あいにくネット上での画像等の有無はわかりませんが、銃器雑誌の月刊『Gun』（国際出版刊）のバックナンバーで、1990年10月号記事『日本の警察の装備（銃器）』および1996年11月号記事『これがSATのすべてだ』にゴールデンベアの簡単なイラストが載っています。ただ、両方ともすでに品切れとなっているので、古本屋等で探すしかないですね。

　とりあえず、上記の記事に載っているゴールデンベアの主要スペックを紹介すると・・・

・口径：.30-06または7.62mmX51
・全長：1140mm（1075mm）
・銃身長：616mm（565mm）
・重量：3.3kg（3.2kg）
・装弾数：５発
・ライフリング：４条右回り、ツイスト1-10インチ
・作動形式：ボルト・アクション
・製造：豊和工業株式会社
＊（）内は7.62mmX51モデルの数値

　ストック（銃床）の材質は情報不足ですが、頬当て部分をかさ上げしたモンテカルロ・ストックと呼ばれる型を採用しているようです。付属する照準用スコープの詳細は不明です（４倍率との未確認情報有）。
　全体的にはオーソドックスな曲銃床のボルト・アクション銃です。日本の刑事ドラマ等でたまに出てくる狙撃犯のライフルを思い出してみてください。

　なお、昭和45年に起きた『瀬戸内シージャック事件』では、大阪府警の狙撃班が犯人を射殺しましたが、この時使用されたのは同じ豊和工業製のホーワ300スポーター（詳細不明）だったそうです（報道陣に公表されたのはゴールデンベア）。
　これらの他に日本の警察が装備しているとされる狙撃銃として、情報の裏は取れていませんが、米SWAT等で広く使われているレミントンM700系や、H&K PSG-1等の名が挙がっています。
ブラック・タロン

”GoldenBear”の画像は、小さいですが、こんなの見つけました。　米国でも、超レアの様です。
”dickson”社の手が入ったカスタム仕様みたいです。　決して注文しないように。
　　http://www.gunsamerica.com/guns/976202632.htm

その他、”Howa”のライフル各種は、このあたりを、あたってみて下さい。
　　http://www.legacysports.com/product/index.htm

＊ところで、＞１．にて　・ライフリング：４条右回り、ツイスト1-10インチの件。
　これは、.30-06仕様であり、7.62mmX51の仕様は、ツイスト1-12インチ だと思いますが。
　それとも.30-06仕様と共用なんでしょうか？

軌跡の発動機？誉

＞２
　手元の資料にはライフリング・ツイストのデータは一つ（1-10インチ）しか載っていませんでした。ので、.30-06と.308の共通ツイストなのかどうかは不明です。
ブラック・タロン

どうもありがとうございました。
B303