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1498  え〜初歩的な質問ですいません。実は自分アメリカに住んでるのですが、この前近所の銃砲店でWW2の銃のSALE(38式はさすがに有りませんでした。)をやってたのですが、そのときM1ガーランドとかカービンとか一杯有ったんですけど、ふと思ったのですがこいつらの弾丸てまだ作ってるんですか?それともあまりものなんですか?店員は「弾はあるし動くから心配するな」って言ってました。
アメちゃん

  1. M1 ガランド(30-06)も M1 カービン(.30 Carbine)も軍用弾としての役割は終えましたが、民間用としては今も需要があって生産されています。猟銃にもこれらの弾を使うものが結構多いんですよ。
    ささき

  2. 銃と弾薬購入の許可証を持ってれば日本でも購入できますよ。
    SAW

  3. そう言えば10年くらいまでのGUN誌には、米国内では第二次大戦中製造の弾丸が安く販売されており立派に発火すると書いてありましたが、今でも売ってるのでしょうか。
    SAW

  4.  あ〜やっぱり作ってるんですか。ガーランドもカービンも$30〜$199で値段に幅がありました。安いやつは「弾もセットにするから買ってけ」って感じで売ってました。弾は別のブースだったので見ませんでしたけど中の火薬使えるんですかね〜。朝鮮戦争のときにバズーカの火薬がしけって使えなかったとか・・・。
     銃の方は見た限りだと、ピンきりでしたね、珍しいチェコ製何て銃もありました、形式は詳しくないのでわかりませんでした。店の兄ちゃんいわくWW2系のグループ多いみたいです。
    アメちゃん

  5.  余談がてらに、第2次大戦頃の小火器の弾薬がなぜ表舞台から消えたのか、少し触れてみます(^^ゞ
     第2次大戦まで、世界各国の軍隊はそれぞれ独自の弾薬体系に基づく小火器を使用していました。以下に簡単に挙げると、

    ・アメリカ .30カービン、.30-06   ・イギリス .303ブリティッシュ
    ・旧ソ連  7.62mmX54R        ・ドイツ  7.92mmX33、7.92mmX57
    ・イタリア 6.5mm/7.35mmカルカノ  ・日本  6.5mmX50SR、7.7mmX58

     しかし、戦後、東西にNATOや旧ワルシャワ条約機構といった集団的安全保障体制ができあがると、異なる国々の間での共同作業も増え、これまでのように各国バラバラの弾薬体系では兵站等に混乱を来すと考えられるようになりました。そして、それぞれのリーダー国(アメリカと旧ソ連)の主導の元で条約加盟国間の弾薬体系が規格化され、西側は5.56mmX45と7.62mmX51、東側は5.45mmX39・7.62mmX39・7.62mmX54Rに大方収斂されました。これにより、各国軍が持っていた独自の弾薬体系はほとんど姿を消すことになりました。
     とはいえ、すでにレスが付いている通り、これらの弾薬は民間用(狩猟、標的射撃等)としても広く使われており、根強い人気があります。また、第2次大戦中の各国の小火器をコレクションあるいは研究する民間のグループや個人も多く、それらの人々が試射等を行うためには当然その銃用の弾が必要になります。と言うわけで、現在では使われなくなった古い軍用弾薬も、よほどマイナーな代物でない限りは今でもどこかのメーカーで作られています。
     スウェーデンにあるFFV系列の弾薬メーカーであるノルマ社は、こうした古い弾薬や、俗にワイルドキャットと呼ばれるマイナー弾薬を製造するメーカーとして知られています。
     また、米カリフォルニア州にあるスターラインというメーカーは、拳銃用弾薬専門ですが、ワイルドキャットの部類に入るものも含めた各種弾薬の薬莢を製造しています。中小メーカーや個人が薬莢だけ購入して自前で弾頭・発射薬・雷管をロードして売ったり使ったりするわけです。IPSC選手とかが愛用しているようですね。同社HP(http://www.starlinebrass.com/)のプライスリストのページを見ると、何だこれわ?と首を傾げそうな名前の弾(の薬莢)がズラリとラインナップされています(;^_^A 日本のモデルガン屋とかで撃ってる実弾ダミー・カートにも、スターライン製の薬莢を使っているものが結構見られます。

    >3&4
     第2次大戦頃に製造された古いミリタリー・ボール(軍用普通弾)は、弾そのものの品質やそれまでの保管時間・状態等によって使い物になったりならなかったりするようです。
     以前Gun誌で旧日本軍の14年式拳銃だかをレポートしたとき、旧日本軍のミリタリー・ボール(8mm南部弾)を入手して試射しようとしたが経年劣化のせいか発火しなかったそうです。一方、米軍やドイツ軍の弾は問題なく使えたとか。
     ただ、古いミリタリー・ボールを射撃する場合、注意しておく点があります。当時の弾薬はコロシブ・プライマー(発錆性雷管)を使用しており、射撃後すぐにクリーニングしないと銃身内部を錆びさせてしまうことになります。
    ブラック・タロン


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