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ミサイルの弾頭についてお聞きしたいのですが、 対空ミサイルの「爆風破片効果」「化学エネルギー破片効果」「焦点化破片効果」「指向性破片効果」とは一体どう違うものなのでしょうか? それと、比較的旧式のAAMに採用されている「連続ロッド」とはどのようなものなのでしょうか? よろしくお願いします。 Sparrow |
- 爆風破片効果は読んで字のごとくだと思いますが、指向性破片効果については
AIM-120の弾頭起爆試験の様子が以下のページにありますので、ご覧下さい。
http://www.atk.com/newsroom/photogallery/download/967560AMRAAM.htm
爆発方向に指向性を与えることにより、弾頭破片の威力を向上させたものです。
連続ロッドは確か映画”エネミーライン”にも爆発シーンがあったと思いますが、
爆発により棒状の弾子を飛ばすものだったと思います。
浅学のため他のものは分かりません。どなたか解説をお願いします。
AP1
- そんないっぱい種類があったかしらん?
・「爆風破片効果」 →所謂フツーのHE弾道
・「化学エネルギー破片効果」→たまーに見かける、高速目標対処用SFF弾頭
・「焦点化破片効果」 →聞いたこと無い(元のタームはなに?)
・「指向性破片効果」 →HE+というべきもので爆発点制御による威力(破片
密度ではない)偏向
大雑把に言えばこんなかんじっす。ウス。
・「連続ロッド」
一部には南京玉簾(”すだれ”と略すことが多い)と日本では言われた断種。例えば
わっちの好きな(デザイン的に)ナイキなんかもそう。
どんなもんか?っていうと、円筒の両側から刻みを入れた構造です。
爆発すると、その円筒が変形して(ポリゴナルな)円状に広がる(この状況で当た
ると機体なんか真っ二つ)、その後ロッドが分裂して飛んでいくっていうしろもの
であります。うす。
こんな弾頭形式を知ってるなんて、もうとっくにロートルの領域ザンス(泣)>自分
sorya
- どうもありがとうございます。
焦点化破片効果は1996年、新紀元社発行の「ミサイル辞典」からです。
Crotaleの項目で「Shahine R460」の弾頭が「15kg HE 焦点化破片効果」となってます。
それにしても、連続ロッドはなぜ使われなくなってしまったのでしょうか?
有効距離が狭いとかですか?
Sparrow
- うーん。focalized-splinterって。。。。いま1つ良く判らんなぁ。
やっぱりAIAAjournalあたりの正式な名前が欲しいっす。
splinterって言ってるわけだから、多分に指向性HEだと思うんだけど。
で、連続ロッド。確かに1破片あたりの威力は高いのだけど、それはあくまでも「当たったら」の話。
そういうことで、有効威力範囲が狭いから使われなくなったのでした。
因みに静爆試験では栄光が文字通りの真っ二つにされてました。X-(
sorya
- >4
そうですか…。
すいません、ありがとうございました。
連続ロッド
いくら威力が高くても当たらなければ意味がないというわけですか。
Sparrow
- >ナイキの連続ロッド
ゴミ失礼。
漫画「ヨコハマ買い出し紀行」(芦奈野ひとし)の2巻で、ナイキを「花火」として打ち上げるシーンがありました。(第13話)
爆炎が数枚の花弁のように横に開いて、破片が雄蕊のように前方に飛び散っていく表現がありましたが、そんな感じと理解してよろしいのでしょうかね。
Revi