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デトニクスはスライド上面後端部がえぐれているのですが、これは何の意味があるんでしょう?(照準長が短くなって良いこと無さそうなんですが…) satoski |
- 小型化&ホルスターから抜く際の引っかかり対策だと思いますが、他のコルト・ガバメント系クローンと差別化するための外観上のアクセントとしての意味合いの方が強いか?(つってもデトニクス自体当時としては珍しい.45ACPコンパクト・オートであり、それだけで製品としての差別化になってるんですが・・・)
ブラック・タロン
- MGCのモデルガンを持ってるので、いじりながら考えてみました。
デトニクスは隠し持つことを念頭に作られたと思われますが、ハンマーを起こしたまま持ち歩くのは、メカニズム上暴発の危険がありますし、服の下に着けたホルスターから抜くときに引っかかりやすくなります。
しかし、デトニクスのような銃を使わなければならない場面というのは、相当に急を要する場面なので、相手に銃口を向けたときにはハンマーが起きていなければいけません。つまりは、抜く動作をしながらハンマーを起こせればいいわけです。
デトニクスのスライド後部上面のえぐれは、ハンマー前面頂部がちょっとはみ出すくらいの高さになっています。このおかげで、グリップしながら親指でちょっと探ってやれば、銃を見ることなく容易にハンマーに指がかけられます。ちょっと練習すれば、抜き撃ちに近いこともできそうです。
Schump
- >2.Schumpさん さすがですね。
下記のHPで、設計者自らが、スライド後端のカット理由について語っています。(本人は”stepped” という言葉を使用)
http://www.biggerhammer.net/detonics/detonics_history_patyates.html
ついでに!
http://www.biggerhammer.net/detonics/
中程、(f)項
The aft end of the slide was stepped as close as seemed practical to the firing pin hole with an angled flat running uphill and forward an inch or so ending with a radiused step just short of the repositioned rear sight. In combination with the new hammer shape this made for a very compact and easily cocked (and de-cocked) design.
要約
「小型のハンマーに合わせて、撃針孔に迫る程スライド後部をカットし、リアサイトを1インチ前進させ、
コンパクト化&ハンマーのコッキングを容易にした。」
又、その前後の文書からは、「グリップセフティのタング部(角部)を短くした為、従来の長いままのハンマーだと、
コッキング時に手(親指根元)に噛み付くので、小型のハンマーにした。」 という事も、読み取れます。
こんな感じで宜しいでしようか? Warbirds米国特派員の ささき さん 英訳のフォローをお願いします。
軌跡の発動機?誉
- as close as seemed practical to the firing pin hole って表現が独特ですね。スライド後部を削ったので強度に不安があるかも知れないけど、ファイアリングピン貫通穴との間には充分な幅があるから実用には問題ない(ような気がする)よ、って言いたいのでしょうか。
ささき
- みなさんレスをありがとうございます。
なるほど、すばやいコッキングをなす為の工夫かあ…。
個人的にはコックアンドロックでいいじゃん、なんて思ったりするんですが、その辺は運用思想の違いというやつになるのかもしれませんですね…。
satoski