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支那事変から大東亜戦争にかけての日本陸軍の機関銃と機関砲の呼称区分はどうなっているのでしょうか。この時期、日本陸軍は機関銃と機関砲を口径では区別していないと思いますが、昭和十二年以降、何か明確な規定があるのでしょうか。御存知の方、どうか御教授願います。 ふみ |
- 記憶モードですが、陸軍は弾の中に炸薬が充填されていたものを機関砲、それ以外を機関銃と呼んでいたそうです。
富士
- ありがとうございます。その方面も調べたのですが、榴弾は7.7mm口径から存在することがわかりました。
ふみ
- 7.7mmまでが機関銃、それより大きいのが機関砲。海軍の場合は40mm以上(?)が機関砲。
だったように記憶していますが。記憶モードで申し訳ありません。
ホローをお願いします。
モロハシ
- 御大方の回答がまだのようなので質問者の方はもう少し待たれては。(笑)
わたしも7.7ミリの榴弾というか炸裂弾の存在は聞いたような気が。
それでは、99式軽機関銃も99式軽機関砲になってしまう?
たしか口径だのなんだのによる区分規則が帝国陸軍にあったような覚えがあるんで、まあ当初に述べたように御大方の回答を気長に待ちましょう。(笑)
SAW
- 2)は邦軍では無いかもしれませんが
1)口径11mmでわけた。(米軍だと15mmでしたっけ?)
2)弾に信管が着くかどうかでわけた。
こんな話がいくつかの本で出ていた気がします。
(やはり、どなたか大家の確定的な書き込みをお願いします)
素人の空耳モード
- 書き込み前に削除しましたがほかの方の書き込みと絡むのでやはり補足
7.7mm炸裂弾はたしか部品としての信管付きでは有りません。
主炸薬の前の部分に発火用の炸薬がかぶっていたような物だったと思います。
ほかの方の方が詳しいと思いますが、すいません。
素人の空耳モード
- 11ミリの話は私もどっかで聞いた気が・・
アルチューハイマーのせいか記憶があいまいや。
SAW
- >7.7ミリ榴弾
ご指摘のようにこいつには信管はありませんが、弾頭の先(弾芯と被帽の間?)に充填された炸薬自体が衝撃を受けると炸裂する鋭敏なものでした。構造も簡単で、威力もあったそうですが、取り扱いを謝ってちょっとでも弾頭を変形させたら終わりという、物騒な代物です。
ですんで、これを調査した米軍は危険で我が国では採用し得ないって結論を出したそうです。
……って話なんですが、それがなんて名前の弾薬なのかは手元の本には出ていないんですが……。九二式普通実包に充填されていたのでしょうか?
tomo
- 皆様ご回答ありがとうございます。
質問中、昭和十二年以降と申しましたのは、以下の理由によります。
11mm口径とそれ以下のものを機関銃と呼び、それより大口径のものを機関砲と呼ぶと規定したのは明治四十年の送乙第1887号なのですが、昭和十一年、陸技本甲第645号でその区分が廃止され、今後、機銃と機関砲の区分はその兵器の制式制定ごとに決定する、と定められています。この為に12.7mm口径の九二式車載機関砲は機関銃と呼称変更しています。これは機銃と大砲である機関砲の運用規程が異なる為に機能上機関銃と大差ない機関砲の運用を簡便化する為のものとされています。
問題はここからで、その後、終戦まで13粍級の銃砲に機関砲と機関銃の区分について何らかの検討がなされたのかどうか?という点をどなたか御存知であればお聞きしたいのです。
例えば、隼は7.7mmと12.7mmを機首に搭載していますが、かたや機関銃、かたや機関砲では管理、運用に問題が出なかったのでしょうか?
ふみ
- すみません。九二式車載機銃の口径が間違っていますね。13.2mmです。
ふみ
- >3.5.7. 海軍40mm、陸軍11mm−−−そんな感じで良いと思いますよ。
散弾銃は、別として下記の通り。
・帝国海軍: 口径関係せず。 実質、口径6.5mm〜ビッカース40mm迄を「銃・機関銃」。
・引き金を引き続けたら、弾も自動的に連射し続ける物を全て「機関銃」と言う。
・砲身と砲架を持ち、且つ、一発づつ引き金を引いて発射するのが、「砲」。
・帝国陸軍: 口径11mm以下を「銃」、それ以上を「砲」。−−−明治40年制定。
*口径区別として、口径9mm以下を「小口径」、19mm以下を「中口径」、それ以上を「大口径」
と言う別け方も有るので、混乱しますよ!!
・米国陸軍: 口径20mm未満を「銃」、それ以上を砲。−−−現在の極東某国・陸次も、米軍に右倣え、してます。
でも、大きくても、戦車砲を”Cannon”と言うより、”120mmTankGun”とも言うから、どうなのかね?
*>9.昭和十一年、陸技本甲第645号でその区分が廃止され、今後、機銃と機関砲の区分はその兵器の制式制定ごと〜
その改定は、実質、部隊サイドには、認知運用されていなかったのでは、ないでしようか?
それ以降の、帝国陸軍小火器に関する各種教範を、探索してみたいですね。
少なくとも、それ以降書かれた、銅金氏の書物にも、その事は触れていません。
*帝国海軍の呼称方法の件では、海軍・命の御仁達から、異論、反論がどっと来るでしようね。
軌跡の発動機?誉
- 射表作成から管理に至るまで大砲として扱われる機関砲と、銃として扱われる機関銃ではかなりの差異があり、不都合がある為に変更したとありますし、九二式は呼称区分変更後に射表を改訂し教範類も直しているようです。
問題は他の13粍級の機銃ですね。
ふみ
- それを調べるのが、”コミネフミゾウ” さんの、ライフワーク・人生そのものでありましよう。
遠くない日に、謎が解明されるのを期待しております。
〜?誉
- >11
海軍でもボフォース40mmのコピーである5式40mmは機関「砲」だったと思います。
海軍の火器は基本的に「GUN」で、口径や大きさで変化する事は無いようです。
日本海軍の場合は導入時に、その時の「銃」のイメージや代替対象の呼称が影響するのかも知れません。
(例えば大型戦闘艦の場合、6.5mm〜40mmまで事実上同列の武装と見なしていた感じがあります)ボフォース40mmのコピー品を装備する予定だったと明らかなのは敷設艇ですが、この場合、従来型では高角砲を備えていたところに装備する感じですから「砲」だったのかもしれません(確証は無いけど)
てな訳で、口径だけでは中々簡単には結論できないのかも知れません。
SUDO
- 11>,14>
私的認識で、例外(書き手の勘違い?)もあるのですが、
英語でGunと言うと砲口直径の大小に関係無く、直接射撃する火砲または、
口径比(口径長)の大きい、いわゆる加農砲を指すようです。
そして、日本語の「銃砲」に当たる火器に対する一般名詞としても使われ
ているようです。
Cannonは、日本語の「大砲」に当たる一般名詞で、大口径の砲を呼称
する際に使われるようです(いわゆるハンドガンをCannonとは、呼称
しない)。
ちなみに、以下のような呼称があります。
艦砲は、[Naval Gun]または[Naval Cannon]、後者は古いものが多い。
航空機関砲は、[Aircraft Gun]または、[Aircraft Cannon]。
戦車砲は、[Tank Gun]または、[Tank Cannon]、前者が一般的みたい。
対空砲は、[AAG:Anti Aircraft Gun]。
対戦車砲は、[ATG:Anti Tank Gun]。
いちのへ
- >12.問題は他の13粍級の機銃ですね。
そういえば、その呼称区分変更の昭和11年前後に製作された、
対戦車銃的な、「97式自動砲−20mm」「試作13mm手動砲」の名称も、どのような顛末となったのか、気になりますね。
〜?誉