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諸々の本で、陸上自衛隊においてパンツァーファウスト3はカールグスタフの後継と書いてあるのですが、一緒においてある写真をよく見ます。本当に後継として導入されたのでしょうか、それとも併用するものなのでしょうか 居眠り将軍 |
- 陸自におけるパンツァーファースト3は『110mm携帯対戦車弾』と呼ばれており、発射ユニットも含めて弾薬扱いとなっています。
導入が決定した当初はカールグスタフの後継と見られていたようですが(わしもそう考えていたクチ(^^ゞ)、パンツァーファースト3は発射弾種にカールグスタフほどの汎用性(照明弾や発煙弾等を撃てる)がないはずなので、重いという難点があるカールグスタフを補完する武器として併用で運用されていると思われます。パンツァーファースト3は密閉空間での発射も可能な構造になっているので、この点もカールグスタフに比べると有利と言えます。
そう言えば、カールグスタフ、パンツァーファースト3とも善通寺等で何度か手にする機会がありましたが、両者の使い分け方については訊いたことがなかった気がします(^^ゞ また機会があったら確認してみようと思います。
なお、陸自はカールグスタフの後継兵器として『01式軽対戦車誘導弾』を今年度から配備します。個人が携行する肩撃ち式の軽量対戦車ミサイルで、いわゆる『撃ちっ放し』能力を持っています。
ブラック・タロン
- パンツァーファウスト3は、89mmRL(いわゆるバズーカ)の後継であるとともに、小銃手の個人携行対戦車火器という位置付けにあります。(つまり、個人用の新装備)小銃持ってPzf3担ぐ普通科さんは、かわいそう。
カールグスタフも89mmRLの後継ですが、分隊用支援火器になります。
カールグスタフの後継はブラック・タロン氏の書きこみ通り、通称軽マットです。
はいどーも
- 明確なご回答、ありがとう存じます。
つまり、カールグスタフ=分隊に1門(以上?)配備され専門の砲手と弾薬手がつく
Pfz.3=普通のライフルマンに必要に応じて渡される
01式LAT=カールグスタフの後継
ということですね。
Pfz.3は駐屯地の開放日なんかによく展示されていますが、10キロを軽くこえる感じの重さですよね。
個人装備の上にあれまで担がされる小銃手の肩は本当に大変でしょうね。
居眠り将軍
- 上、「小銃手の肩は大変」じゃなくて「小銃手の方は大変」の間違いでした……。
居眠り将軍