル・ロック機構採用とのことだが詳細不明)と、東京瓦斯電が製作したチェコ製VzZH29コピー、番外として旧海軍の4式(5式)小銃くらいしか手元に資料がありません。
ブラック・タロン
- 相乗り質問です。 4式7.7mm普通実包(小銃弾)の情報、求む。
99式とは、装薬種類、薬量 等 相異があるはずなんですが?
軌跡の発動機?誉
- モーゼル小銃やモーゼル大型拳銃が準制式兵器であるように張鼓峰事件以降に捕獲したソ連製「サカロフ自動小銃」は部隊に配備された可能性があります。箱型弾倉で15発ですね。
BUN
- 以前、この掲示板内で旧軍の自動小銃についての話があった時にも書いたのですが、沖縄戦のときに、米軍が日本軍の壕の中から自動小銃を見つけたそうですから、少数ながら配備されていた可能性はあると思います。
これは、騎兵銃タイプで44式騎兵銃と同形状の銃剣を有しており、マガジンはロータリタイプで機構はピダーセン似ということですから、東京工廠で作られたものだと思います。
「機関部は箱型」というのがよく分かりませんが、箱型マガジンの試作自動小銃ならば日本特殊鋼のモデルではないでしょうか・・?
ヴェルトロ
- >3 15連ならばAVS、1936年型シモノフ自動小銃のことでしょうか。 比較的小数しか生産されていない小銃です。
みなと
- ううむ、やはり謎が多いですね。
終戦のどさくさで資料が失われたりしたのが大きいのでしょうね。
素人の空耳モード
- そういえば、丸かなんかの写真で正体不明の自動式らしい小銃を陸軍兵士が1人だけ携帯してるのを見たことがあります。
参考輸入や試作品みたいな「員数外」兵器を投入したのでしょうか。
あるいは種々の兵器を輸入してた中国軍からの捕獲武器なのか。
SAW
- >みなとさん、写真見て鑑定してみます?
BUN
- 画掲に上げておきました。
BUN
- >BUNさん 画掲写真拝見しました。 やはりAVS-36、シモノフ自動小銃と思います。連射機能を有するAVSはマズルブレーキに特徴があり、銃口部分の確認ができれば判別は容易なのですが、この写真からでもAVS-36独特の着剣金具が観取出来ます。 また1939年にAVSを置きかえる形で配備されたSVT-38/40 (トカレフ自動小銃)は光学照準器のマウント形状が異なる為候補にはなり得ません。
「サカロフ」(英表示で'Sakharov'、著名な物理学者のアンドレイ・サハロフと同姓?)というデザイナーの名を冠した自動小銃は、当時の赤軍の制式兵器としては存在しません。
みなと
- >8.9.10
あのー、画像掲示板2で、その写真を見れないのですが、半日経つと、もう削除してしまうのでしょうか?
みなと さんには、釈迦に説法となりますが−−−−私は写真も見てないし!
・”AVS−36”ですと、 ”Avtomat Simonov−36” この”Avtomat ”は、ロシアでは、
フルオート連射機構付きのタイプを示す事になります。
つまり、和語では、”機関小銃”です。(アサルトライフル・突撃銃の造語が出る前の、フルオートライフルの呼称)
仮に、セミオートタイプのSVS−36 だったとは、考えられませんか?
どっちにしても その当時でさえ、珍しい小銃ではありますが!!(駄作小銃だったから、ロシア赤軍にも、見放された。)
>3.10. 「サカロフ自動小銃」 ちょっとフォロー。
BUNさんが、うっかりで間違った回答をしたのではないですね。
その当時の帝国陸軍は、この異国の銃名を「サカロフ」と、間違って伝え聞いていた様です。
銅金氏の書物にも、この”AVS−36又はSVS−36”の事を「サカロフ」と表記しています。
その当時、信用されていた事、書き示されていた事も、現代の眼で見ると誤解していたんだな。 と 気が付くところも、
まま有りますので、注意が必要となります。
銃砲後進国である日本、その当時の軍及び、造兵関係者は、自動銃において、「ガス圧利用方式」以外の機構は、
全て「反動利用方式」と考え表記するという大罪をおかしています。 この理由も、一理は、あるんですが!!
以上 失礼しました。
軌跡の発動機?誉
- こんにちは、誉さん。 おっしゃる通りです。>SVS-36について、その形式が存在した可能性は否定できません。ただ、僕の手許の資料ではその確認が取れませんでした。現在流布している、大戦中のソ連自動小銃に関する資料の多くは冷戦期に米国がまとめたマニュアル類に立脚しているように見うけられますが、それらにはSVS-36の存在を示唆する情報はありません。ただ、それらは無論完全なものではなく、その形式が存在した可能性も十分有り得るのではないでしょうか。誉さんはなにか資料お持ちですか? (以前Gun誌に連載された床井氏の大戦中の軍用小火器に関するレポート、あちらではSVS-36に関する記述ありましたでしょうか? 残念ながら見逃してしまいました。)
構成から見て、シモノフ・トカレフの一連の自動小銃を産んだ1930年代のソ連の自動小銃開発は先駆者たるフェデロフのM1916 6.5mm自動小銃の影響を色濃く反映しているように見受けられます。
AVS-36がトカレフ設計のSVT-38に更新された理由についてはAVSの構造が複雑であって、過酷な条件下では回転不良を起こしがちであったとする他、全自動射撃の実用性の低さがセミオート専用型であるSVT-38への更新を促したと指摘する向きがありますが、実際には対フィンランド戦等を経てかなりの改良が施された1940型のトカレフ自動小銃にはセミオート専用型に加えセレクティブ・ファイアーのAVT-40が再び用意されています。(AVT-38は確認されていません。)
これらのことから、ソ連の自動小銃開発は当初からセレクティブ・ファイアーを指向し続けたようにも思われるのです。
>画像掲示板 ああ、削除されてしまったのですねえ。写真の出典等、不都合でもおありだったのでしょうか。あちらには(も?(笑))与太を書き込もうと思って楽しみにしていたのですが、少し残念です。
みなと
- わざわざ「」付きで書いているんですから、サカロフは間違いではありません。複数の文書で使われています。この銃は張鼓峰事件とその後の二回にわたって鹵獲されているようです。
資料は都合によりいつまでもネット上に晒して置けませんので用が済んだ時点で削除いたしました。
BUN
- >BUNさん 画掲でも申し上げました通り、BUNさんがご覧になられた資料に「サカロフ自動小銃」という記載があったとのご発言に疑念を差し挟んでいるのでは全くありません。 ただ、その上で「サカロフは間違いではありません。」という御発言の趣旨が計りかねます。張鼓峰事件とその後の二回にわたって鹵獲されたというその銃はシモノフAVS-36 (或いは誉さんが推察されたSVS-36)ではなく、我々の知らない「サカロフ」なる別の銃であるとのご主張でしょうか?
みなと
- 日本軍においては、シモノフAVS−36(またはSVS−36)が、「サカロフ」であると認識されていた、という意味ではないのでしょうか?
通りすがり
- って既に誉さんが指摘されてましたね。駄レス失礼
通りすがり
- 最初から「サカロフ自動小銃」と鉤括弧付きで表記しているように、あくまで日本側が呼んだ呼称であるという意味です。文章を普通に読めば御理解戴けると思いますが私の誤記ではないという事です。
BUN
- 了解です。ご多忙中貴重な写真を拝見する機会を頂き、ありがとうございました。
みなと