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映画「グリード」(客船の中でタコ?の怪物と主人公らが戦う映画です)の中で主人公らと行動を共にする海賊達が装備している自動小銃(ガトリングタイプの銃で彼らが言うには中国製だそうです)のは実在するのでしょうか? 0918 |
- 映画を見てないので何とも言えませんが、わしの知る限り、兵士一人が手持ちで携行するサイズの小火器で銃身回転式の機構を持つものというのは聞いたことがありません。
強いて挙げるなら、19世紀中期に作られたペッパーボックスくらいでしょうか。複数の銃身を束ねて手で回転させながら撃つパーカッション式連発拳銃で、現在のようなリボルバーの機構がまだ生まれていなかった時代の過渡的な存在です。
まぁ、世の中には他と違ったものを発明したがる人もいるので、もしかするとそういう小火器がどこかにあるかもしれませんが・・・
ハリウッド映画『プレデター』『ターミネーター2』では、M134ミニガン(M61バルカン砲を口径7.62mmX51に小型化した多銃身機関銃。本来は航空機搭載用)の手持ち仕様が出てきますが、あれは映画用のプロップだからこそできる芸当です。
ブラック・タロン
- おっと、他の方からツッコミ入れられる前に気付いたので少し訂正(^^ゞ
上で聞いたことがないと書いたのは、あくまで『複数の銃身を備え回転させる形式』のものです。単銃身でマガジン兼薬室部分が回転する形式も含めるなら、いくつかあることはあります。ただ、これもリボルバーと一部のショットガンおよび連射式グレネード・ランチャーに見られるだけで、ライフル等では一部の狙撃銃と古いリボルビング・ライフルくらいしか聞いたことがありません。
ブラック・タロン
- 便乗質問なんですが、映画「プレデター」ではこのガンを「無痛ガン」と字幕で訳されていたと記憶しています、何か云われなど有るのでしょうか?
2HB
- 痛みを感じる間もなく死にます。
バツ
- 私この映画を見ましたんで補足です。
「グリード」に出たやつは確か4銃身で、発射速度もミニガンほど早くなかったです。弾倉式で大きさもコンパクトにまとめられていて、「これなら実際にできそうだなー」と感心しました。しかし私の知る限り類似の物は実在せず、おそらく映画用に作られたプロップガンだと思います。現実に作るとなるといろいろ無理な所があるでしょうが、なかなかよくできてましたよ。
epitaph
- 皆さんありがとうございます<(__)>この銃はこの作品以外でも「裸の銃を持つ逃亡者」(名前から分かるとおりレスリー・ニールセン主演のパロディ映画シリーズです)でもテロリストが装備していたため「一作ならともかく二作も出るならもしかして実在するのでは?」と思ったのですが、銃にあまり詳しいわけではないので質問して見たのですがどうやら架空の銃だったんですね。
0918
- 蛇足。プロップガン(に限らず撮影セット)の使いまわしは結構あるみたいですよ。
epitaph
- >1.兵士一人が手持ちで携行するサイズの小火器で銃身回転式
私も映画を見てないので何とも言えませんが、映画『プレデター』の物は、全くの空想ではありません。
試作的なチャレンジ品は存在しました。 米軍 M134 MINIGUNの5.56サイズダウン品です。
基本的には車載用で開発するも、その発展形として、man-portable も試作した様です。
http://www.gurpsmaster.de/saw.htm
米軍 XM214 5.56mm MINI−MINIGUN (愛称 6PAK)
口径: 5.56mmx45(.223)
初速: 3250fps(975m/s)
システム重量: 銃+モーター+バッテリー+弾500発= 45 lbs(約20kg)
発射速度: 3発バースト又は、10000rpm (他資料では、400〜10000)
反動力:10000rpm時 110kg, 理論上1000rpm時なら、11kgとなる。
テストの結果、その重量、サイズから来る取り回し悪さと、反動力の大きさで、携帯式はあきらめたとの事です。
軌跡の発動機?誉
- >6&7
ハリウッドのアクション映画で使用される銃火器のプロップは、専門のレンタル会社から供給されているので、同じプロップがいくつかの映画に登場することはよくある話と言えます。
有名なのは1930年代創業のステンブリッジ・ガン・レンタル社で、『プレデター』等で使用されたM134ミニガンのプロップもここから貸し出されました。同社が保有するミニガンやマシンガンのプロップは、チョークホール(プロップに施される実弾使用防止用パーツ)を外して実弾射撃もできるようになっているそうです(俳優の射撃トレーニングを請け負うこともあるらしい)。
ブラック・タロン
- いつもお世話になってばかりのマファエロです。
遅まきですが、たまにの回答です。
>5補足
「グリード」に出てきたプロップガンはキャリコ(22口径の方だと思う)ベースらしいです。何度も銃のアップがあるので観るとよくわかります。
キャリコベースでフレームのところどころにM16系が使われている模様。さらにオリジナルの4連装回転式の銃身をつけてます。
マガジンチェンジのシーンもあって、もろにキャリコのマガジンチェンジでした。
あとダットサイトにフラッシュライトが付いているのですが、マウントもマンマキャリコです。
でもアップやバストショットくらいを見ると、銃身が景気よく回転して発砲していて、その仕組みが謎。
映画設定では中国製の新型だとかになってました。
マファエロ
- うろおぼえですがあれって装弾数が千発とか言ってませんでした?携行火器で千発は無理だろって思った記憶があります。 記憶違いだったらすみません。
サキヤ
- 翻訳者の小ボケでしょう。
軍事に詳しくない翻訳者の場合、抱腹絶倒のケッタイな訳をしてしまうことはよくあります。
前出のターミネーター2のガトリングガンの登場シーン、目撃したヘリパイが、
元はちゃんと「ミニガン!!」と叫んでますが翻訳では「大砲だ!」になっちゃってます。
かといって、必ずしも正確な訳ならいいのかというとそうでもない。
Uボートの艦隊襲撃シーン、ディレクターズ版の吹き替え
「あっちにUボートがいる・・・月が出ている」なんてのに較べれば、初期公開版の吹き替え
「反対側に味方のUボートでもいるのかな・・・明るすぎるな」
っていうほうが、よーーーーーぽど雰囲気でています。
(てゆうか、この吹き替えを書いた人、意訳が実に当を得ている。相当詳しいとみた・・・いい仕事です)
うりゃ