1578 |
http://www.janes.com/defence/naval_forces/news/jdu/jdu020219_1_n.shtml 改良されたM14ライフルがアフガニスタンの海兵隊で受領され、M16A2よりも正確に多数の目標に致命傷を与える事ができる・・・とありますが具体的にどういう改良がされ、なぜM14ライフルが選ばれたのか、またこの改良されたM14ライフルの用途は何かについて詳しい解説をお願いできないでしょうか。 P.Sハドソンの軍用モデル買い逃してしまいました。。。 SR400 |
- こんな記事が出てきました。下の方に DMR の記事があります。
http://www.kojii.net/jdw/jdw020220.html
別のソースによれば、DMR はマクミラン社の M2A ストック(チークパッド付)、ブルックフィールズ社のスコープマウント、レオポルド社の Vari-X3 3.5-10 LR M3 スコープ(レーザーフィルター付)を付けているらしい、との推測にも行き当たりました。
海兵隊はレミントン M700 をベースとしたボルトアクションスナイパーライフル「M40A1」を採用しており、これの後継機種にはストック等を新型に換えた新型 M40A3 が選定されています。しかし M40A3 は「頑丈で競技用ライフルなみに高精度だが、物凄く重い」という評判です(カタログデータによれば 7.5Kg、6.9Kg の MINIMI より重い!)。
http://www.snipercentral.com/m40a1.htm
http://www.snipercentral.com/m40a3.htm
M14 は半自動ライフルとしては命中精度が高く、1970 年代にはこれをベースとした狙撃銃 M21 が陸軍で使われていました。しかし命中精度の点ではボルトアクションに敵わず 1988 年にレミントン 700 ベースの M24 に置き換えられています。
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/m14.htm
http://www.snipercentral.com/m21.htm
http://www.snipercentral.com/m24.htm
しかし、速射の効く半自動スナイパーライフルにはそれなりの存在価値もあったようで、陸軍と海軍 SEALS の共同開発で M21 の後継機 M25 が開発されました。これは湾岸戦争でも活躍したようです。
http://www.snipercentral.com/m25.htm
おそらく、海兵隊の DMR も同じ目的(軽量高火力の半自動狙撃銃)を求める声に応えるべく開発されたものと思います。これがアフガン戦に投入された背景には、アフガン・ゲリラが所有するドラグノフ SVD 半自動狙撃銃への対抗措置という意味がありそうに思います。
ささき
- >ささき様
M14に辿り着くまでにいろいろな試行錯誤があったのですね、
大変よく分かりました、ありがとうございます。
SR400
- ささき 氏のすばらしい解説から、ちよっと、データ―をピックアップしてみました。
有効射程 グルーピング精度
DMR,M25,M21(M14タイプ・セミオート)750〜900yd 3in at100yd
M40,M24(M700タイプ・ボルトアクション)850〜1000yd
まぐれで1/2in at100m
(通常は、1in 位でしようね)
*両者 M118 軍用Match弾使用。
今回の運用(DMRの開発目的)は、遠射性&命中精度をやや犠牲にしても、速射性を重要視したと言えますね。
専任の狙撃手によるワンショット・敵要人狙撃より、分隊射手による、敵火点や多目標への急射による制圧。
を目的としたという事です。
http://www.marinescoutsniper.com/dmr.html
*M14の発展型が、その都度ライフリングピッチが違う事に、開発者の苦しみを感じとれます。
軌跡の発動機?誉